Emergency!/The Tony Williams Lifetime
トニー・ウィリアムスの1日目。本当は別なところから行こうと思っていたのですが、新生ブルーノートのリーダー作を早く聴いてみたいことと、サイド参加作でハービー・ハンコックのアルバムがいくつか聴けるかな、と思ってこっちにしました。でも新生ブルーノートに行く前にライフタイム時代の2枚が残っていて、これを先に聴かねばなりません。久しぶりに聴いたけど、まあ、ライナーにも書いてあるけど音は良くない。当時からすればこれは完全にロックでしょう。でもテクニックの持ち主の集まりなので、内容からすれば、驚きを持って聴かれたと思います。ただ、’69年でこのサウンドというのは、どうもつかみづらいというのも事実なんですけど。
Emergency!/The Tony Williams(Ds, Vo) Lifetime(Polydor) - Recorded May 26 and 28, 1969. John McLaughlin(G), Larry Young(Org) - 1. Emergency 2. Beyond Games 3. Where 4. Vashkar 5. Via The Spectrum Road 6. Spectrum 7. Sangria For Three 8. Something Special
トニー・ウィリアムスの新バンドで、彼の作曲ないし共作は1-2、5、7曲目でカーラ・ブレイの曲も4曲目にあります。71分収録。当時の感覚からすれば、これはロックだ、と言ってもおかしくないアルバム。ヴォーカルというかヴォイスの入っている曲もあります。と言っても個々のメンバーのインプロヴィゼーションは、当然ながらかなりのものです。時代の最先端を行っていた?ただし全体的にうるさいのと音が全然良くないので、ジャズ寄りの観点から聴くときはちょっと覚悟が必要かもしれない。オルガン・トリオで当時流行っていたグルーヴィーというよりも、ロックの路線に近いのはやはり新機軸なのか。トニーのドラムスは随所で爆発しまくっていて、スゴいことになっているのですが、やはり音質がもう少し何とかなっていれば。
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