Herbie Hancock Trio With Ron Carter + Tony Williams
トニー・ウィリアムスの20日目。また今日もピアノ・トリオ作を、時系列を入れ替えて先に。というとカッコいいんだけど、実は聴く順番を間違えただけのことでした(笑)。このアルバム、スピーカーがスーパースワンではロン・カーターのベースの音が安っぽくなって気になってしまい、途中からG2000aに入れ替えて聴いています。その方が重低音まで出てベース音が自然になり、サウンド的には満足。当時のSonyの録音技術の良さを感じますが、それだけに聴くスピーカーを選んでしまう、というのはあると思います。私の苦手な彼のベースのスライドも少ないですしね。普段はあまりそういう音質にこだわっては聴いてはいないんですけれども。
Herbie Hancock(P) Trio With Ron Carter(B) + Tony Williams(Ds)(Sony) - RecordedJuly 27, 1981. - 1. Stablemates 2. Dolphin Dance 3. A Slight Smile 4. That Old Black Magic 5. La Maison Goree
邦題「ハービー・ハンコック・トリオ’81」。数少ないトリオの演奏。それぞれのオリジナルが1曲ずつ(ハンコック作の2曲目、ロン・カーター作の3曲目、トニー・ウィリアムス作の5曲目)、とスタンダードなど(1、4曲目)の組み合わせ。東京でのスタジオ録音のせいか、音も良く、まとまりが良いように感じます。このメンバーならではの緊密なやり取りがいい。少し意表を突いた感じのテーマの、それでいて聴きやすいベニー・ゴルソン作の1曲目、この時期になるとけっこう洗練された雰囲気で、自由度も高い2曲目、ソロ・ピアノではじまり味わい深いバラードになっている3曲目、アップテンポの4ビートのスタンダードだけどけっこう活発で現代的なサウンドの4曲目、渋めの哀愁のある展開といろいろ挟まるアクセントがいい5曲目。
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コメント
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初めましてkudoさま。かなり前から拝見して、いつも勉強させてもらっています。最近ブログhttps://zawinul.hatenablog.com/を開設しまして、kudoさまのようには行かないかもしれませんが、できるだけ続けていきたいと思っていますので、リンクを貼らせて貰っても良いでしょうか。
このアルバムはLPで持ってまして、懐かしいです。私もロンカーターの変な癖ありウネウネフレーズが嫌いなんですが、何と言っても一曲目が気持ちいいです。ハンコックは私の憧れのピアニストで、タイム感覚がずば抜けた方だと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
投稿: zawinul | 2020/04/11 23:32
>zawinul様
はじめまして。コメントどうもありがとうございます。
ブログ開設おめでとうございます。
当方からもリンク張らせていただきます。
ブログで一番大切だと思うことは、とにかく続けることだと思います。
それが簡単なようで、一番大変なんじゃないかと。
このアルバムは、録音がいいようで、再生に苦労しました。
普段はあまり音質を気にせずに聴いているんですけれども。
頑張ってください。
投稿: 工藤 | 2020/04/12 01:47