XI Live/大西順子セクステットプラス
かなり久しぶりに新譜が届いたので先に聴きます。コロナに関してここ数日の情報の急変で、いつまで連続更新できるかな、と心配もしているのですけど。それにしても、相変わらず大西順子はやってくれますねえ。ライナーを読むと、もしかするとこのライヴの収録の続編もあったら期待できるかも、と思います。その分残してくれてあるようで。やっぱりこういう硬派な演奏を聴きたいですし、メンバーがある程度対等に曲を出し合っているので、そういう意味では6人の(今回はプラスアルファで2人いますが)グループなのかなあ、とも思います。いずれも腕利きの集まりなので、よし聴いてやろう、と思う人は多いんじゃないかと。音に跳ね返されないように、心して聴くのがいいのかなあと。
XI Live/大西順子(P、Key)セクステットプラス(Somethin' Cool) - Recorded November 22-24, 2019. 吉本章紘(Ts、Ss、Fl)、広瀬未来(Tp、Flh)、片岡雄三(Tb)、井上陽介(B)、高橋信之介(Ds)、吉田サトシ(G)、David Negrete(As) - 1. Water Reflection 2. Rain In March 3. Unity 1 4. 2 Laps Behind 5. Route 43 6. Peace In CHaos 7. Gate Crasher 8. Apple Of My Eye 9. To The End Of The World With You 10. Lost And Confident 11. Magic Touch
大西順子作が8-9曲目、吉本章紘作が1、7曲目、井上陽介作が2、11曲目、広瀬未来作が3-4曲目、高橋信之介作が6曲目、片岡雄三作が10曲目で、全員のインプロヴィゼーションが3曲目。メインのメンバー全員が曲を提供しているので、対等なイメージもあります。75分収録。ライヴ3日間で全部で28曲を演奏して、そのうち11曲を収録ということでレベルの高さがうかがえます。曲はイケイケという感じではなく、けっこう考えられた複雑な要素を持つものが多く、このメンバーの熟練性が分かるアルバムになっていると思います。その分曲ごとに変化に富んでいてファンにはうれしい内容。全体的にゴリゴリとした、ある意味男っぽい硬派なサウンドで、他ではあまり聴かないので貴重かも。ただ、少々聴く人を選ぶかも。(20年3月25日発売)
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