27番街 ロサンゼルス・トリオ/神保彰 featuring エイブラハム・ラボリエル、ラッセル・フェランテ&パトリース・ラッシェン
神保彰の今年の新譜2枚目。「月」と「太陽」と、分かりやすいイメージで2つのアルバムの対比をしています。ちょっと気になるのが録音の音圧が昨日の「26th」の方がいく分大きいことで、これはアメリカの東西でそれぞれ別の人がミキシングやマスタリングをやっているからかなあ、と思います。まあ、アンプのヴォリュームで調整すればいいだけのことなんですけど。どっちも同じぐらいに力を入れて制作しているのでしょうが、個人的な好みは今日の方のアルバムかな。まあ、1枚ずつかしこまって聴くよりは、音楽をかけながら聴きつつ他の作業をやる、という感じで聴けるようなサウンドではありますが、これもベテランのフュージョンだからこそでしょうね。
27番街 ロサンゼルス・トリオ/神保彰(Ds、Prog) featuring エイブラハム・ラボリエル(B)、ラッセル・フェランテ(P)&パトリース・ラッシェン(P)(Electric Bird)
27th Avenue LA Trio/Akira Jimbo(Ds, Prog) featuring Abraham Laboriel(B), Russell Ferrante(P on 1, 3-5, 9) & Patrice Rushen(P on 2, 6-8), Guest: Bob Mintzer(Ts, Ss on 2, 5)(Electric Bird) - Released 2020. - 1. Amber Sky 2. Purple Heat 3. Red Dress 4. Mint Green 5. Cool And Smooth 6. Precious 7. Blue Beads 8. Suuny Yellow 9. Light And The Wind
全曲神保彰の作曲で、プロデュース、アレンジ等も含む。こちらはトリオだけど、曲に応じてラッセル・フェランテとパトリース・ラッシェンが後退するという豪華布陣。そしてボブ・ミンツァーが2曲目にソプラノ・サックスで、5曲目にテナー・サックスで参加しています。3曲目は日本人によく似合う和製のメロディですが、そこがまたなかなかいい感じ。だいたいの曲はやはり和製フュージョンというのか、メロディ的に分かりやすいので、こちらの方がスムース・ジャズ度は高めかな。毎年2枚のアルバムを出すようになって久しいけど、アメリカの東西を意識しているのはここ数年。このアルバムは「太陽」をイメージしているのだそうで、日射しがサンサンと降りそそぐ雰囲気が出ています。何年も似たようなメンバーですが、今年も面白い。(20年1月1日発売)
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