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2020/01/15

Half Moon Bay/Bill Evans

Billhalfmoon エディ・ゴメスの競演・参加作の14日目。けっこう濃密な時間で、なかなか時代が先に進んでいかないのですが、その分、ビル・エヴァンスの演奏のいろいろなヴァージョンを楽しめるので、気分的にはなかなかいいです。ジャズだとライヴになると1曲の演奏時間が長くなるなか、エヴァンスはスタジオ録音とそんなに収録時間が違わずにコンパクトにまとめているので、それでライヴを聴いているという実感がなく、同じような感覚で聴けるのだなあと、改めて思いました。他のミュージシャンだと似たような曲、同じようなサウンドカラーでは飽きてくるものなんですけど、エヴァンスに関してはそれよりものめり込んでしまう方が大きいということが分かってます。

 

Half Moon Bay/Bill Evans(P)(Milestone) - Recorded November 4, 1973. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Introduction 2. Waltz For Debby 3. Sareen Jurer 4. Very Early 5. Autumn Leaves 6. What Are You Doing The Rest Of Your Life 7. Quiet Now 8. Who Can I Turn To 9. Elsa 10. Someday My Prince Will Come

邦題「いつか王子様が ライヴ・アット・ハーフ・ムーン・ベイ」。カリフォルニアでのライヴ。今回(’98年)新たに発掘されたものらしい。2、4曲目はビル・エヴァンス作で、7曲目はデニー・ザイトリン作。曲目はおなじみのものが多い。3曲目は結果的にアルバムとしてはここが初演となりました。エヴァンスの演奏はどれを聴いても完成度が高いので、とりあえず発掘音源があると聴いてしまいます。ずっとエヴァンスを時系列的に追っかけしていると、少しずつ変化しつつも同じ曲を取り上げている確率は高いのですが、それでも追いかける価値のある数少ないジャズマンの一人になってます。マイルストーンの発掘シリーズはどれを聴いてもけっこう良いのではないでしょうか。まあ、最初に出たアルバム優先がいいでしょうけど。

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