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2020/04/04

Empyrean Isles/Herbie Hancock

Herbieempy トニー・ウィリアムスの15日目。ハービー・ハンコックのアルバムが2回続きます。サイド参加作と言っても、全部持っているわけではないため、飛び飛びの紹介になってしまいますけど、それでも時代の流れとの関係で演奏がどうなっていったかが、ある程度分かるんじゃないかと思います。この時期はやはりモードもありフリーもありっていう感じの時代でしたし。ここでのラストの曲はフリー寄りと言っても、ある程度曲としてのまとまりがあり、そこにフリーの要素を混ぜ込むという感じの曲でした。そういう点ではマイルス・バンドでの演奏とあまり違いはないのかなあ、という気もしていますけど。まあ、メンバーの重複が多いのが大きいですね。

 

Empyrean Isles/Herbie Hancock(P)(Blue Note) - Recorded June 17, 1964. Freddie Hubbard(Tp), Ron Carter(B), Anthony Williams(Ds) - 1. One Finger Snap 2. One Finger Snap(Alternate Take) 3. Oliloqui Valley 4. Oliloqui Valley(Alternate Take) 5. Cantaloupe Island 6. The Egg

全曲ハービー・ハンコックの作曲。私の持っているものは2、4曲目に別テイクが入っているもの。まず、メンバーがすごい。当時のマイルス・バンドのホーンが違うだけ。1曲目は今では有名な曲ですが聴いてみると、意外にテーマがメカニカルで難しい感じ。アドリブの部分は速い4ビートでモーダルな感じで進んでいきます。1曲目よりは少しゆっくりのテンポになる3曲目は、やや明るいところもあるけど、やはりモーダルな感じの演奏が続きます。5曲目はかなり有名ですが、おそらく初出のこの曲を聴いて、意外にスローでシンプルなことに気がつきました。もっと後で演奏されたものでイメージしてました。曲自体とテーマのメロディはすでに完成されている印象。6曲目は14分の大作で、マイルス・バンドよりはフリー寄りの演奏。

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