Civilization/Tony Williams
トニー・ウィリアムスの6日目。彼のブルーノートでのリーダー作が続きますが、前作はオールスター的なアルバムだったのに対し、今回は自己のバンドという点が違います。少し地味な感じもありますけど、個人的な好みのバンドという点では、やはりこちらの方かな。当時の若手を率いていますけど、皆それなりに有名になっていますし。マルグリュー・ミラーはかなり若くして亡くなってしまったのは残念でしたけど。このあたりのアルバムは’80年代に出ているので、CDジャケも、曲名やミュージシャン名がカタカナで書いてあるので時代を感じさせます。でも、今聴いてもけっこういいアルバムですね。
Civilization/Tony Williams(Ds)(Blue Note) - Recorded November 24-26, 1986. Wallace Roney(Tp), Bill Pierce(Ss, Ts), Mulgrew Miller(P), Charnette Moffett(B) - 1. Geo Rose 2. Warriors 3. Ancient Eyes 4. Soweto Night 5. The Slump 6. Civilization 7. Mutants On The Beach 8. Citadel
彼のバンドのメンバーを率いての録音。当時は割と若手だったのでしょうけど、名の知れたメンバーです。全曲彼の作品で、意気込みが感じられます。前作よりもっとジャズ寄りですが、1曲目のようにファンク的な8ビートの曲もあり、何よりもリズムが新鮮です。ただそれでもジャンル分けするとジャズになっています。アドリブの部分が4ビートの曲が多めだけど、トニーの叩き方はブラインドしやすいのでは。4曲目は今っぽいスピリチュアルさの入っている8分の6拍子。静かな6曲目ではもちろんドラムスの音も控えめでバランスをとっていますが。やはりここからの自己のバンドの時期が一番良かった時代ではと思います。リーダー作のせいかバランス上、ドラムの音がけっこう目立ってます。フレーズ的にも面白いと思います。
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