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2020年2月の記事

2020/02/29

Here Be Dragons/Oded Tzur

2676 ECMレーベル新譜の2日目。今日のアルバムはECMでは新しい人のリーダー作。メンバーがいいし、演奏も何といってもECM的だなあと思います。国際的なバンド編成でも、うまくまとまっていると思います。リーダーのOded Tzurはインドのラーガの概念を勉強した人らしいですけど、雰囲気では何となく感じられるものの、インド音楽をやっているわけではなく、あくまでも西洋の音楽に聴こえます。一部を除き、穏やかなやり取りに終始するので、このアルバムに関しては、好き嫌いが出てくるかもしれないなあと思いますけど、こっち方面が好きな方には、やはりいいのではないかなあ、と思います。まあ、聴いてみてください、ということで。

 

Here Be Dragons/Oded Tzur(Ts)(ECM 2676)(輸入盤) - Recorded June 2019. Nitai Hershkovits(P), Petros Klampanis(B), Johnathan Blake(Ds) - 1. Here Be Dragons 2. To Hold Your Hand 3. 20 Years 4. Miniature 1 5. Miniature 2 6. Miniature 3 7. The Dream 8. Can't Help Falling In Love

(20/02/28)7曲目がエルヴィス・プレスリーのカヴァーで、他は全曲Oded Tzurの作曲。イスラエル出身の彼とピアノ、ギリシャ出身のベース、そしてアメリカのドラムスと国際的なクァルテット。インドのラーガの概念も入っているといいますが、それとなく雰囲気は感じる気がしてます。静かで落ち着いたECMらしい曲が冒頭から流れてきます。それでいてピアノ・ソロも静かな中でぶっ飛んだフレーズの部分もあったり。きれいなばかりではなく、2曲目はほのかな明かりの中での組み立てから何かを探るように少しずつ盛り上がる曲。繊細なゆったりとしたバラードの3曲目、派手ではないけど点描のようで味のある小品の4-6曲目、変拍子である程度躍動的に進んでいく7曲目、有名な曲をここでまったりとメロディを生かした8曲目。

2020/02/28

3月7日(土)のライヴ出演が中止になる

200227studio とは言うものの、ライヴと言ってもイベントの中で15分出演するだけだったし、特に表立ってイベントの告知などはしてなかったのですが、3月7日(土)に新百合ヶ丘のあさお市民館で、Sound&Visionという催しに出演の予定が、コロナウィルス関連の影響でイベント自体が中止になったのでした。昨年は6月の麻生音楽祭1回しか出演機会がなくて、その後の冬にワンマンのライヴ3年目という予定を立てたのですが、メンバーのスケジュールの都合でキャンセルに。今回Sound&VisionではグループThe Voicesの4人バンドとして(今までは6人が基本編成)初めての挑戦ということもあったので、すこし残念です。まあ、今までの数回の4人での音出しのスタジオ練習で、バンドサウンドが分かっただけでもいいか、とは思います。

コロナウィルスの封じ込めは、イベントなどの中止によって、人が集まる場所(しかも長時間拘束される)の機会を減らすことが肝心なので、やむを得ないことだと思っています。しかしいつ収束するのかわからない状態だと、私たちアマチュアはお金があまり絡まないのでいいのですが、これで食っているプロのミュージシャンや、コンサートの下支えをしてくれている裏方の職業の人たちは、生活の基盤が揺らいでしまいますよね。この問題は不特定多数の人が集まる場所の、レストラン、居酒屋その他のお店にも影響しているらしく、多くの人の生活の問題になっているようです。消費税増税後の不景気のこともあり、困った時期に困ったことが起こってしまったな、というのが実情。こういう人たちに補助とか融資とか(これはあるらしいが全業種ではない)、何か出せないんですかね。ちょっと政府の指示がチグハグだし政府の予算も他国に比べてかなり少ないですし。

次は6月のイベントにエントリーしていますが、インフルエンザのように気温が上がってくると収束するものなのかどうか、ちょっと不安が残ります。シンガポールのような熱帯地方でも感染者がいることを考えると、忍耐勝負になってくるかも。友人では3月下旬にワンマンに近い(2グループでの)コンサートの準備をしている人もあって、それは自分も観に行きたいし、その時期には中止ということはないようにしてほしいな、と思うのですけど、こればかりはその時になってみないとわからない、というのが実情のようで。

(追記)イベント類は自粛という立場をとってかなりの割合で自主的に中止してますが、その中でもあえてライヴをやる人たちにネット上で攻撃している人たちがいるのを見ました。何が何でも中止ではない(行きたくない人にはチケットの払い戻しなどの配慮は必要ですが)ので、そういう開催の自由もあるってことは忘れてはいけないと思います。

2020/02/27

Life Goes On/Carla Bley/Andy Sheppard/Steve Swallow

2669 2月輸入盤新譜の2日目。いよいよECMですが、ここ数年毎年1月から毎月5枚ずつと言っていいくらい出ていたのが、今年は3月までで4枚。枚数の少なくなり方がちょっと心配だったりします。それでも、このカーラ・ブレイのトリオでのECM3枚目、けっこう良かったです。何だろう、ECMという枠の中でも自由にやらせてもらっていて、それでもECMからはあまり逸脱していないし。変則トリオという点では、表現力がかなりあって、あっという間の56分間でした。年齢を考えると、すごい表現力だと思いますね。ただ、好き嫌いはあって当然なので、あまり会わない、という人もいるかもしれないですが。興味深い1枚となりました。

 

Life Goes On/Carla Bley(P)/Andy Sheppard(Ts, Ss)/Steve Swallow(B)(ECM 2669)(輸入盤) - Recorded May 2019. - Life Goes On: 1. Life Goes On 2. On 3. And On 4. And Then One Day Beautiful Telephones: 5. I 6. II 7. III Copycat: 8. After You 9. Follow The Leader 10. Copycat

(20/02/26)全曲カーラ・ブレイの作曲。組曲が3つで全10曲というところにこだわりを感じます。収録時間は56分ほど。ピアノ、ベース、サックスというシンプルな編成なのが逆に深みがあります。1曲目はまずゆったりとしたブルースからはじまりますが、比較的自由に演奏しているなという印象。Watt時代よりもECMの方が全体的に静かな印象だけど、その中でこれだけセンス良くまとまっているのは、やはりカーラの実力なんでしょう。時にけっこうジャズ的でもあり、それでいてそんなに派手でもなく、ECM的な範囲をあまり逸脱していないというのはセンス以外の何物でもないと思います。トリオではあるけれども好きにやらせてもらっているのは曲を追って聴いていくとひしひしと感じられます。外側と内側への絶妙なバランス。

2020/02/26

From This Place/Pat Metheny

Patfromthis また新譜が届きましたので、聴いていきます。繁忙期でもあるので、更新が途切れる日があるかもしれませんが。まず、すでにあちこちで話題になっているパット・メセニーの問題作から。実はストリーミングで出だしからしばらく、CDが届く前に聴いてみたのですが、これはCDで最初から最後まで聞く作品だと思いました。そしてCDが届いてからじっくり聴きましたけど、いやあ、すごいわ、このアルバム、という印象がまず出てきて、もうジャズとかフュージョンとか言う前に、メセニーの音楽世界が出来上がってしまっているのだなあ、という感想です。まあ、説明しきれないので、まずは聴いてくれ、というのはちょっと反則技かもしれないですけれども。

 

From This Place/Pat Metheny(G, Key)(Nonesuch)(輸入盤) - Released 2020. Gwilym Simcock(P), Linda May Han Oh(B, Voice), Antonio Sanchez(Ds) with Meshell Ndegeocello(Vo), Gregoire Maret(Harmonica), Luis Conte(Per) and The Hollywood Studio Symphony, Joel McNeely(Cond) - 1. America Undefined 2. Wide And Far 3. Your Are 4. Same River 5. Pathmaker 6. The Past In Us 7. Everything Explained 8. From This Place 9. Sixty-Six Bonus Track: 11. Love May Take A While

