Yesterday I Heard The Rain/Bill Evans
エディ・ゴメスの競演・参加作の12日目。今日のアルバムもプライベート録音のようです。ここまであると書くことがなくなるような感じもしますが、ここでのビル・エヴァンスは、曲目も演奏もいいうえに、曲順もなかなかなので、56分を一気に聴かせてしまいました。ただ、音をよくするために、ミックスで音をいじっているようで、ドラムスの揺れだと思うんだけれど、重低音がずっと鳴りっぱなしのような音が出ていて、ちょっと気になりました。サウンドカラーとしてはだいたい同じなんですけど、このトリオ、もちろん細かいところまで聴くとなると、そのたびにフレーズが異なっていることは、言うまでもありません。ラストも元気な「いつか王子様が」でした。
Yesterday I Heard The Rain/Bill Evans(P)(Bandstand) - Recorded 1972. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Up With The Lark 2. What Are You Doing The Rest Your Life? 3. My Romance 4. Emily 5. Yesterday I Heard The Rain 6. Who Can I Turn To? 7. Some Other Time 8. Autumn Leaves 9. Someday My Prince Will Come
カリフォルニアの録音だそうで、ビル・エヴァンスの作曲はなく、スタンダード中心で56分収録。これはバンドスタンドからの発売なので、元はプライベート録音ではなかったかと思います。音質も演奏もけっこう良いです。有名曲は多いのですが、ここまでビル・エヴァンスのアルバムが増えてくると、優先順位はオリジナルとして発売されたアルバムから、ということになるのでしょうか。ただ、彼のアルバムは一部を除き、表情は時々変えるにしても、エヴァンスのピアノということで安心して聴けるので、こういうアルバムでも普通に良い感じで聴けます。曲目もこう来るか、というなかなか絶妙な選曲で、特にラスト2曲の配置は涙を誘いますね。ここでも3曲目のみ9分あるけど、ライヴでも4-6分の長さが中心でうまくまとめてます。
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