The Herbie Hancock Trio
トニー・ウィリアムスの18日目。競演・参加作になるとやはりハービー・ハンコックとの絡みが多く(VSOP含む)、なんだかんだで10枚前後あるようです。今日のアルバムはそのハンコックの珍しいピアノ・トリオ作品。このアルバムを聴いた限りでは、ジャズメン・オリジナルはものすごくいいのだけど、ハンコックのオリジナルになると、ちょっとバランスというか、面白みに欠ける部分もあるような気が。特に最近はピアノ・トリオというフォーマットはけっこういい作品が多いだけに余計にそう感じるのかもしれないですけど。ただ、メンバーとしては超強力なので、それだけでも聴く価値はあるとは思いますが。
The Herbie Hancock(P) Trio(Sony) - Recorded July 13, 1977. Tony Williams(Ds), Ron Carter(B) - 1. Watch It 2. Speak Like A Child 3. Watcha Waitin For 4. Look 5. Milestones
邦題は「ハービー・ハンコック・トリオ’77」。スタジオ録音。超強力トリオのアルバム。「サード・プレーン」と同日の録音ですが、こちらは4曲がハンコックの曲で、5曲目はジャズメン・オリジナル。スリルあるインタープレイはこのメンバーならではのもの。この時期に彼のアコースティック・ピアノの演奏は少ないので貴重です。ピアノ・トリオでありながら、リズムは当時のファンク的な要素を取り入れていて、それでいてピアノ・トリオらしい雰囲気の1曲目、有名な曲を少し元気な感じで演奏している、若干の荒っぽさもあるような2曲目、アドリブの部分に入ると4ビートになる、丁々発止の雰囲気がなかなかの3曲目、やや智が勝る感じのバラードの4曲目、やはりこのトリオではこういうスピードのあるジャズメン・オリジナルがいい5曲目。
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