Chagall Blue/Masahiko Satoh with Eddie Gomez
エディ・ゴメスの競演・参加作の27日目。今日から他のミュージシャンとの演奏なんですが、ビル・エヴァンス以後、今日のアルバムまでで手持ちの参加アルバム15枚がすでにコメントが直っている状態。なので、これからは少し飛び飛びでの紹介になってしまいます。時期は3年飛んで’80年。佐藤正彦とのデュオアルバムですが、今聴いてもけっこう難易度が高い演奏で、改めて聴いてびっくりしてしまいました。それを難なくこなしてしまうゴメスのベースは、もはや超人的と言わねばなりません。元はソニーからのLP発売だったようですが、ここでは’98年にヴィレッジ・レコードからのCDでの再発になっています。
Chagall Blue/Masahiko Satoh(P, Key Synth) with Eddie Gomez(B)(Village Records) - Recorded September and October, 1980. - 1. Empei Dance 2. Two Blocks Away 3. An Impressionistic Dusk 4. Samghati 5. Toll Road Ahead 6. Chagall Blue 7. Struttin' With Some Korean Barbeque 8. For A Lonely Hearted Pierrot
東京でのスタジオ録音。この2人のメンバーであれば、当然ながら緊密なデュオが展開されています。7曲目のみエディ・ゴメスの作曲で、他は佐藤允彦作曲。曲によってエレクトリック・ピアノやシンセサイザーも使用しているのは当時の時代性。静かで内向的な曲もあります。1曲目の出だしから強烈なユニゾンだったりベース・ソロだったりしていて、ラテン的なリズムではあるものの、キメが多くてさすがとうなってしまいます。2曲目もそうだけど、テーマが12音階的で複雑。難曲の嵐になっています。それにあっさりついていってしまうベースが見事。一聴してすんなり入ってくる曲も、テーマやコード進行を楽譜にすると難しそうな展開の曲ばかり。4曲目のある種日本的なシンセサイザーとベースのアルコ奏法が印象に残ります。
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