コネコ/ガトー・リブレ
国内盤の新譜が届いたので先に。本当は4月18日発売だったのですが、Amazonに入荷するのが3日ほど遅れ、さらに出荷まで数日を要して、届いたのが26日のこと。その日は日曜日だったのですぐ聴けたのですが、やはりAmazonha今の時期日用品の出荷を最優先にしているようで、こういうこともやむを得ないかなと思います。さて、田村夏樹氏と藤井郷子氏のグループ、ガトー・リブレですが、前回もネコ、今回もネコと、ネコで攻めています。グループ名の意味ははじめて知ったのですが、スペイン語で「自由なネコ」です。ただ、表現の形式がピアノではなくアコーディオンを含む管のトリオ3人ということで、どことなくほのぼの、哀愁も漂ってますし、ハマる人はハマるんじゃないかなと思います。ゆったりと、時に激しいインプロが、という絶妙なバランスです。
コネコ/ガトー・リブレ(Libra Records)
Koneko/Gato Libre(Libra Records) - Recorded December 5, 2019. 田村夏樹(Tp)、金子泰子(Tb)、藤井郷子(Accordion) - 1. Kaineko 2. Noraneko 3. Yamaneko 4. Koneko 5. Ieneko 6. Bakeneko 7. Doraneko 8. Kanbanneko
全曲田村夏樹作曲。メンバーを代えながら、通算8作目のグループのアルバム。前作も「ネコ」というタイトルでしたが、前回は猫の名前、今回はネコの種類に関するタイトルがついています。ここにもいろいろな種類の猫がいますけど、トランペット、トロンボーンと、ピアノではなくてアコーディオンでの演奏の3人組なので、哀愁のある叙情的に猫のいろいろな情景描写をしている音か。ジャケットはかわいいネコのイラストですが、やはりこのメンバーだとインプロヴィゼーションでの激しい部分も出てきたりと、ドラマチックに猫の描写をやっている感じです。8曲が8曲ともに、いろいろなサウンドでネコを表現しているのと、メロディがはっきりしていて、ある意味フリーのところもあるので、マニアックでも親しみやすい51分間でした。(20年4月18日発売)
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