(20/02/25)全曲パット・メセニーの作曲で、ジャズやフュージョンというよりも、76分間、ボーナストラックを含めた壮大なメセニーの叙事詩と言わざるを得ないようなアルバムに仕上がっています。個々のパートのソロを聴けるところも所々にあるけれど、もうこれは一気に聴きとおすためにあるような内容。年齢を経て、ある程度枯れてきたという感じもあるけど、その熟練性が作曲、演奏面の両方に現れています。確かにスゴい曲であり、演奏内容も素晴らしいのだけど、それだけにこのアルバムの完成度はただものではない、と思います。場面によってはオーケストラを入れたり、ゲストを招いたりしているけど、常に、穏やかさを見せつつも前進して今ある姿を見せてくれた、という感じです。もちろんギターを楽しむ聴き方もあり。

2020/02/25

Live In Europe/Bill Evans

Billliveeuropeビル・エヴァンスのリーダー作の13日目。今日のアルバムは、元はブートだった気配で、録音の音質、組み合わせ、ジャケット写真など、その香りがプンプンします。それでも彼のファンは追いかけてしまうんだろうなあ、というアルバム。時期の違う2つのトリオが1枚で聴けてしまうので、そのキャラクターの違いが明確なので面白いです。3曲目の12 Toned Tuneはやはりエディ・ゴメスがいたからこそできた演奏なのだなあ、と改めて分かりました。’65年の録音の音質が悪いのが残念ですけど、それでも個人的には十分に耳補正で聴けます。昔は音質のあまり良くないアルバム、けっこう多かったですし。でも、ここまで追いかけるのはちょっとマニアックかも。

 

Live In Europe/Bill Evans(P)(Stash) - Recorded February 1965. Chuck Israels(B), Larry Bunker(Ds) - Recorded July 18, 1969 and February 1972. Eddie Gomez(B), Marty Morell(Ds) - 1. How My Heart Sings 2. Time To Remember 3. 12 Toned Tune 4. Waltz For Debby 5. Nardiz 6. Stella By Starlight 7. Someday My Prince Will Come 8. Round Midnight

邦題「ラウンド・ミッドナイト」。5-8曲目が’65年フランスでの演奏、4曲目が’69年、1-3曲目は’72年のイタリアでの演奏。もともとは公的な録音ではありませんが、貴重な記録です。’65年の方の音質がもうひとつなのがちょっと残念。ビル・エヴァンスの作曲は2-3曲目で、あとはスタンダードやジャズメン・オリジナルなど。エディ・ゴメスとチャック・イスラエルのベースの性格のはっきりとした違いが同じアルバムで聴けるところも面白い。なぜこのようなカップリング的なアルバムが出たのかは不明ですが、Stashは元はブートのアルバムを扱っていることが多く、まあ、音源を少しでも多く聴きたい人にはいいのかも。3曲目はその時期から多く演奏されますが、難しい曲でも聴いているとすんなり来てしまうところは面白い。

2020/02/24

The Ivory Hunters/Bill Evans/Bob Brookmeyer

Bobbillivoryビル・エヴァンスのCD棚を端から見直してみて、先に聴いておいた方がいいなあ、と思った1枚。時は’59年録音にさかのぼってしまいますが。ジャケット写真を見る限り、ボブ・ブルックマイヤーの方がメインではないかなあ、と思うのですが、エヴァンスの名前の方が売れるからでしょうね、ビル・エヴァンスの方がCDの背のタイトルには先に来ています。ただ、聴いた限りではそれぞれの個性はあるものの、2台のピアノが混然一体になって音が出てくる感じなので、まあ、あまりこだわらないで聴いてました。エヴァンスは’60年前半のあたりまでは参加作がかなり多いのですが、競演作となると、限られてくる感じです。

 

The Ivory Hunters/Bill Evans(P)/Bob Brookmeyer(P)(Liberty) - Recorded March 12, 1959. Percy Heath(B), Connie Kay(Ds) - 1. Honeysuckle Rose 2. As Time Goes By 3. The Way You Look Tonight 4. It Could Happen To You 5. The Man I Love 6. I Got Rhythm

ビル・エヴァンスのボブ・ブルックマイヤーとのピアノ2台による共演盤。彼はバルブ・トロンボーンのミュージシャンでは、と思ったのですが、ここでは全部ビアノで勝負しています。2人の違いがおもしろい。曲はスタンダードなどで、ガーシュインの曲が5-6曲目で2曲。ライナーではビル・エヴァンス3枚目のリーダー作、となっていますが、ジャケ写ではブルックマイヤーの方が左側に名前があるので共演盤にします。多少ゴチャっとした感じはありますけど、キメの部分はちゃんと決まっていて、ピアノもどちらが上手いという印象で聴くのではなくはなく、同化している雰囲気もあるので、にぎやかな曲もバラードの曲もいい感じでの演奏になっています。ベースとドラムスもモダン・ジャズ・クァルテットのメンバーなので堅実な印象です。

2020/02/23

Stan Getz & Bill Evans

Stanandbill 我が家の一画にビル・エヴァンスの棚があって、そこにはリーダー作以外に一部、こういう競演・参加作も並んでいます。そうなると先に聴きたくなってしまい、今日もそちらの方からの1枚。スタン・ゲッツとは’74年に競演した、後から出たアルバムもあって、それもなかなか良かったと思います。2人ともメロディアスな感じで、ベースとドラムスがいつもと違う割には、2人のペースで演奏は進んでいきます。逆にそこがなかなかいいんですけれどもね。アルバムコメントの方もコメントの体をなしてないような気もしてますが、そういうのはアルバムにのめり込んでしまってけっこう良い、というのが私の場合、当てはまるかもしれません。

 

Stan Getz(Ts) & Bill Evans(P)(Verve) - Recorded May 5-6, 1964. Ron Carter(B on 1-3, 7-8, 11), Richard Davis(B on 4-6, 9-10), Elvin Jones(Ds) - 1. Night And Day 2. But Beautiful 3. Funkallero 4. My Heart Stood Still 5. Melinda 6. Grandfather's Waltz 7. Carpetbagger's Theme 8. WNEW Theme Song 9. My heart Stood Still (Alt.) 10. Grandfather's Waltz (Alt.) 11. Night And Day (Alt.)

スタン・ゲッツとビル・エヴァンスのコンビで、しかもワン・ホーン・クァルテットという編成なら、迷わずに聴く価値はあると思います。ベース、ドラムスのメンバーもいつもとは違いますし、その点で全体に与えるサウンドイメージも変わります。エルヴィン・ジョーンズのドラムスがけっこう印象的。ここでは、未発表や別テイクが7曲目以降5曲もあるので、それも評価が分かれるかな。エヴァンスの作曲は3曲目のみで、あとはスタンダードなど。エヴァンスとゲッツ、両方とも素晴らしいのでどちらのファンが買う人が多いのでしょうか。特にゲッツは名手なので、やはり存在感がありますね。彼の名前が先に出ているので、主役は彼なのでしょうけれど、ピアノの方にもけっこう耳がいってしまいます。Verveはなかなかいい企画をしてます。

2020/02/22

ピアノ・パーティ/国府弘子

Kokubupianopar 国内盤新譜が届きました。国分弘子も昔は毎年のように新譜を出していたのだけど、ちょっと久しぶりになってます。その分いろいろやりたかったことを詰め込んで、凝縮というか、まあ、いろいろなサウンドが混ざってますけど、興味深い新譜になってます。クラシックの題材が多かったのは少し意外でしたが、うまくまとまっていると思います。最近は収録時間が40-50分台のCDが増えてきて、聴くのにもちょうど良い時間。以前は70分以上詰め込んで、コスパがいいなんてことを思ったりしていましたが、最近はこのぐらいの収録がちょうど良い、と思えるようになってきました。彼女のアルバム、ジャズの中心ではなくて、幅広く売れていることと思います。

