Alone/Bill Evans
ビル・エヴァンスのリーダー作の17日目。この辺りから、コメント修正済みが多くなっているので飛び飛びになるのと、競演作のエヴァンス棚もいくらかあるので、それをフォローしながらになっていきます。多重録音作はあったのですが、当初全くのソロで出したのがこのアルバムとのこと。その後未発表作でもっと前の時期のものも出しているので、このあたり整理しないとゴチャゴチャしてしまっているのですけれども。他のアルバムでもそうでしたけど、ソロでもエヴァンスはエヴァンスですね。それがはっきりわかるので、追いかけている人も多いのも納得がいきます。ここでも14分台の5曲目はなかなか素晴らしかったでした。
Alone/Bill Evans(P)(Verve) - Recorded September and October 1968. - 1. Here's That Rainy Day 2. A Time For Love 3. Midnight Mood 4. On A Clear Day (You Can See Forever) 5. Never Let Me Go 6. All the Things You Are/Midnight Mood 7. A Time For Love
当初はありそうであまりなかったビル・エヴァンスのソロピアノ・アルバム。LP時代では、このアルバムが初ソロ(多重録音を除く)で、5曲目までの収録だったそうです。ここでは未発表曲(6、7曲目を)含め、ジャジーで繊細なピアノが続きます。作りも発売を目的としたしっかりとした演奏になっていて、知的である程度エヴァンス風のジャジーになっていて、やはり聴きたかったのは彼のこういう演奏だなあ、ということを思います。多重録音のアルバムが少し実験的に聴こえるのに対して、こっちの方が流れに身をまかせて自然に聴いている感じ。それでいてエヴァンス色が満載なので、少々地味目ながら満足度の高い演奏になってます。ミディアム・テンポやバラードが多めで、活発な場面もありながらあまり攻めていないのがいい。
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