Bill Evans Live In Tokyo
エディ・ゴメスの競演・参加作の13日目。やっとビル・エヴァンス関係の折り返し点か。同じ編成でのトリオでの演奏がアルバムではこの時期ほとんどなんですけど、やっぱり聴いていて飽きないなあ、というのが感想です。スコット・ラファロのいた時期のリヴァーサイド4部作がやはり今でも人気ですけど、エヴァンスはだいたいどの時期を聴いても、かなりいいクォリティを聴かせてくれるので、それで彼を追いかけていた原因になっているのかもしれません。CBSの時代は、手元には3枚しかアルバムもなくて、けっこう実験的な(というか、異色な)ものもあったりしますが、それもやはり貴重な彼の一幕だなあ、と思います。この後彼はファンタジーに移籍します。
Bill Evans(P) Live In Tokyo(Sony) - Recorded January 20, 1973. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Morning Glory 2. Up With The Lark 3. Yesterday I heard The Rain 4. My Romance 5. When Autumn Comes 6. T.T.T.T.(Twelve Tone Tune Two) 7. Hullo Bolinas 8. Gloria's Step 9. Green Dolphin Street
東京の郵便貯金会館でのライヴ。59分の収録。当初発売されていたアルバムではここで初演の曲が何曲かあります。あえてそうしたのだとか。ここでは、7曲目の「ハロー・ボリナス」がソロの演奏なので珍しく、また、12音階の「T.T.T.T.」も非常に難しい曲と思われるのにライヴで演奏しています。ライナーによればこの曲がリハーサルのメインに据えられていたそうです。ベース・ソロもあって、エディ・ゴメスがベースで良かったとつくづく思います。 おなじみの曲もその中にちらほらあり、いいアクセントになっています。やはり当時の公式録音ということもあって、力が入っていることが分かるような気がしています。出だしの1曲目、ラストの8-9曲目などの配置も、おなじみの曲で見事なドラマを作っている感じで、見事なライヴ。
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