Trio '65/Bill Evans Trio
ビル・エヴァンスのリーダー作に戻って、その14日目。新譜の場合はブログにアップした当初はアクセスがあるのですが、その後忘れられていくものも多く、彼のような旧譜のアルバムは初日は反応が鈍くても、後でじわじわとアクセスがあるので、あまりおろそかにはできません。それでも、極論するとどのアルバムを聴いても、このアルバムでなければ、という際立った特徴がないものも多く、どうコメントを書こうか困ってしまうものもあります。ただ、聴いていてどれも飽きないので、つい耳の方が先に行ってしまい、文章は何となく出来上がっていく感じではありますね。トリオとしては少々地味だけど、このアルバム、いい曲ばかり詰まっています。
Trio '65/Bill Evans(P) Trio(Verve) - Recorded February 3, 1965. Chuck Israels(B), Larry Bunker(Ds) - 1. Israel 2. Elsa 3. 'Round Midnight 4. Love Is Here To Stay 5. How My Heart Sings 6. Who Can I Turn To? 7. Come rain Or Come Shine 8. If You Could See Me Now
スタンダードやジャズメン・オリジナル集で、ここでも有名曲ばかりが取り上げられています。また、ビル・エヴァンスは同じ曲を何度も演奏していて、ここで出てくる曲は、ライナーでエヴァンスの愛奏曲集と書かれている通り、ほとんどがどこかのアルバムで演奏された曲です。全曲捨て曲なしという感じ。このメンバーのトリオなので少し地味かもしれませんが、逆にそれで落ち着いて聴ける面もあります。収録時間は38分と少々短めですが、当時のLPとしては、これで十分で、むしろ別テイクなどを加えていない方がすっきりしていていい感じ。バラード中心というのか、あまり激しい曲がないのも特徴です。これもクリード・テイラーのプロデュースで、やはりこの時代はいい意味でも悪い意味でも売れセン狙いという気がしています。
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