 

ピアノ・パーティ/国府弘子(P、Chorus)(JVC)
Piano Party/Hiroko Kokubu(P, Chorus)(JVC) - Recorded July 22-24, 2019. 八尋洋一(B、Chorus)、岩瀬立飛(Ds、Chorus)、ゲスト:早稲田桜子(Vln on 5)、小松亮太(Bandneon on 7)、露崎春女(Vo on 9) - 1.パーティ開演を待つ人々 2.ブギウギ・ウェディング 3.リポーン 4.リスペクタブル 5.ジャズ婆ちゃん 6.め組のひと 7.アディオス・ニーノ 8.ミストラーダ~トンボ 9.ドリーム・オブ・ラヴ 10.コズミック・ランデヴー

国府弘子作は1、3、5、8曲目後半、9曲目(共作)、10曲目で、クラシック関連が2、4、9曲目と多く、アストル・ピアソラ作が7曲目とか、6曲目にJ-POPなどけっこう多彩な曲になっています。1曲目は本当に開演前の実況録音が入ってます。2曲目はメンデルスゾーンの「結婚行進曲」のフュージョンアレンジで、けっこうとんがってます。基本はエレキ・ベースも交えたピアノ・トリオで、曲によってゲストが入ります。収録時間は42分と、LP時代への回帰なのか、ちょうど良い長さで10曲と、各曲をコンパクトに凝縮して聴かせている感じ。5曲目をタイトルだけ見るとおっ、となるけど、普通のノリのよいメロディアスなジャズで、ヴァイオリンが効いています。7、9曲目のゲストもなかなかいいし、10曲目の番組提供曲は少しゆったり。(20年2月19日発売)

2020/02/21

The Bill Evans Trio "Live"

Billtriolive ビル・エヴァンスのリーダー作の12日目。この前にゲイリー・ピーコックとポール・モチアン参加の「Trio '64」が1枚だけはさみ込まれてますが、またレギュラー・メンバーに戻りました。エヴァンスの活躍する時期によって、さまざまなキャラクターのベース、ドラムスが去来しますが、チャック・イスラエルとラリー・バンカーの組み合わせも、なかなか落ち着いていていいのではないかと思います。ヴァーヴ時代は1枚1枚考えられた内容になっているのもいいですし。もし他のミュージシャンだったら、こうは連続して同じミュージシャンを聴けないと思います。それだけ思い入れが深いってことなんでしょうけれども。

 

The Bill Evans(P) Trio "Live"(Verve) - Recorded May 14-19, 1964. Chuck Israels(B), Larry Bunker(Ds) - 1. Nardis 2. Someday My Prince Will Come 3. Stella By Starlight 4. How My Heart Sings 5. 'Round Midnight 6. What Kind Of Fool Am I? 7. The Boy Next Door 8. How Deep Is The Ocean (How High Is The Sky)

この3人のメンバーで、比較的アルバムは多いのです。ここではライヴでしかも有名な曲(ビル・エヴァンスの自作曲はなし)の目白押しとなっていますから、ピアノ・トリオを追いかける方にははずせないアルバムではないかと思います。ヴァーヴはクリード・テイラーのプロデュースが多いので、選曲が売れセン?聴きやすい。選曲のためかベースのチャック・イスラエルも生き生きとしていて、割と落ち着いたフレーズで迫ってきます。他のベーシストよりは落ちるという評価は当たってません。ドラムスもあまり引っ込んでいなくて、バランス的には良いのかと。拍手も大きめに入っていて、当時のライヴでこの音ならば、当時としてはけっこうクリアに録れていたのだと思います。まさに「ライヴ」の臨場感がいい、と思わせるアルバム。

2020/02/20

Undercurrent/Bill Evans & Jim Hall

Billjimunder ビル・エヴァンスを聴いていて、たまたまCD棚にこのアルバムがあったので、私のカテゴリーとしては競演・参加作なのですが、急に聴きたくなり、聴いてしまいました。やっぱりいいわあ、というのが感想で、文章もグダグダ気味なんですけど。このCDを買った当時は別テイクや未発表音源をCDに加えるのが流行っていて、特にこのアルバム、オリジナルの間に別テイクや未発表曲を織り込んでしまっているので、今考えるとどうなのかなあ、という気もします。オリジナル6曲の後に4曲加えるべきではなかったか。でも1曲目の別テイクがかなりインパクトがあるので、難しいところ。まあ、こういうのは聴く人それぞれということで、皆さんにおまかせします。

 

Undercurrent/Bill Evans(P) & Jim Hall(G)(Blue Note) - Recorded April 24 and May 14, 1962. - 1. My Funny Valentine (Alt.) 2. My Funny Valentine 3. I Hear A Rhapsody 4. Dream Gypsy 5. Stairway To The Stars 6. I'm Getting Sentimental Over You 7. Romain 8. Romain (Alt.) 9. Skating In Central Park 10. Darn That Dream

ジム・ホールの作曲がここでは7-8曲目で、他はスタンダードなど。超有名盤をどう紹介してよいのかわかりません。元は別レーベルだったような気がしますが、未発表と別テイクを4曲足して再発売、特に別テイクの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」が、出だしがかなりインパクトがあって、しかもピアノの左手がウォーキングベースになっているところもあり、個人的に気に入っています。完成度ではオリジナルの方ですね。ただ、曲の配列がオリジナルの曲の後にまとめて4曲(ここでは1、5-6、8曲目の配列)並んでくれた方が良かったかな、とも思いますが。ピアノはいつもよりは抑制が聴いていて、割と静かなホールの演奏に寄り添うように、それでいてあまり落ち着きすぎず、なかなか絶妙なバランスでの演奏になっています。

2020/02/19

Time Remembered/Bill Evans Trio

Billtimere ビル・エヴァンスのリーダー作の11日目。またしても未発表曲集ですが、こういうのを一つ一つ昔は買っていたのは、やはりエヴァンスが好きだったからかな、と思います。マイルス・デイヴィスの基本的なアルバムも追いかけてましたが、そちらほどサウンドに変遷があるわけではなく、ごく初期のものを除いてけっこうマイペースに演奏していたので、録音時期も気にせずにあちこち出たものを当時は国内盤で集めていました。自分自身輸入盤にスイッチが切り替わりはじめたのは’98年頃だったと思うので、エヴァンスのアルバムの大半はそれ以前に出たものということになります。これはCDでは’92年に出たものだったかなあ。

 

Time Remembered/Bill Evans(P) Trio(Riverside) - Recorded May 30-31, 1963. Chuck Israels(B), Larry Bunker(Ds) - 1. Lover Man 2. Who Cares? 3. What Is This Thing Called Love? 4. How About You? 5. Everything Happens To Me 6. In A Sentimental Mood 7. My heart Stood Still 8. Time Remembered

「ビル・エヴァンス・アット・シェリーズ・マン・ホール」の未発表曲集で、だいぶ後になってから世に出たもの。これだけ素晴らしい演奏がオクラ入りになってしまうのももったいない話ですが、発売されて感謝です。このトリオは地味めですが、聴きやすいサウンドになっていると思います。 エヴァンスの作曲は8曲目のみですが、スタンダード中心の曲の演奏は耳にも優しくて、それが落ち着いたベースとドラムスに支えられていて、安心して聴けます。おなじみの曲がほとんどですけれども、配列も未発表曲集にしてはなかなか考えられているかなあと。どこまでもマイペースなエヴァンスと言っても、それがやはり最高のピアノのミュージシャンである限り、どれを聴いてもなかなかと思わせるものを持っています。7曲目はアップテンポ。

