Blue Spirits/Freddie Hubbard
ハービー・ハンコックの競演・参加作の9日目。実はハンコックはCD時代になって未発表演奏のみに参加、というのはここにあげておいていいのだろうか、という疑念もあります。ブルーノートは何度も再発してますし、未発表演奏や別テイクを加えたもの、オリジナルフォーマットで出したものなど、何種類もありますからね。まあ、たまたま自分の手持ちのCDが本編も曲順が変わって、こういう形態で発売されたもの、と考えていただければ。ジャズロック的な8ビートも入ってきてますし、ラストの7曲目はフリーの演奏に近いしと、当時のジャズシーンを表しているアルバムだと思います。ホーンが多くて、そのアレンジも楽しめます。
Blue Spirits/Freddie Hubbard(Tp)(Blue Note) - Recorded March 5, 1966.(and February 19 and 26, 1965.) James Spaulding(As, Fl on 1-5), Joe Henderson(Ts on 1-2, 6-7), Hank Mobley(Ts on 3-5), McCoy Tyner(P on 3-5), Herbie Hancock(P, Celeste on 6-7), Elvin Jones(Ds on 6-7), Kiane Zawadi(Euphonium on 1-5), Harold Mabern Jr.(P on 1-2), Larry Ridley(B on 1-2), Clifford Jarvis(Ds on 1-2), Big Black(Per on 1-2), Bob Cranshaw(B on 3-5), Pete La Roca(Ds on 3-5), Hosea Taylor(Bassoon opn 7), Reggie Worklam(B on 6-7) - 1. Soul Surge 2. Cunga Black 3. Outer Forces 4. Blue Spirits 5. Jodo 6. The Melting Pot
全曲フレディ・ハバード作曲。ハービー・ハンコックは未発表演奏のボーナストラックのみの6-7曲目に参加。8ビートで割と当時の感覚のクインテットの6曲目と、バスーンも参加の冒険的でアグレッシヴな面の多い、ある意味フリーな7曲目。1-5曲目は4管編成のブラス・サウンドのハーモニーが美しくてカラフルなアルバム。両者のバランスはとれている感じで、本編も録音順に並べ替えてあるようです。10分台の8分の7拍子基調のジャズロックが当時を物語る1曲目、やはり8ビートでメロディアスなサウンドがなかなかいい2曲目、カラフルなテーマと割とオーソドックスな4ビートの3曲目、12分台の重厚なテーマで、少しホンワカした8分の6拍子のアドリブ部のタイトル曲の4曲目、シャープなサウンドがカッコいい5曲目。
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