My Point Of View/Herbie Hancock
トニー・ウィリアムスの12日目。今日からサイド参加作になります。そして手直しで残っているハービー・ハンコックとの共演のアルバムがちらほらあって、いわゆる重複手直しができる最後のチャンスでもあります。’60年代のマイルス・デイヴィスの黄金のクァルテット時代は、とりあえずは外してあるので、メインはV.S.O.P.の時代になってくるとは思いますけど。そんな中で今日は’63年のアルバムまでさかのぼります。久しぶりにブルーノートレーベルを聴きましたが、いいですねえ。1500番台と4000-4100番台をコンプリートで集めている人が多いのもうなずけますね。そして、分かりやすさとブルーノートっぽさの両立。自分がその収集に加わらなかったのを今になって後悔しています。
My Point Of View/Herbie Hancock(P)(Blue Note) - Recorded March 19, 1963. Donald Byrd(Tp), Grachan Moncur 3rd(Tb), Hank Mobley(Ts), Grant Green(G), Chuck Israels(B), Anthony Williams(Ds) - 1. Blind Man, Blind Man 2. A Tribute To Someone 3. King Cobra 4. The Pleasure Is Mine 5. And What If I Don't
全てハービー・ハンコックの作曲。収録時間は34分ほど。1曲目のようにジャズロック風の曲(当時としては進んでいたのかも)もあれば、3曲目のようにコード進行もメロディもちょっと変わった進歩的な曲もあり、演奏だけでなく曲作りについてもその実力が分かります。ただし、まだオーソドックスな部分も多いかもしれません。ベースが変わったとりあわせ。テーマがあってアドリブのソロがあって、というパターンはやはり当時のものだし、3管のアレンジもそんなに凝ってはいないけど、むしろこれぞブルーノートという感じで聴けるジャズとして、安心できる部分です。ほんわかとした、少しゆっくり目のジャスでリラックスできる2曲目、しっとりした淡い色合いのバラードの4曲目、少しお茶目で4ビートも混ざる、ミディアムの5曲目。
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