2020/02/18

Bill Evans Trio At Shelly's Manne-Hole

Billshellys ビル・エヴァンスのリーダー作の10日目。このアルバムは、ヴァーヴの初録音より後の録音ですけど、リヴァーサイドを去るために、残りの契約を消化したものと言われています。ベース、ドラムスが誰になっても、どこのレーベルに行っても(CBSは少し異色ですけど)マイペースな演奏を聴けるのは、やはりどのアルバムを選んでも、だいたいは満足度が高くなるゆえんですね。チャック・イスラエルのベースは地味ですけど、逆にそれがエヴァンスを引き立てることにもなり、こういうバランスの演奏もなかなかいいのでは、と思ってます。このライヴ、当初はデュオでやっていたのですが、ドラムスが欲しくてラリー・バンカーがそこから参加したとのこと。

 

Bill Evans(P) Trio At Shelly's Manne-Hole(Riverside) - Recorded May 30-31, 1963. Chuck Israels(B), Larry Bunker(Ds) - 1. Isn't It Romantic 2. The Boy Next Door 3. Wonder Why 4. Swedish Pastry 5. Our Love Is Here To Stay 6. 'Round Midnight 7. Stella By Starlight 8. Blues In "F"

シェリーズ・マン・ホールでのライヴ。でもドラムはシェリー・マンではなくてラリー・バンカー。聴きやすい曲が多く、しかも他ではあまりやらない曲もあり。8曲目がチャック・イスラエルの曲で、他はスタンダードなど。ドラムとベースはこの2人のようにオーソドックスな方がピアノも映えて全体のバランスもいいような気も。しばらくこのメンバーでのトリオが続きますが、三位一体的ではないけれど、たまにはエヴァンスが落ち着いたリズム・セクションで演奏しているのもいいと思います。ピアノのタッチも心なしか優しいようにも感じます。選曲の都合かもしれないけれど、割とミディアム・テンポの曲が多く、その分ゆったりと聴けます。そんな中でも4曲目はややアップテンポの4ビートで、躍動感もあり。もちろんおなじみの曲もあります。

2020/02/17

Upside Down/Claudio Scolari Project

Claudioupside 久しぶりの新譜で、イタリアからのCDです。日本ではAmazonなどでのダウンロードが入手しやすいと思いますし、ストリーミングでClaudio Scolariと検索すると何枚もアルバムが出てきますので、まずがストリーミングで聴いてみてから、というのもいいと思います。ヨーロッパは日本に比べてダウンロードや配信の比率が高くなっているので。静かめのファンクにピアノやキーボード、シンセサイザーが乗っかって、ドラムスもあまり派手ではないですけど、不思議な深いサウンドの色合いを持っていると思います。音量を少し絞り気味にして聴くとなかなかいい雰囲気。今だと、まずストリーミングで聴いてください、って言えるのが、分かりやすくていいですね。ダウンロードでも1曲ごとに買えるので、久しぶりに曲順での紹介になりました。

 

Upside Down/Claudio Scolari(Ds, Synth Prog) Project(Self-Produced)(輸入盤) - Released October 2019. Daniele Cavalca(Synth, Key, P, Ds), Simone Scolari(Tp), Michele Cavalca(B) - 1. Smoke In C Minor 2. Underground Soul 3. Upside Road 4. And I'll Make You Smile 5. Upside Down 6. Twister 7. Syrah Hangover 8. Wired 9. Bismantova Castle 10. Fast And Last

(20/02/16)全曲Claudio ScolariとDaniele Cavalcaの作曲。割と静かなファンクの曲が多く、インプロヴィゼーションとメロディを行ったり来たりする鍵盤の音がいい感じ。1曲目はベースレスだけどうまくマッチングしています。ややロック的でもあり、トランペットとベースが加わりミステリアスな色合いのサウンドが魅力的な2曲目、ドラムスとキーボードでインプロ的なやり取りが楽しめる3曲目、ファンクではじまったと思ったら4ビートも少しあるちょっとラフな4曲目、タイトル曲の5曲目はレゲエ的なリズムに加え、淡々としたやり取りがなかなかいい感じ。ドラムス2台の静かなやり取りの6曲目、キーボードが目立ちつつ、渋いサウンドのファンクの7-8曲目、ベース中心の静かなバラードの9曲目、やや激しいドラムスの10曲目。

2020/02/16

Conversations With Myself/Bill Evans

Billconverビル・エヴァンスのリーダー作の9日目。今日は多重録音によるソロアルバム。けっこう実験的な試みを早くからやっていたんですね。結果は、というと、2台ないし3台のピアノが同時にソロをとっているような、ちょっとゴチャゴチャとしている印象があるのですが、まあ、エヴァンスだから許す、という感じでしょうか。こういうアルバム、あまり聴いている方が多くないのか、それとも有名盤になっているのか、よく分かりません。曲は有名な曲が多いですけど。まあ、何枚かこういう多重録音のアルバムを作っているので、彼のテーマだったんでしょうね。何とも不思議な印象のあるアルバムでした。後年になってくると、エレキ・ピアノも使い始めますし、いろいろやってます。

 

Conversations With Myself/Bill Evans(P)(Verve) - Recorded January and February, 1963. - 1. 'Round Midnight 2. How About You 3. Spartacus-Love theme 4. Blue Monk 5. Stella By Starlight 6. Hey There 7. N.Y.C.'s No Lark 8. Just You, Just Me Bonus Track: 9. Bemsha Swing 10. A Sleeping Bee

邦題「自己との対話」。ビル・エヴァンスの作曲は7曲目のみで、スタンダードやジャズメン・オリジナルが中心。当時としては珍しかったピアノによる一人多重録音(2台ないし3台)。企画としては実験的で面白いのですが、ちょっと早すぎた試みだったかなあ、という気もしてます。複数台が少しゴチャゴチャと入り乱れていてあまり洗練されていない部分もあるので。まあ、この方向で後にもアルバムを出すので、エヴァンスのひとつのテーマだったことと思いますけど。ただ、エヴァンス自身の演奏で、連弾的に聴こえるというのもなんだかゾクゾクとする出来事なので、これはこれでありか、と思います。2曲目のように少しゴチャっとしながらもノリの良い曲もありますし。同時にソロをやっている感じもあって、聴いていて不思議な気分。

2020/02/15

The Solo Sessions Vol.2/Bill Evans

Billsolovol2 ビル・エヴァンスのリーダー作の8日目。今日は昨日に引き続きで、同じ日に録音された2枚目。これだけの量を一気に録音しているので、しかも気の向くままに、という感じも見受けられるし、いかに彼の引き出しが多いか、ということを改めて感じます。むしろ聴いている私の方が、コメントを何を書いたらいいのか、語彙力の不足を思い知らされる結果となってます。1曲だけテイク違いで曲の重なりはあるにしても、違う曲をどんどん録音していく姿が目に浮かびます。本当に素晴らしい演奏です。最近彼のドキュメンタリー映画が出て、その人間性が明らかになりましたが、音楽に向き合う時は、そういうことは関係なく、素直に向き合えると思います。

 

The Solo Sessions Vol.2/Bill Evans(P)(Milestones) - Recorded January 10, 1963. - 1. All The Things You Are 2. Santa Claus Is Coming To Town 3. I Loves You, Porgy 4. What Kind Of Fool I Am? (Take 2) 5. Love Is Here To Stay 6. Ornithology 7. Medley: Autumn In New York, How About You?

