Foreign Intrigue/Tony Williams
トニー・ウィリアムスの5日目。三連休中いろいろあって、聴く方が追いつかなくなってきましたが、やっと新生ブルーノートのリーダー作になったので、聴いていて楽しいです。ここまでジャズっぽくないドラムスをしかもシンセ・ドラムも時に使って演奏していたのだなあ、と、本当に久しぶりに聴いてイメージが変わりました。昔は何度も聴いていたアルバムのはずだったんですけれどもねえ。でも演奏もトニーのものと分かるくらいに派手だし、作曲の方もなかなかいいし、やはり彼は、特にこの時期からのリーダー作を量産するのは必然だったのか、と思います。’97年に若くして亡くなっているのが惜しいです。
Foreign Intrigue/Tony Williams(Ds)(Blue Note) - Recorded June 18 and 19, 1985. Wallace Roney(Tp), Donald Harrison(As), Bobby Hutcherson(Vib), Mulgrew Miller(P), Ron Carter(B) - 1. Foreign Intrigue 2. My Michele 3. Life Of The Party 4. Takin' My Time 5. Clearways 6. Sister Cheryl 7. Arboretum
うれしい久しぶりのジャズのリーダー・アルバム。ただしジャズと言ってもオーソドックスな4ビート以外の曲もあります。メンバーも大物ばかりで演奏が楽しめます。全曲トニー・ウィリアムスの作曲で、プレイヤーとしてだけでなく、コンポーザーとしても際立った個性が印象に残ったアルバム。ジャズの演奏だけど、やはりドラムスの演奏は個性的で、これこそがトニーのドラムスだというところを見せてくれます。パワフルで、シンセ・ドラムも使っています。メンバーが素晴らしいということもあるけど、曲としてもかなりいい感触の印象。タイトル曲の1曲目から、聴く人の耳をとらえて離しません。’80年代の新伝承派的な印象があり、当時としての現代ジャズと言ってもいいくらい。各ソロもいいし、特に6曲目は今でも耳に残っています。
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