Serenity/Bill Evans
エディ・ゴメスの競演・参加作の10日目。この時期、ヨーロッパでのライヴ録音が多いです。音的にもある程度以上ではあるのと演奏もいいので、続々と当初の公式盤以外のアルバムが出てきてました。まあ、大物(マイルス・デイヴィスをはじめとして、ジョン・コルトレーン、エリック・ドルフィーなど)はこういうことが多いのですが、同じ曲の演奏でもその時その時で表情を変えて行くので、やっぱり’80年代から’00年代にかけては海賊盤まではいかないにしろ、彼の名義のものは追っかけしていました。最近も輸入盤で出てくるのですが、さすがに目についたものだけを買う、という感じにはなってきてますが。
Serenity/Bill Evans(P)(Jimco) - Recorded February 6, 1972. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Re: Person I Knew 2. Turn Out the Stars 3. Gloria's Step 4. Two Lonely People 5. Waltz For Debby 6. What Are You Doing The Rest Of Your Life
ビル・エヴァンス作が1-2、4-5曲目、スコット・ラファロ作が3曲目、ミシェル・ルグラン作が6曲目。もとはフランス国営放送のライヴ音源らしいです。音もまあまあ良いし、いつもの良い曲が並んでいますし。ここでは、1曲あたり5分台が2曲、8分台が4曲と、少し前のライヴよりは1曲あたりの演奏時間がやや長め。1曲目の雰囲気から、やや内向的で自分に対峙して弾いているかのようなピアノですけど、やはりある程度はマイペースを保っているような弾き方でもあります。同じ曲を繰り返し弾いていても、基本的にはマイペースですが、その情景がいつもと少し異なって聴こえるのは気のせいでしょうか。おなじみの曲が多く、そんなに変化がなくても、少しずつ移ろいゆくその演奏は、ここまで追っかけする価値があります。
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