Vol.1と同じ日の演奏。これも私的な録音という印象が強く、やはりスタンダードやジャズメン・オリジナル集。こちらの方にはテイク2も入っていたりしますが、あとは曲のダブりもなく、メドレーもひとつ入っていて、一気に1と2とを聴いてしまうアルバムだなあ、というのは続けて録音しているので明らかです。録音した曲順はこの通りなのかは分かりませんけど、エネルギーというかベクトルがアルバム2枚分持続しているのが分かるので。それでいて緩急や盛り上がるところ、抑えるところははっきりしていて、時々立ち止まるような間があることをおいても、そのフレーズ自体がいいので、あまり気になりません。しかしこの時期にソロでよくこの分量残しておいたな、というのが正直なところ。Riversideの契約消化のためらしいですけど。

2020/02/14

The Solo Sessions Vol.1/Bill Evans

Billsolovol1 ビル・エヴァンスのリーダー作の7日目。今日のアルバムは、どうもリヴァーサイドの契約消化のために録音されたもののようです。発掘音源としてマイルストーンからの’80年代後半?の発売されたアルバム。国内盤でのCD化は’92年。この時期これだけのソロ・ピアノが出てきたのはファンにとっては朗報だったろうと思います。その間の取り方からして、淡々と演奏を録音していったのかなあ、とも思いますけど、エヴァンスのファンだったら1度は聴いておいてもいいのかなあ、と思います。もちろん優先順位としては、録音してすぐに正式に出されたアルバムなんでしょうけど、彼みたいにあとからどんどん出てくると、そのあたりの整理も大変ですね。

 

The Solo Sessions Vol.1/Bill Evans(P)(Milestones) - Recorded January 10, 1963. - 1. What Kind Of Fool Am I? 2. Medley: My Favorite Things, Easy To Love, Baugles, Bangles And Beads 3. When I Fall In Love 4. Medley: "Spartacus" Love Theme, Nardis 5. Everything Happens To Me 6. April In Paris

これもだいぶ後になってから発表されたアルバムで、ソロ・ピアノの未発表曲集。2枚分を1日で録音を終えてしまったとのことです。スタンダードやジャズメン・オリジナルで、うちメドレーが2つあるところをみると、指先が勝手に動くままに録音した、アルバム発表用というよりも、私的な演奏の録音と思えるような部分もあります。実際そうだろうと思いますが、それでもビル・エヴァンスの演奏は貴重。あまり周りを意識せずに、思いついたように進んでいく、そんなところが彼のプライベート性を見せていてなかなかいい感じ。緊張感もほぐれていて、こういう演奏でもエヴァンスの演奏は聴き間違えることがないので、聴いてみてなるほど、とは思う。それでも私的な感じが結構強い演奏なので、やっぱり彼を追いかけている人向けか。

2020/02/13

Unknown Session/Bill Evans

Billunknown ビル・エヴァンスのリーダー作の6日目。このアルバムはCDで購入以前に、友人からカセットテープで聴かされていて、それ故に刷り込みの強いアルバムだったのかもしれません。国内盤でCDになったのは’92年のことのようですし。でも、いったんは録音したアルバムが、保管場所を間違えた故に20年くらいその存在も分からなかったというのはなかなか物語的には面白いですね。だからこそ、「アンノウン・セッション」というタイトルなんでしょうし。オリジナルだらけの地味なこのアルバム、そういうわけで、あとから発売されたアルバムの中では、自分の中で特別な位置を占める、というのもわかっていただけたでしょうか。そういうアルバムだらけ、という感じもしますけど。

 

Unknown Session/Bill Evans(P)(Riverside) - Recorded August 21-22, 1962. Zoot Sims(Ts), Jim Hall(G), Ron Carter(B), Philly Joe Jones(Ds) - 1. Loose Bloose(Take 3) 2. Loose Bloose(Take 2 and 4) 3. Fudgesickle Built For Four 4. Time Remembered 5. Fankallero 6. My Bells 7. There Came You 8. Fun Ride

邦題「ファンカレロ」。やはり後になって発表されたアルバム。テープが間違った場所に保管されていたために、発見が遅れたそう。当時は貴重な未発表演奏でした。ここでのズート・シムズは味わいがあります。おまけにジム・ホールの参加もあり、全体的にやや渋い仕上がり。うーんと唸ってしまいます。有名盤以外でどれか一枚選べとなると、地味化もしれないけれど」このアルバム。珍しく全曲ビル・エヴァンスのオリジナルだし、クインテット編成だし、意外性は大きいです。特に1-2曲目は穏やかな曲ながらも、はじめて聴いた時の印象が強く残っていて、メロディが頭を離れません。BGMにしても邪魔にならないくらいの演奏で、かなり地味だけど、それ故に味わいのあるアルバムになっているのは間違いないと思います。

2020/02/12

2階から3階までLANケーブルの敷設

200211kaidan 家も築25年以上になるため、まだパソコンを入れる前の時代だったこともあり、家を建てるときは、コンセントやどの部屋にテレビを持って行ってもいいように、アンテナの差込口はたくさんつけたものの、LANケーブルをつなぐことはまだその概念すらなかったでした。’02年に1階にNTTのBフレッツの光回線を引いた頃に、一度階段を経由してLANケーブルを引いて2階、3階でもパソコンを見れるように、と見積もりをとったら、ケーブルは階段を引き回さなければならず、穴も壁に何か所も開けなければならなくて、それだけで10万円以上の見積もりが出てきて断念した覚えがあります。それからしばらくは1階でパソコンを使うのがルールになってました。次男用にWiMaxも入れたことがありますけど、月額費用が高くてあまり長続きしませんでした。仕事用ではここ10年くらいauのカード(最近はUSB)も持ってますが、仕事用のノートパソコンにしか使えないというデメリットもありますし。無線LAN初体験は’12年のauのiPhoneを最初に買ったときに無料でついてきたキューブで、1階だけで使ってました。

2階にauひかりの光回線を入れたのが4年ほど前(’16年春)で、その時に2階の部分で無線LANがつながるようになっても、その電波は3階まで届かなかったんですね。なのですぐに長男がルーターをまた買ってきて、3階に中継器として置いて、それでやっと家の中でどこでもWi-Fiが使えるようになりました。

最近になって長男が2階から3階までLANケーブルを引くというので、いろいろ試行錯誤してました。いったんは2か所のドアのところに超薄型のケーブルを使ってつなぐも、そこがボトルネックになってしまい、3階は最高で30Mbpsしか出ない。Netflixなどの4Kテレビは観るのに40Mbpsは必要だったんですね。なので9日から10日にかけて、2階と3階の壁に穴をあけて、10メートルのLANケーブルを買いなおして1本で敷設、その水準がやっと満たされることになりました。そして1階から3階までのWi-Fiルーターの再配置を、1階では特にストリーミングの音質を見ながら一番相性のいいのを選んだりして11日にやってます。

私としても昔から有線で3階まで持ってくるのは夢でもあったので、長男が今回やってくれたことに感謝してます。3階のテレビも有線でつながりましたし。とは言うものの、時代は変わって私の方は3階ではスマホをWi-Fiで使うのが主なので、中継器時代とはあまり変わっていませんけど。他の家族はかなり便利になったんじゃないかな。

2020/02/11

Oppo Sonica DACが修理から戻ってきた

200209oppo Oppo Sonica DACが1月中旬に出した修理から9日に戻ってきました。その間はマランツのSA-12のCDプレイヤーのDAC機能を使っていたので、不便はありませんでしたが。Oppoは正規代理店を通して修理を受け付けるシステムで、たまたまAmazonから買った先がコジマオンラインだったため、グループ企業のビックカメラが近くにあって持ち込めて助かりました。

故障はフロントのUSB端子が認識しないだけだったのが、メインボード一体型で壊れていて、結局新品交換に。これは意外にも費用が掛かるなあと長男に相談したら、彼のGoサインが出て直すことにしました。修理費用も購入時の6割ぐらいと大きい。長男と費用を折半することにして、私はこの間古本屋に買い取りに出した35,000円を充てることにしました。ちなみにリアのUSB端子は正常に動作してました。

