Alone(Again)/Bill Evans
ビル・エヴァンスのリーダー作の18日目。本当は同時期に競演作と言えるものが3作あるのですが、リーダー作もあと3枚なので、先に聴いていきます。時はだいぶ飛んで’75年の録音です。この時期は本当にジャズ界でもソロ・ピアノ、流行ってましたよね。でもここでもエヴァンスはマイペースでほぼいつものトリオでの演奏でもそんなに変わらないんじゃないかと思わせるような演奏になってました。多少叙情的な演奏も後半にはありましたけど。特に販売がビクター系列のアルバムは、別テイクや未発表曲を加えて発売するのが多かったので、3曲プラスしていいのだろうか、とも思いますけど。特に7-8曲目で少し印象は変わるかな、という感じ。
Alone(Again)/Bill Evans(P)(Fantasy) - Recorded December 16-18, 1975. - 1. The Touch Of Your Lips 2. In Your Own Sweet Way 3. Make Someone Happy 4. All Of You 5. What Kind Of Fool Am I 6. People 7. Since We Met 8. But Not For Me, Isn't It Romantic, The Opener
ピアノ・ソロ・アルバムの2枚目。57分収録で、LP時代は4、7-8曲目は未収録でした。ビル・エヴァンスの曲は7曲目と8曲目のメドレーのラスト。ソロでもいわゆるジャズのノリ(4ビートという意味ではなく)はあり、あくまでもエヴァンス流ジャズのテイスト(というより彼はいつもマイペースなんですが)で勝負しているところが潔くていいです。この頃はソロ・ピアノというと皆がキース・ジャレット化したようなピアノの弾き方になってしまったので。 左手がトリオの時よりは動いている感じもしてますが、基本的にはソロでもあまりスタンスは変えないんだなあ、という印象。おなじみの曲もあって、自由に曲を弾いている感じはありますが、それでも後半に叙情的な演奏も聴かせてくれてはいます。もしかしたら多少は影響を受けているかも。
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