Angel Street/Tony Williams
トニー・ウィリアムスの7日目。新生ブルーノート作では3枚目になります。自己のバンドでは安定の2枚目ですけど、やはり彼のリーダー作のせいがドラムスが目立ってますね。いくらリーダー作でももう少しミキシングで抑えればと思うのですが、プロデューサーにも彼の名前もあるし、彼の性格から言えば、ある意味必然なのかなあとも。それでもいいのですけど、トニーの作曲した曲がけっこういいので、普通に聴いてみたかったなあ、という気持ちもあったりします。何枚も出た新生ブルーノートのリーダー作ですが、どれも密度は高めだし、今考えると彼の好きなように作って、結果として良かったのだなあ、とも思えますしね。
Angel Street/Tony Williams(Ds)(Blue Note) - Recorded April 4-6, 1988. Wallace Roney(Tp), Bill Pierce(Ss, Ts), Mulgrew Miller(P), Charnette Moffett(B) - 1. Angel Street 2. Touch Me 3. Red Mask 4. Kiss Me 5. Dreamland 6. Only With You 7. Pee Wee 8. Thrill Me 9. Obsession
同じメンバーでの2枚目。ジャズだけど曲は全曲彼のオリジナルで、全然オーソドックスではありません。「~・ミー」とタイトルがつく1分前後のドラム・ソロの曲が3曲あります(2、4、8曲目)。こういう勝負ができるのも彼ならではかも。他の曲もドラムが前面に出ていて、聴くのにちょっと体力がいります。ただ、1曲目のタイトル曲は当時らしさのあるやや穏やかな4ビートの曲で、独自の叩き方とドラムスの特徴的なサウンドがけっこう印象に残ります。他の曲もまあまあオーソドックスなジャズであるとも言えるし、久しぶりに聴いてみると、ミキシング以外は、意外に普通の現代ジャズ感が漂っています。5曲目のファンク的なビートの曲もなかなか。7曲目のバラードもセンスがけっこういい。そして、ハードなアップテンポの9曲目。
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