こういう故障は悩ましく、私一人だったら直さないで済ますところだったと思います。まあ、修理に出した方は天板が大きく傷もついてしまっていたし、新品で戻ってくるのなら、それだけ修理代がかかるんだから、かえって良かったのかもしれません。2年ほど前、突然Oppoがオーディオ製品の製造を中止し、人気のあった中での絶版だったので、程度のいいのは中古でも当時の売値か、それを上回る価格で取引されているようですし。それ以前に、スマホのアプリがSonica DACの方がマランツのものより使いやすいのだ、と長男は言ってましたし。

購入時は部屋中の機器が固定IPだったので、DHCPしか対応しないSonica DACが恨めしく、それを避けるためにルーターとHUBを買い足して対策したので大変でしたが、その後部屋の中の半分ぐらいの機器がDHCPにも対応するようにTKCの人にメインのルーターの設定を変えてもらったので、今は何てことありません。ただ、オーディオ周りというか、音楽関係は今でもルーターとHUBを分けて、しかもLANケーブルは長男が買い替えて値段の高いものを使用しています。NASもあるしストリーミングもハイレゾであるし、ということでは、そういう方向になるのは自然なことかなあと思います。

2020/02/10

フレッツ光ネクストファミリー・ギガラインタイプへの光回線の変更

200209rooter 200209speed 家の方(2階3階)にはauひかりが入っていて、これは4年前だったかな?の設置なので光回線はギガのスピードのものが入っています。ただ、そちらは今までWi-Fiでの接続のみをしていたので、実際の有線の接続のスピードって分からなかったでした。

昨年、1階の方にAmazon Music HDを契約して、ハイレゾ配信も聴くようになりましたけど、実際のところはそのために10Mbpsもあれば十分な速度だそうです。1階の方は光ケーブルが設置されてすぐにNTTにBフレッツ(’02年10月)を申し込み、それが自動的にフレッツ光に更新されて、10年前にはひかり電話が入ってルーターがその時代わりました。速度はもうすでに100Mbpsだったと思います(最初からだったかもしれない)。現状あまり遅いという認識はないのだけど、せっかくハイレゾも聴けるのだし、ギガタイプに変更しても月額が税抜きで200円アップ、変更手数料も2千円と安かったので、今回変更の手続きをとりました。NTTのレンタルのWi-Fiも勧められたけど、1階ではスマホをつなげるだけなのでスピードはいらず、とりあえずは有線のみの契約で、Wi-Fiは外付けのルーターを使用。

7日にルーターが届き、8日は昼間は外出だったので夜ルーターの入れ替えをしました。10年前はひかり電話の自分で行う設定が、電話とFAXと2回線別番号であるため、けっこうややこしかった記憶がありますが、今回は最初は戸惑いましたけど、設定は割とすんなり行けたと思います。電話機からボタンを押して設定がいろいろできるようで、その設定をしました。

NTTからは9日の9時から12時の間に回線の切り替えをするとのことだったのですが、実際には早朝の5時ごろでした。朝早く起きてしまってインターネットをやっていたら、一時的にインターネットが使えなくなり、その後また使えるように。念のためスピードテストをしたら、なんと300から400Mbps台の速度ではありませんか。まあ、朝早くの回線のすいている時間なのだからかもしれませんが、これだけスピードがあれば十分です。仕事もクラウドを使ってますし、ダウンロードなどもやりやすくはなるでしょうね。まあ、これからが楽しみです。

(10日分追記)ひかり電話の電話とFAXの鳴り分けがうまくいっていたと思ったら、電話にかかってくるとFAXに飛んでしまう。設定書(マニュアル)を見て何度設定してもダメなので、相談窓口に連絡しました。そうしたら、一部設定書にない設定を指示されたので、それでは設定できるはずないわなあ、とクレームを入れておきました。話も聞かずに最初から有料相談契約を勧めるのは、ちょっとまずいのでは。

2020/02/09

Empathy/Bill Evans

Billempathy ビル・エヴァンスのリーダー作の5日目。ヴァーヴ移籍になりますが、この直後にもまだリヴァーサイドで録音をしています。おそらくそちらは消化試合だったのではないかと。録音されてすぐ発売のものもあれば、だいぶたってからのアルバムもあったり、マイルストーンからのは発掘音源かな、とかまとめて聴いてみて分かるようになってきました。音源的にはどれも安定してはいるのだけど、やはり順番的には当初発売されたアルバムからかなあ、なんてことを思っています。今日のアルバムはメンバー的にも、曲的にも個性的なアルバムなので、一度は聴いておいてもいいアルバムではないかなあ、と思います。収録時間は少し短めですけど。

 

Empathy/Bill Evans(P)(Verve) - Recorded August 14, 1962. Shelly Manne(Ds), Monty Budwig(B) - 1. The Washington Twist 2. Danny Boy 3. Let's Go Back To The Waltz 4. With A Song In My Heart 5. Goodbye 6. I Believe In You

ヴァーヴ移籍第一弾。曲はスタンダード集で、収録時間は35分ほど。曲目も普段はやらないようなものが多め。なので、ピアノの弾き方も普段とは少々違っている気も。ここではシェリー・マンのドラムが個性的。曲によっては前面に出てくることも。彼の影響なのでしょうか、心持ち演奏が明るい感じ。当時、シェリー・マンはかなり有名なドラマーでした。いつものベースとドラムスでという安心感もありますが、時々リズムセクションが代わることも、マンネリを打破するうえでは重要なのかも。曲目のこともあり、最初から最後まで新鮮な気持ちで聴けます。1曲目の独特なノリもいいけれど、2、5曲目のしっとりとしたバラードもなかなか。そして3曲目のややアップテンポもある緊張感。そんな中4、6曲目はエヴァンスのマイペース。

2020/02/08

Interplay/Bill Evans Quintet

Biiinterp ビル・エヴァンスのリーダー作の4日目。といいつつ、ポール・モチアンの参加時代は以前に書いているので、いわゆる4部作はすっ飛ばして、もうその後の’62年の録音になります。リーダー作としては珍しいホーン入りの演奏です。数えるとある程度はあるのですけど、あとから出た彼のアルバムの多さからすると、ちょっと埋もれているような感じもありますね。やはり早い時期の購入だったので(今日聴いている紙ジャケは2枚目)アルバム発売当時はけっこう聴いたものでした。紙ジャケの方はどうなんでしょうね。ボーナストラックが入っているものが多いですけど、貴重な未発表音源の反面、作品として聞くには少しジャマになるような気も。

 

Interplay/Bill Evans(P) Quintet(Riverside) - Recorded July 16-17, 1962. Freddie Hubbard(Tp), Jim Hall(G), Percy Heath(B), Philly Joe Jones(Ds) - 1. You And The Night And The Music 2. When You Wish Upon A Star 3. I'll Never Smile Again(Take 7) 4. Interplay 5. You Go To My Head 6. Wrap Your Troubles In Dreams Bonus Track: 7. I'll Never Smile Again(Take 6)

ビル・エヴァンスのリーダー作では数少ないホーン入りのアルバム。ここでのフレディー・ハバードは元気すぎる部分もありますが、ジム・ホールのギターが味わい深く、うまく調和している部分もあります。というわけで、お気に入りの方のアルバム。唯一4曲目の「インター・プレイ」がエヴァンスの作曲で、ちょっと屈折していて好きです。他はスタンダードなど。ベースとドラムスの組み合わせも変わってますが、それが割と普通にジャズしていて、ここでは合っている感じ。1曲目で「あなたと夜と音楽と」を持ってきているので、アルバムへの入り込みはオーケーという感じで、その後も楽しんで聴けます。2曲目のバラードのしっとり感もなかなか。3、5曲目はピアノも皆に寄り添ってバップ的な雰囲気。6曲目もなかなかゴキゲンな曲。

2020/02/07

Green Dolphin Street/Bill Evans

Billgreen ビル・エヴァンスのリーダー作の3日目。今日のアルバムは、有名なアルバムですけど、発売されたのは’77年らしいです。私が買ったのはCD化されてからなので、あまり後から出たというイメージはないのですが、このメンバーでということは、画期的な音源だったと思います。確かに7曲目だけ別なセッションだったり、5-6曲目がテイク違いで時間を調整しているのではないかと、今考えるとそうも思えるのですけど、このアルバムを聴いた当初は、かなりハマりました。それだけいいアルバムだと思うのです。この時期のアルバムの主なものは、紙ジャケが出始めた当時のものに買いなおしているので、すべて当時のリマスター。’95年頃のことだったかな?

