Turn It Over/The Tony Williams Lifetime
トニー・ウィリアムスの2日目。コメントを直すリーダー作は次は’80年代の新生ブルーノートまで飛びますが、順番は少々変えるかも。前作といい今作といい、けっこう当時としてはショッキングな内容だったと思うのですが、これも時代の流れとして出てきたもので、やはりロックなどの影響は大きいのではないかなあ、と思います。このアルバムにはジャック・ブルースも参加してますし。メンバーチェンジがあってライフタイムは続きますけど、問題作だらけのような気もしてます。この辺りはすでにブログにアップ済みだと思います。サイド参加作はともかく、リーダー作では、それだけに新生ブルーノートでジャズに回帰した時は小躍りしたものでした。
Turn It Over/The Tony Williams(Ds, Vo) Lifetime(Polydor) - Recorded 1970. John McLaughlin(G, Vo), Khalid Yasin(Larry Young)(Org), Jack Bruce(B, Vo) - 1. To Whom It May Concern -Them 2. To Whom It May Concern -Us 3. This Night This Song 4. Big Nick 5. Right On 6. Once I Loved 7. Vuelta Abajo 8. A Famous Blues 9. Allah Be Praised 10. One Word
トニー・ウィリアムス作が3、5、7曲目、ジョン・マクラフリン作が8、10曲目、ラリー・ヤング作が9曲目、チック・コリア作が1-2曲目、ジョン・コルトレーン作が4曲目。収録時間は38分と曲は比較的コンパクト。元クリームのジャック・ブルースも参加して、ジョン・マクラフリンもところによりギターに思いっきりディストローションをかけ、ロックのサウンドになってしまいました。1曲が短いだけに爆発度も半端ではない、という感じ。曲は作者だけ見ているとだいぶジャズ寄りのような気もしますけど、実際聞いた印象はやはりロックで、インプロヴィゼーション度は前作よりだいぶ低いかも。6曲目にアントニオ・カルロス・ジョビンの曲もありますが、スゴいアレンジ。かなりハードな演奏だけど、これも時代の流れで出てきたものでしょう。
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