ピアノ・パーティ/国府弘子
国内盤新譜が届きました。国分弘子も昔は毎年のように新譜を出していたのだけど、ちょっと久しぶりになってます。その分いろいろやりたかったことを詰め込んで、凝縮というか、まあ、いろいろなサウンドが混ざってますけど、興味深い新譜になってます。クラシックの題材が多かったのは少し意外でしたが、うまくまとまっていると思います。最近は収録時間が40-50分台のCDが増えてきて、聴くのにもちょうど良い時間。以前は70分以上詰め込んで、コスパがいいなんてことを思ったりしていましたが、最近はこのぐらいの収録がちょうど良い、と思えるようになってきました。彼女のアルバム、ジャズの中心ではなくて、幅広く売れていることと思います。
ピアノ・パーティ/国府弘子(P、Chorus)(JVC)
Piano Party/Hiroko Kokubu(P, Chorus)(JVC) - Recorded July 22-24, 2019. 八尋洋一(B、Chorus)、岩瀬立飛(Ds、Chorus)、ゲスト:早稲田桜子(Vln on 5)、小松亮太(Bandneon on 7)、露崎春女(Vo on 9) - 1.パーティ開演を待つ人々 2.ブギウギ・ウェディング 3.リポーン 4.リスペクタブル 5.ジャズ婆ちゃん 6.め組のひと 7.アディオス・ニーノ 8.ミストラーダ~トンボ 9.ドリーム・オブ・ラヴ 10.コズミック・ランデヴー
国府弘子作は1、3、5、8曲目後半、9曲目(共作)、10曲目で、クラシック関連が2、4、9曲目と多く、アストル・ピアソラ作が7曲目とか、6曲目にJ-POPなどけっこう多彩な曲になっています。1曲目は本当に開演前の実況録音が入ってます。2曲目はメンデルスゾーンの「結婚行進曲」のフュージョンアレンジで、けっこうとんがってます。基本はエレキ・ベースも交えたピアノ・トリオで、曲によってゲストが入ります。収録時間は42分と、LP時代への回帰なのか、ちょうど良い長さで10曲と、各曲をコンパクトに凝縮して聴かせている感じ。5曲目をタイトルだけ見るとおっ、となるけど、普通のノリのよいメロディアスなジャズで、ヴァイオリンが効いています。7、9曲目のゲストもなかなかいいし、10曲目の番組提供曲は少しゆったり。(20年2月19日発売)
« The Bill Evans Trio "Live" | トップページ | Stan Getz & Bill Evans »
「音楽」カテゴリの記事
- 2023年私的ジャズベスト3(2023.11.24)
- Over Here/Jim Rotondi Quintet(2023.11.23)
- Arvo Part/Tractus(2023.11.22)
- Call On The Old Wise/Nitai Hershkovits(2023.11.21)
- Thomas Larcher/The Living Mountain(2023.11.20)
「ジャズ」カテゴリの記事
- 2023年私的ジャズベスト3(2023.11.24)
- Over Here/Jim Rotondi Quintet(2023.11.23)
- Call On The Old Wise/Nitai Hershkovits(2023.11.21)
- Here Now/Soren Bebe Trio(2023.11.17)
- Uncle John's Band/John Scofield(2023.11.05)
「フュージョン・ファンク」カテゴリの記事
- 2023年私的ジャズベスト3(2023.11.24)
- ザ・フューチャー・イズ・ナウ/チック・コリア・エレクトリック・バンド(2023.11.04)
- Jazz Hands/Bob James(2023.10.09)
- Sonicwonderland/上原ひろみ Hiromi's Sonicwonder(2023.09.06)
- Intermission/Claudio Scolari Project(2023.04.30)
« The Bill Evans Trio "Live" | トップページ | Stan Getz & Bill Evans »
コメント