Hub-Tones/Freddie Hubberd
ハービー・ハンコックの競演・参加作の2日目。この時期ドナルド・バードのグループでけっこう吹き込みをやっているのですが、当時集めてなかったので、手持ちのものだけで聴いていくしかありません。ホームページを振り返ってみるとちょうどハービーのあたりが昔の短いコメントと今の少し長くなったコメントの境目なので、中途半端な長さのものが多いです。直すのが楽なものもあれば、書き換えになってしまうものもあります。いずれにしてもマイルス・バンド参加のあたりから個性的な面が強くなってくるので、もう少ししたらその変化も聴けると思います。とは言うものの、この時期の演奏もトータルとしてなかなかいいです。さすがブルーノート。
Hub-Tones/Freddie Hubberd(Tp)(Blue Note) - Recorded November 10, 1962. James Spaulding(As, Fl), Herbie Hancock(P), Reginald Workman(B), Clifford Jarvis(Ds) - 1. You're My Everything 2. Prophet Jennings 3. Hub-Tones 4. Lament For Booker 5. For Spee's Sake
フレディ・ハバードのブルーノート5枚目のリーダー作。1曲目のみスタンダードで他の曲はフレディー・ハバードのオリジナル。彼のエッジの効いた切れ味のあるトランペットは聴いていてすがすがしさを覚えます。いかにもブルーノートらしい作りで、聴いていて安心感があります。ハービー・ハンコックのピアノは、この時期まだ少し個性はあるものの、うまいんだけど当時の流れに乗ったタイプのピアノという感じです。ミュート・トランペットとフルートで渋くせまりながらミディアムの4ビートで進んでいく2曲目、ズンズンという感じのテーマから一転、ゴキゲンなアップテンポの4ビートのタイトル曲の3曲目、包み込むような優しいメロディで情感がこもっているバラードの4曲目、力強いテーマとアドリブの、ややアップテンポで快調な5曲目。
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