 

Green Dolphin Street/Bill Evans(P)(Riverside) - Recorded January 1959 Paul Chambers(B), Philly Joe Jones(Ds) - Recorded August 21, 1962. Zoot Sims(As), Jim Hall(G), Bill Evans(P), Ron Carter(B), Philly Joe Jones(Ds) - 1. You And The Night And The Music 2. My Heart Stood Still 3. Green Dolphin Street 4. How An I To Know? 5. Woody'n You(Take 1) 6. Woody'n You(Take 2) 7. Loose Bloose

7曲目のみクインテットで’62年録音。そしてこの曲のみステレオでビル・エヴァンスの作曲。ずっと後になって発売されたアルバムだけど、特にトリオのメンバーはそのあたりの時期のマイルス・バンドのメンバーだけに貴重なトリオ。これはもう、最初の1曲のピアノだけでも買う価値ありだと思います。エヴァンスのピアノというのがこれでもかと言わんばかりに堪能できます。こういうのは絶対真似のできないピアノ。後から出たものでも、7曲目のみ異色でも、それでも名盤になりうる要素は十分。まあ、5-6曲目がテイク違いだったりもして、収録時間合わせと言えないこともないけど、文句を言う人はいないでしょう。もともと出ていたこの時期のアルバムが名盤ぞろいなだけに、これもそれに加えておきたいところ。印象深いです。

2020/02/06

Everybody Digs Bill Evans

Billeverybo ビル・エヴァンスのリーダー作の2日目。早速有名盤になってしまいましたが、昔はこのあたり何度も聴いていたアルバムで、愛着は大きいです。その分、コメントの文章がしどろもどろになってしまっているような感じがありますけど。今聴くと、ボーナストラックの11曲目もソロなんですけど、小品を含め、ソロの演奏が多めですね。トリオでの演奏といいコントラストになっているというか。昔の短いコメントにはベース、ドラムスが少々平凡などと書いてありましたけど、今聴くと、これはこれでけっこういいコンビではあります。これからも有名盤にあたる可能性が高いですが、皆が聴いているアルバムだけに、ちょっと緊張しますね(笑)。

 

Everybody Digs Bill Evans(P)(Riverside) - Recorded December 15, 1958. Sam Jones(B), Philly Joe Jones(Ds) - 1. Minority 2. Young And Foolish 3. Lucky To Be Me 4. Night And Day 5. Epilogue 6. Tenderly 7. Peace Piece 8. What Is There To Say? 9. Oleo 10. Epilogue Bonus Track: 11. Some Other Time

ビル・エヴァンスの作曲は5、7、10曲目。5、10曲目は小品で、同じ曲。繊細!のひとこと。2、3曲目など、バラードの曲が特に印象的。想定されるコード進行から、どうしてこの音程(フレーズ)がくるのかと、知的な意外性を楽しませてくれます。’58年という年を考えると、こういうピアノのフレージングは、もはや彼独自なものと思えます。もちろん、7曲目のピース・ピースの極限状況での静かなフレーズにただただ感激しました。数あるテイクの中でも、これが一番いいのでは、と思わせます。アルバムではベースとドラムも素晴らしいのだけれど、ラファロ、モチアンの組み合わせと比べるとオーソドックスかな、という感じも。それでも、このトリオの演奏もなかなか味があります。4曲目はいい雰囲気で、こう来たのかという印象。

2020/02/05

Easy To Love/Bill Evans

Billeasyto 今日から20回でビル・エヴァンスのリーダー作を聴いていきます。今日はその1回目。とは言うものの、’99年以後の購入CDと、ポール・モチアン、ゲイリー・ピーコック、ジャック・ディジョネット、エディ・ゴメス、マーク・ジョンソン参加作はすでに終わっています。なので、’60年代までがうち17枚あったり、半分落穂ひろい的なアルバムもあったりしますが、その点はご容赦を。予想ではエヴァンスは手直しのラストになる予定だったんですけど、それは競演/サイド参加作だけが、たぶんラストになります。それにしても彼が亡くなった後に発売されたアルバムがけっこう多いということが、改めてわかりました。

 

Easy To Love/Bill Evans(P)(Riverside) - Recorded September 27, 1956, December 15, 1958 and April 4, 1962. - 1. I've Got It Bad (And That Ain't Good) 2. Waltz For Debby 3. My Romance 4. Peace Piece 5. Lucky To Be Me 6. Some Other Time 7. Epilogue 8. Danny Boy 9. Like Someone In Love 10. In Your Own Sweet Way 11. Easy To Love

ビル・エヴァンスの亡くなった後に発表された、ピアノソロの未発表曲を中心にまとめられたもの。初期のものが中心なので貴重。’56年録音が1-3曲目(これのみモノラル)、’58年録音が4-7曲目、’62年録音が8-11曲目。エヴァンスの作曲ないし共作は2、4、7曲目。静かな演奏が多く、聴いていて安らぎます。やはり’56年あたりでも十分エヴァンスの個性が出てますが、そこから’62年に行くにつれて、完全に彼のピアノになっていく進化も見られます。やはりエヴァンスはエヴァンスだったという。まあ、落穂ひろいというか、アウトテイク感もある程度ありますが、それでも完成度はなかなか高く、ファンなら一度は耳を通しておいてもいいのでは、と思います。この時期のソロ・ピアノ集という希少感がかなりありますし。

2020/02/04

なぜか人生のまとめにかかっているような

35歳で最初にはじめたホームページも、あれからもう22年以上経ち、その後にこのブログもはじめたりして、もう還暦まで1年半ほどになってしまいました。体調的には多少瞼などに問題はあるものの、特にそんなに気にする必要がなく過ごしてこれてまして、仕事の方も、細々とながら、まあ順調ではあります。自営業なので定年はない(というより年金が少ないから辞められない)ということもありますけど。ただ、ここ最近の自分の行動を見ていると、最近人生のまとめにかかっているような気配があります。

自営業だし、仕事のことは私しかわからないので、自分に万が一のことがあった時に、具体的に何をすればいいかを数年前に家族に書き残しているのですが、そこには仕事のことだけではなく、身の周りのことも割と細かく書いてあります。プライベートな部分では、特に家族が引き継がなければ(いらなければ)換金できそうなものはここに買い取りに出せ、というようなことまで書いてあるのですが、最近、その中のマンガの単行本を中心に本類は自ら3か所に主なものを結果的に効率的に処分して、現金化して、それでオーディオを買ったりしていました。もう本は瞼の具合もあってあまり読み返さないだろうということと、本の経年劣化が出てきて、売るなら今かな、という判断がありました。オーディオの方は長男の趣味でもあるので、長男が引き継ぐことになっています。本類、まだまだありますけど、仕事のものは資源ごみにしかならないのが多いし、めぼしいものは少しだけになりました。

