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2020/01/27

I Will Say Goodbye/The Bill Evans Trio

Billiwillsay エディ・ゴメスの競演・参加作の25日目。ゴメスが在籍していた時代は、ビル・エヴァンスが割と数年おきにレーベルを変えていた時期で、ヴァーヴからCBS(Sony)、ファンタジー、そして脱退する時のワーナー・ブラザースと、けっこうひんぱんです。CBS(Sony)の時期はちょっと変わったことをやろうとしてましたけど、他はレーベルが変わろうとマイペースを貫いてますね。’74年に入ったファンタジーも’77年には去ってます。ただ、エヴァンスの生前というか、録音してすぐにレコードにならなかったものも多く、あとからどんどん新しい音源が出てきている状況で、最近発売のものまで追っかけ切れてなかったのは少々残念だな、と個人的に思います。

 

I Will Say Goodbye/The Bill Evans(P) Trio(Fantasy) - Recorded May 11-13, 1977. Eddie Gomez(B), Eliot Zigmund(Ds) - 1. I Will Say Goodbye 2. Dolphin Dance 3. Seascape 4. Peau Douce 5. Nobody Else But Me 6. I Will Say Goodbye 7. The Opener 8. Quiet Light 9. A House Is Not A Home 10. Orson's Theme

ファンタジーへの最後の録音。なので、ファンタジーとの別れがタイトルなのか、どうか。ビル・エヴァンス作は7曲目のみ。アルバム中ハービー・ハンコックの「ドルフィン・ダンス」(2曲目)やスティーヴ・スワロウの「ポ・ドゥース」(4曲目)を演奏しています。どう聴いてもビル・エヴァンスのサウンド。おもしろいです。繊細で美しい曲が多いアルバム。CDには6曲目に1曲目のテイク2が入っていたり、10曲目はLP未収録ですが、それでも収録時間は46分ほど。スタジオ録音なので、このアルバムならではの曲が多く入ってます。ただ、ファンタジーのジャケット写真が地味なように、何となく演奏も地味に感じるのは気のせいか。エヴァンス自身はマイペースで演奏する人なのだけど。にぎやかな曲もあるけど、割としんみりと聴けます。

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