Together Again And More/Tony Bennett & Bill Evans
ビル・エヴァンスの競演作が続きます。今日もトニー・ベネットとのデュオ作。ややこしいのは’09年に前作と合わせてしかも別テイクも入っているCD2枚組も出ていて、そちらは紹介済みなんです。ダブってしまいましたが、一応こちらも、という感じでの紹介。それにしても、ピアノとのデュオが終わったら、オーケストラのバックの演奏も加えてしまうところなんか、やはり’89年のCDの制作方法なんだなあ、と感じてしまいます。今だとアルバムのイメージが変わってしまうので、こういうことはやらないと思うのですけど。まあ、このアルバムが出た当時はそれでもウキウキして聴いていた記憶はあるのですが。時代は変わるということでしょうか。
Together Again And More/Tony Bennett(Vo) & Bill Evans(P)(Drg Recording) - September 27-30, 1976 (1977) - 1. The Bad And The beautiful 2. Lucky To Be Me 3. Make Someone Happy 4. You're Nearer 5. A Child Is Born 6. The Two Lonely People 7. You Don't Know What Love Is 8. Maybe September 9. Lonely Girl 10. You Must Believe In Spring 11. One 12. This Funny World 13. Lost In The Stars 14. As Time Goes By 15. I Used To Be Color Blind 16. Mr. Magic
元はトニー・ベネットの自主レーベルから出した5枚のうちの3枚目とのこと。1-10曲目がベネットとビル・エヴァンスのデュオです。めったに無いことが2度起こってしまいました。11曲目以降はトリー・ジトー指揮のオーケストラ作品(元は別アルバム)で、エヴァンスの参加無しです。なぜこういうカップリングをしたのかは分かりません。ただ、本編に限って言えば、選曲は前より地味になったものの、6曲目にはエヴァンスの曲も取り入れたりしていて、エヴァンスに対する敬意は感じられます。後年にデュオの2枚の、別テイクも含めてカップリングされたCDも発売されましたが、ちょっと中途半端とはいえ、元のアルバムをはっきりたどれるようなこういうアルバムが出ていたことも忘れることはできません。なかなかの佳作です。
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