Intermodulation/Bill Evans/Jim Hall
ビル・エヴァンスの競演作品で有名盤がこの時期1枚ありますので、そちらを先に。ジム・ホールとのデュオの2作目。1作目に隠れてしまって少しもったいないかなあとは思うのですけど、こちらもけっこういいと思います。エヴァンスは’60年代初頭まではサイド参加作がけっこうありましたけど、その後はほぼ競演作で、エヴァンスの名もクレジットされていて、しかも枚数が少ないですね。リーダーでかなり売れてきていたという証拠でもあります。なので、このアルバムもエヴァンス棚に並んでいるわけです。「アンダーカレント」と2枚、こちらの方が少々地味ですが、並べておくのもいいのではないかなあ、と思っています。
Intermodulation/Bill Evans(P)/Jim Hall(G)(Verve) - Recorded April 7 and May 10, 1966. - 1. I've Got You Under My Skin 2. My Man's Gone Now 3. Turn Out the Stars 4. Angel Face 5. Jazz Samba 6. All Across The City
ビル・エヴァンスの作曲が3曲目、ジム・ホールの作曲が6曲目、ジョー・ザヴィヌル作が4曲目、クラウス・オガーマン作が5曲目で、他はスタンダード。収録時間は32分と短め。2人のデュオ・アルバムは、「アンダー・カレント」の方が評判はいいみたいですが、こちらもなかなか良いと思うのですが。陽気な曲も1曲目と5曲目にあって、うーん、なかなかと思います。ギターとピアノという組み合わせは、難しいようですがなかなか渋いです。やはり2人の個性がうまくぶつかっているという印象で、緊密な関係で進んでいくアップテンポの曲も、間が大事なバラードの曲も、けっこういい感じの曲が多いです。そして選曲も意識して変わったところからも持ってきている印象ですが、あくまでも彼らのペースでアルバムは進んでいきます。
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