The Solo Sessions Vol.1/Bill Evans
ビル・エヴァンスのリーダー作の7日目。今日のアルバムは、どうもリヴァーサイドの契約消化のために録音されたもののようです。発掘音源としてマイルストーンからの’80年代後半?の発売されたアルバム。国内盤でのCD化は’92年。この時期これだけのソロ・ピアノが出てきたのはファンにとっては朗報だったろうと思います。その間の取り方からして、淡々と演奏を録音していったのかなあ、とも思いますけど、エヴァンスのファンだったら1度は聴いておいてもいいのかなあ、と思います。もちろん優先順位としては、録音してすぐに正式に出されたアルバムなんでしょうけど、彼みたいにあとからどんどん出てくると、そのあたりの整理も大変ですね。
The Solo Sessions Vol.1/Bill Evans(P)(Milestones) - Recorded January 10, 1963. - 1. What Kind Of Fool Am I? 2. Medley: My Favorite Things, Easy To Love, Baugles, Bangles And Beads 3. When I Fall In Love 4. Medley: "Spartacus" Love Theme, Nardis 5. Everything Happens To Me 6. April In Paris
これもだいぶ後になってから発表されたアルバムで、ソロ・ピアノの未発表曲集。2枚分を1日で録音を終えてしまったとのことです。スタンダードやジャズメン・オリジナルで、うちメドレーが2つあるところをみると、指先が勝手に動くままに録音した、アルバム発表用というよりも、私的な演奏の録音と思えるような部分もあります。実際そうだろうと思いますが、それでもビル・エヴァンスの演奏は貴重。あまり周りを意識せずに、思いついたように進んでいく、そんなところが彼のプライベート性を見せていてなかなかいい感じ。緊張感もほぐれていて、こういう演奏でもエヴァンスの演奏は聴き間違えることがないので、聴いてみてなるほど、とは思う。それでも私的な感じが結構強い演奏なので、やっぱり彼を追いかけている人向けか。
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