Herbie Hancock Quartet
トニー・ウィリアムスの30日目。やっと’80年代になりますが、ここでウイントン・マルサリスの登場。一説によると、一気に時代をジャズの流れに引き戻した張本人と言われてます。そして、ハービー、ロン、トニーのトリオもV.S.O.P.でかなり露出していたせいかここでも登場。この時代では無敵のトリオですね。実は私が持っているこのCDは、当初発売されたものでなく、リマスターされた紙ジャケCDです。東京録音ということもあって、なおのこと音がいい。しかもLP時代は2枚組だったのがCDでは1枚で聴ける。値段的にも当初のCDでは4,500円だった記憶があるけど、このアルバムは2千円未満の販売価格。今も安く入手できるなら、入手しておくことをお勧めします。
Herbie Hancock(P) Quartet(Sony) - Recorded July 28, 1981. Wynton Marsalis(Tp), Ron Carter(B), Tony Williams(Ds) - 1. Well You Needn't 2. 'Round Midnight 3. Clear Ways 4. A Quick Sketch 5. Eye Of The Hurricane 6. Parade 7. The Sorcerer 8. Pee Wee 9. I Fall In Love Too Easily
LP時代は2枚組で、69分収録。ハービー・ハンコック作が5、7曲目、ロン・カーター作が4、6曲目、トニー・ウィリアムス作が3、8曲目で、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。クァルテットで、しかも当時の新人ウイントン・マルサリスをフロントにしての演奏。ウィントンだからこそできるトランペットの素晴らしいコントロールが、V.S.O.P.の演奏とも違って、聴いた当時は新鮮なサウンドとして響きました。東京でのスタジオ録音ということも原因ですが、もう少しラフな演奏でもよかったかもと思います。ロンとトニーと組んでの演奏なので、迫力ある演奏はより迫力があり、バラードはより歌心があり、という素晴らしい内容になっています。スタンダードなどもいいけれど、やはりオリジナルの方がインパクトが強いのは彼らのせいか。
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