Quintessence/Bill Evans
ビル・エヴァンスのリーダー作の19日目。今日は珍しくクインテットのアルバムで、ベースもドラムスもいつもと違うので、今まで手つかずでいました。’76年録音と言えば、私はジャズではCTIレーベルに興味を持ち始めた中学生のころだったので、時系列的にはその後ということになります。残念ながらエヴァンスを知ったのは彼が亡くなった後でしたが、’84年頃からCDで集めはじめてリーダー作、サイド参加作などけっこう追っかけしてました。その結果がこれという感じですけど、最近の20年間でいうとあまり聴いてないですね。また繰り返し聴くようになるのはもうすぐ来るかもしれない老後の楽しみということにしておきます。
Quintessence/Bill Evans(P)(Fantasy) - Recorded May 27-30, 1976.Harold Land(Ts), Kenny Burrell(G), Ray Brown(B), Philly Joe Jones(Ds) - 1. Sweet Dulcinea 2. Martina 3. Second Time Around 4. A Child Is Born 5. Bass Face 6. Nobody Else But Me
ジャズメン・オリジナルとスタンダード集で、珍しくホーンとギター入りのクインテットのアルバム。クインテット作は何枚もないので貴重かも。ケニー・バレルも参加(5曲目も作曲)、ベースはビル・エヴァンスが今まで共演してきたタイプと違うレイ・ブラウンなので、少し違ったサウンドが楽しめます。まさにオールスターという感じ。1曲目はどことなく沈んで落ち着いた感じのサウンドが新鮮に感じます。ミシェル・ルグラン作の静かなバラードの2曲目、ピアノ・トリオこのメンバーの演奏が楽しめる3曲目、サド・ジョーンズ作の静かなメロディアスなバラードの4曲目。5曲目などブルース的でもある10分の曲で、バレルのアルバムにエヴァンスが参加したという感じです。ゴキゲンなリズムで中間部はややアップテンポの4ビートの6曲目。
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