Miles Davis In Europe/Miles Davis
ハービー・ハンコックとトニー・ウィリアムスの参加のマイルス・バンドの2日目。聴いていて、やはり自分のジャズに関する基準はマイルス・デイヴィスだったんじゃないかと思ってます。CD初期に発売されたものが多かったので、当時はゴッチャに何回も聴いてましたが、その後音源には疎遠になり、その間には本も何冊か読んでサウンドの変化なども分かるようになり、改めて聴いてみると、そういうことでした。時系列に判断ができてるようになったってことですね。そんなわけで、ホームページの手直しから封印していた、これらのアルバムを再び聴くようになったということです。特にこの時期は聴いていて楽しいですし。
Miles Davis In Europe/Miles Davis(Tp)(Sony) - Recorded July 27, 1963. George Coleman(Ts), Herbie Hancock(P), Ron Carter(B), Tony Williams(Ds) - 1. Introduction 2. Autumn Leaves 3. Milestones 4. Joshua 5. All Of You 6. Walkin'
マイルス・デイヴィスの作曲は3曲目、ヴィクター・フェルドマンの作曲は4曲目、他はスタンダードなど。有名な曲が多いので、それぞれの曲に関しては説明不要と思いますが、まだ新しいバンドを結成して2か月ほど。その後に見られるようなフリー的になる直前まで発展する強烈なアドリブはありませんが、それでも新主流派のメンバーを入れたことで、サウンド的にかなり新しくなっています。サックスはまだメンバー交替が残っていますけど、基本的にはほぼこのメンバーで長い間続くので、よほどマイルスの当時の現在進行形の設計図に合っていたんだろうと思います。ハービー・ハンコックのピアノは目立つし、トニー・ウィリアムスもまだ17歳だったということで、運命的なものを感じます。作品としても経過点としてもいい。
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