The Bill Evans Trio "Live"
ビル・エヴァンスのリーダー作の12日目。この前にゲイリー・ピーコックとポール・モチアン参加の「Trio '64」が1枚だけはさみ込まれてますが、またレギュラー・メンバーに戻りました。エヴァンスの活躍する時期によって、さまざまなキャラクターのベース、ドラムスが去来しますが、チャック・イスラエルとラリー・バンカーの組み合わせも、なかなか落ち着いていていいのではないかと思います。ヴァーヴ時代は1枚1枚考えられた内容になっているのもいいですし。もし他のミュージシャンだったら、こうは連続して同じミュージシャンを聴けないと思います。それだけ思い入れが深いってことなんでしょうけれども。
The Bill Evans(P) Trio "Live"(Verve) - Recorded May 14-19, 1964. Chuck Israels(B), Larry Bunker(Ds) - 1. Nardis 2. Someday My Prince Will Come 3. Stella By Starlight 4. How My Heart Sings 5. 'Round Midnight 6. What Kind Of Fool Am I? 7. The Boy Next Door 8. How Deep Is The Ocean (How High Is The Sky)
この3人のメンバーで、比較的アルバムは多いのです。ここではライヴでしかも有名な曲(ビル・エヴァンスの自作曲はなし)の目白押しとなっていますから、ピアノ・トリオを追いかける方にははずせないアルバムではないかと思います。ヴァーヴはクリード・テイラーのプロデュースが多いので、選曲が売れセン?聴きやすい。選曲のためかベースのチャック・イスラエルも生き生きとしていて、割と落ち着いたフレーズで迫ってきます。他のベーシストよりは落ちるという評価は当たってません。ドラムスもあまり引っ込んでいなくて、バランス的には良いのかと。拍手も大きめに入っていて、当時のライヴでこの音ならば、当時としてはけっこうクリアに録れていたのだと思います。まさに「ライヴ」の臨場感がいい、と思わせるアルバム。
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