The Story Of Neptune/Tony Williams
トニー・ウィリアムスの9日目。メンバーはほぼ同じでも、アルバムごとに趣向を少し変えて出してくるので、興味は尽きません。今回は組曲形式で出だしの3曲をやったということと、オリジナルではない曲を3曲演奏したことでしょうか。ブルーノートではこの後にライブ盤を出して、このレーベルではそれが最後の録音ということになるんだけど、さらにその後、他レーベルからリーダー作を2枚出していますね(うち1枚は紹介済み)。マイルス・バンドにいた時代も好きだったけど、やはりこの新生ブルーノートの時期が、個人的にはけっこう好きです。それにしてはこのところ全然聴いてなかったというのはありますけど。あとは老後のお楽しみか。
The Story Of Neptune/Tony Williams(Ds)(Blue Note) - Recorded December 2 and 3, 1991. Wallace Roney(Tp), Bill Pierce(Ss, Ts), Mulgrew Miller(P), Ira Coleman(B) - 1. Neptune: Overture 2. Neptune: Fear Not 3. Neptune: Creatures Of Conscience 4. Blackbird 5. Crime Scene 6. Poinciana 7. Birdlike
最初の3曲は組曲の構成。その組曲は少々分かりにくいかもしれませんが、独自の世界を展開しています。ある意味3曲で急、やや緩、ドラムス中心の曲というようなドラマ性を見せています。プログレ風ジャズとでも言うべきか。また、久しぶりに全曲オリジナルでなく、ビートルズ(4曲目)その他、他人の曲を3曲(6-7曲目)演奏しています。クループとしてもかなり完成されてきたかなという印象。ビートルズのイメージをあまり崩さないような軽い感じでソロは一部4ビートも混じる4曲目、やや淡いサウンドで繊細な面もある8ビート基調の5曲目、有名な曲を少し静かに割とオーソドックスに料理している6曲目。どの曲もすごいことはすごいけど、7曲目の激しい急速調の曲に対し、ドラムスがすごいとしか言いようがありません。
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