Here & Now/The Gadd Gang
エディ・ゴメスの競演・参加作の30日目。ラストにの方はどんなジャズのアルバムが待っているんだ、と楽しみだったんですが、ラスト2枚は「ザ・ガッド・ギャング」で、ゴメスはおそらく今までのアルバム(ポップスとかの参加ではあるかもね)の中ではソロを除いて一番簡単なフレーズを弾いているんじゃないかなあ、なんてことを聴きながら、思いました。でも、このバンドにあえてアコースティック・ベースを持ち込むと、けっこう低域がいい音で鳴るなあ、とも思うし、スティーヴ・ガッドの狙い通りでは、と思います。小難しいジャズをあえて聴くのもいいですけど、たまにはこういうR&B中心のアルバムを聴いて、リラックスするのもいいかなあと思いました。
Here & Now/The Gadd Gang(A Touch) - Recorded March 1988. Steve Gadd(Ds), Cornell Dupree(G), Eddie Gomez(B), Richard Tee(P, Key, Org, Synth), Ronnie Cuber(Bs), Alan Rubin(Tp), Jon Faddis(Tp), Dave Bergerron(Tb), George Young(Ts), Lou Marine(Ts) - 1. I Can't Turn You Loose 2. My Girl/Them Changes 3. Soul Serenade 4. A Whiter Shade Of Pale 5. Tippin' 6. Things Ain't What They Used To Be 7. Che Ore So' 8. Signed, Sealed, Delivered I'm Yours 9. America The Beautiful
グループの2枚目。5曲目のみコーネル・デュプリーの作曲で、他は各方面の有名曲など。オーティス・レディング、キング・カーティス、プロコル・ハルム、スティーヴィー・ワンダー作などで、カヴァーも多く取り上げられている有名曲も。6曲目にはエリントン・ナンバーが入っています。ジャズでもフュージョンでもない、どちらかというとR&Bの世界がひろがっているアルバム。こういう音楽だとけっこうリラックスして聴くことができます。有名なミュージシャンが集まっているし、それが難しいことをあまりやらずに楽しむことを目的で演奏しているのがなかなかいい。ただ、個人的には1枚目との区別があまりついていませんが。エディ・ゴメスのこういう使い方は、1枚目でもそうだったけど、あまり予想できなかったです。なかなか好盤。
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