The Solo Sessions Vol.2/Bill Evans
ビル・エヴァンスのリーダー作の8日目。今日は昨日に引き続きで、同じ日に録音された2枚目。これだけの量を一気に録音しているので、しかも気の向くままに、という感じも見受けられるし、いかに彼の引き出しが多いか、ということを改めて感じます。むしろ聴いている私の方が、コメントを何を書いたらいいのか、語彙力の不足を思い知らされる結果となってます。1曲だけテイク違いで曲の重なりはあるにしても、違う曲をどんどん録音していく姿が目に浮かびます。本当に素晴らしい演奏です。最近彼のドキュメンタリー映画が出て、その人間性が明らかになりましたが、音楽に向き合う時は、そういうことは関係なく、素直に向き合えると思います。
The Solo Sessions Vol.2/Bill Evans(P)(Milestones) - Recorded January 10, 1963. - 1. All The Things You Are 2. Santa Claus Is Coming To Town 3. I Loves You, Porgy 4. What Kind Of Fool I Am? (Take 2) 5. Love Is Here To Stay 6. Ornithology 7. Medley: Autumn In New York, How About You?
Vol.1と同じ日の演奏。これも私的な録音という印象が強く、やはりスタンダードやジャズメン・オリジナル集。こちらの方にはテイク2も入っていたりしますが、あとは曲のダブりもなく、メドレーもひとつ入っていて、一気に1と2とを聴いてしまうアルバムだなあ、というのは続けて録音しているので明らかです。録音した曲順はこの通りなのかは分かりませんけど、エネルギーというかベクトルがアルバム2枚分持続しているのが分かるので。それでいて緩急や盛り上がるところ、抑えるところははっきりしていて、時々立ち止まるような間があることをおいても、そのフレーズ自体がいいので、あまり気になりません。しかしこの時期にソロでよくこの分量残しておいたな、というのが正直なところ。Riversideの契約消化のためらしいですけど。
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