他では楽器類、CD関係ですが、それも万が一の時はここに売れ、というのを残してます。CDはストリーミングを導入した時に、処分を考えましたけど、意外に手持ちのCDが配信対象になっていないものも多いので、それを見極めてからと、たぶん一部を除いてだいぶ先になるだろうと思います。

そして今までにも何度も書いてますが、ホームページのアルバムコメント手直しを’99年からやっていて、残り今日現在で155枚(重複あり)のため、今年で完了しそうな気配が濃厚になってきました。ブログに毎日のように出してますが、やはり新譜の方が人気があり、旧譜のアクセスは新譜の2分の1から3分の1程度です。それでも、これだけはやっておかねば気が済まない、ということもあって、それを気にせずに進めています。それが終わったところで気分的にはこれまた一段落というのもありますね。

CDの新譜も、お気に入りのレーベルが中断したり、追っかけているミュージシャンが亡くなられたりしていて、買う枚数が減ってきていることもあり、やはり早いけど自分自身無意識のうちに人生のまとめにかかっているような気分になった次第です。まあ、終わりにしたわけではないけど、自分の中で何かが変わりつつありますね。反面、その間にまた何か新しいことを見つけるとは思うんですが。

2020/02/03

Live At The Bottom Line/The Gadd Gang

Thegaddlive エディ・ゴメスの競演・参加作の31日目にして最終日。ジャズのホームページが、まさかザ・ガッド・ギャングのR&Bのアルバムを2枚紹介して締めくくるとは思ってませんでしたが、発売当時はリアルタイムで聴いていて、こういうサウンド、けっこう好みだったと思います。ただ、ゴメス中心に聴いていくと、ちょっと拍子抜けだったかもしれませんけど。久しぶりに聴いてみて、やっぱりこういう音楽も楽しい、ということが改めて分かったのです。今まで、とにかくエヴァンス関連が手つかずが多かったので、このブログでもエヴァンスのリーダー作中心にはなってしまいましたが、次は、そのエヴァンスのリーダー作という観点から残りを取り上げていこうかと思います(汗)。

 

Live At The Bottom Line/The Gadd Gang(A Touch) - Recorded September 22, 1988. Steve Gadd(Ds), Cornell Dupree(G), Eddie Gomez(B), Richard Tee(P, Key, Org), Ronnie Cuber(Bs) - 1. Watching The River Flow 2. Way Back Home 3. My Girl/Them Changes 4. A Whiter Shade Of Pale 5. My Little Brother 6. Che Ore So' 7. Singed, Sealed, Delivered I'm Yours 8. Honkey Tonk/I Can't Stop Loving You

ザ・ガッド・ギャングのライヴ。ライヴでもリラックスした演奏を繰り広げています。5曲目はスティーヴ・ガッドとリチャード・ティーの共作だし、1曲目はボブ・ディランの曲。スタジオ録音の再演曲も多めにありますし。楽しんでリラックスしているし、こういう味のあるプレイはなかなかベテランでないと出ないものです。リチャード・ティーやロニー・キューバー(あえてバリトン・サックスなのが渋い)がけっこうハマってしまいます。たまにはR&Bもいいものだなあと、これもリアルタイムで聴いていましたが、思いました。グループで(しかもA Touchレーベルなので日本企画かな?)3枚のアルバムを出して、いつもはジャズやフュージョンをやっていてもこういう音楽も演るんだ、という主張を残したガッドはテクニックばかりでなくやはりスゴい。

2020/02/02

Here & Now/The Gadd Gang

Thegaddhere エディ・ゴメスの競演・参加作の30日目。ラストにの方はどんなジャズのアルバムが待っているんだ、と楽しみだったんですが、ラスト2枚は「ザ・ガッド・ギャング」で、ゴメスはおそらく今までのアルバム(ポップスとかの参加ではあるかもね)の中ではソロを除いて一番簡単なフレーズを弾いているんじゃないかなあ、なんてことを聴きながら、思いました。でも、このバンドにあえてアコースティック・ベースを持ち込むと、けっこう低域がいい音で鳴るなあ、とも思うし、スティーヴ・ガッドの狙い通りでは、と思います。小難しいジャズをあえて聴くのもいいですけど、たまにはこういうR&B中心のアルバムを聴いて、リラックスするのもいいかなあと思いました。

 

Here & Now/The Gadd Gang(A Touch) - Recorded March 1988. Steve Gadd(Ds), Cornell Dupree(G), Eddie Gomez(B), Richard Tee(P, Key, Org, Synth), Ronnie Cuber(Bs), Alan Rubin(Tp), Jon Faddis(Tp), Dave Bergerron(Tb), George Young(Ts), Lou Marine(Ts) - 1. I Can't Turn You Loose 2. My Girl/Them Changes 3. Soul Serenade 4. A Whiter Shade Of Pale 5. Tippin' 6. Things Ain't What They Used To Be 7. Che Ore So' 8. Signed, Sealed, Delivered I'm Yours 9. America The Beautiful

グループの2枚目。5曲目のみコーネル・デュプリーの作曲で、他は各方面の有名曲など。オーティス・レディング、キング・カーティス、プロコル・ハルム、スティーヴィー・ワンダー作などで、カヴァーも多く取り上げられている有名曲も。6曲目にはエリントン・ナンバーが入っています。ジャズでもフュージョンでもない、どちらかというとR&Bの世界がひろがっているアルバム。こういう音楽だとけっこうリラックスして聴くことができます。有名なミュージシャンが集まっているし、それが難しいことをあまりやらずに楽しむことを目的で演奏しているのがなかなかいい。ただ、個人的には1枚目との区別があまりついていませんが。エディ・ゴメスのこういう使い方は、1枚目でもそうだったけど、あまり予想できなかったです。なかなか好盤。

2020/02/01

Amorphism/Masahiko Satoh

Satohamorp エディ・ゴメスの競演・参加作の29日目。今日は佐藤允彦のアルバムで、私が和ジャズを意識して聴き始めたリアルタイムでは最初の方のアルバムになります。ドラムスがスティーヴ・ガッドだったので、ジャズの中心地からはけっこう外れてはいましたが、この3人の超絶テクニックで、このアルバムはかなりの愛聴盤になりました。この後しばらくの間CDで佐藤の追っかけをけっこうしていました。その中でもソニー系列のA Touchレーベルは印象的で、これもその1枚ですが、レーベルのアルバムが発売されていた時期は短かったとは思いますけど、伊藤君子はじめ何枚かあるんじゃないかな。今回聴き返して、思い出がよみがえってきました。

 

Amorphism/Masahiko Satoh(P, Key, Synth)(A Touch) - Recorded November 1985. Eddie Gomez(B), Steve Gadd(Ds) - 1. Escape Velocity 2. Shun Yo Sho(春予抄) 3. Acid Reaction 4. Ken Sen(乾旋) 5. Utpala 6. Quid Pro Quo 7. Sai Ka U(催花雨)

全曲佐藤允彦作曲。収録時間は36分ほど。1曲目で基本ワンコードなのに変幻自在なピアノ・ソロでとにかく飛ばしまくりますが、他の静かな曲も知性を感じさせる独自な世界です。ピアノ・トリオのジャズでありながら他と違うのは、皆ノリがジャストでリズムもタイトで、キメなどが気持ちいいぐらいビシバシとキマるからでしょう。ファンクを聴いているような錯覚もあり、曲によってはかなりのスリルです。シンセサイザーを使用した曲もあり。日本的なものを題材にして、どこまでジャズという共通語で会話ができるか、ということらしい。この時期になるとアコースティック・ピアノを中心に据えて、シンセサイザーなどを効果的に使って、自然に音が入り込んでくる感じ。4曲目はまさに佐藤独自のフリーに入り込んでいく世界になってます。

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