Third Plane/Ron Carter
トニー・ウィリアムスの19日目。この時期、自分が持っているアルバムだけでの判定だけど、このトリオ、あるいは3人が加わっている演奏はけっこうありますね。このあたりのトリオのアルバムは名盤と言われています。ただ、自分には何となくしっくりこない。今日聴いてみて分かったんだけど、ロン・カーターがやたらに音程をスライドさせて弾いているんですよね。これが自分と合わないのだと思います。なので、私がしっくりこないのは個人的な理由であって(まあ、この当時の彼のベースの音が気に入らないというのもありますけど)、やはりこのあたりのアルバムは他の本とか、ネットでの論表を中心に見ていただいた方がいいかもしれませんね。
Third Plane/Ron Carter(B)(JVC) - Recorded July 13, 1977. Herbie Hancock(P), Tony Williams(Ds) - 1. Third Plane 2. Quiet Times 3. Lawra 4. Stella By Starlight 5. United Blues 6. Dolphin Dance
「ハービー・ハンコック・トリオ’77」と同日の録音の強力なアルバム。ロン・カーター作が1-2、5曲目、トニー・ウィリアムス作が3曲目、ハービー・ハンコック作が6曲目、スタンダードが4曲目の構成。’70年代のジャズとしてはかなり素晴らしい出来だと思うのですが、Sony盤と比べて、ロンのベースのフレーズと音色はあまり好みでないのが少し残念。どこというのも微妙なんだけと音程をスライドさせる場面が多いのが個人的には気になります。それでも、彼の曲自体は結構好きで、タイトル曲の1曲目のテーマも淡々としている割にはけっこう印象に残っています。5曲目は3分未満のテーマの凝っているブルース。やはり好みはスタンダードの4曲目とハンコック作の 6曲目。ジャズが少なかった’70年代では目立つと思う。
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