Native Heart/Tony Williams
トニー・ウィリアムスの8日目。彼の新生ブルーノートでのリーダー作が続きますが、今入手が容易なのかどうか分かりませんけど、いいアルバムを残しているなあ、という印象です。曲ごとに聴いていてもニュー・スタンダードとして残しておいてもいいなあと思える曲が続きます。ドラマーとしてはメロディ・メイカーでもある、数少ないひとりであったかと思います。それでいてドラマーとしての目立ち根性(と言っては失礼かもしれないけど)も健在で、随所にドラマーの目立つ場面はあるし、7曲目はドラマーのソロの曲でもあります。でも、こういうタイプの曲良し、演奏良しのドラマーは多くないんじゃないかと、改めて聴き直した感想です。
Native Heart/Tony Williams(Ds)(Blue Note) - Recorded September 11-13, 1989. Wallace Roney(Tp), Bill Pierce(Ss, Ts), Mulgrew Miller(P), Ira Coleman(B on 1-2, 6), Bob Hurst(B on 3-5) - 1. Native Heart 2. City Of Lights 3. Extreme Measures 4. Juicy Fruit 5. Two Worlds 6. Crystal Palace 7. Liberty
全曲トニー・ウィリアムスの作曲。相変わらずドラムは非常に元気ですが、テーマのメロディがどの曲も分かりやすくなっています。それだけグループと曲の完成度が高くなったのでしょうか。ベーシストが交代し、ここでは2人で3曲ずつの参加。穏やかな出だしでゆったりとした印象を受けるも、そのメロディの強度があるタイトル曲の1曲目、ドラムスのプッシュと、ややアップテンポでテーマが分かりやすい、なかなかいい感じの2曲目、メロディはゆったりしているように見えてリズムはしっかり盛り上げる3曲目、定番になりそうなテーマが印象的な、ある意味シャッフルの8ビート的な4曲目、アップテンポでノリ良く進んでいく5曲目、テーマが印象的である意味シャッフル的とも言える6曲目。7曲目は何と5分以上のドラムソロの曲。
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