Living Time/Bill Evans/George Russell
エディ・ゴメスの競演・参加作の11日目。今日のアルバム、ビル・エヴァンスの作品というよりは、ジョージ・ラッセルのアルバムにエヴァンスが出ているといった感じの曲であり、アレンジですね。ということで、初めてではないにしても、けっこう異色なアルバムになります。個人的にはこういう演奏も好きなのだけど、アルバム発売当時にこのレコードを聴いた人たちは相当面くらったのではないかと思います。それにしても時代が時代のせいか、参加メンバーを見ると有名な人が多く入っていますね。ジャズのビッグバンドと違って、それぞれのソロが大きくフィーチャーされるということはないのですけど。マニアックな人向けか。
Living Time/Bill Evans(P)/George Russell(Comp, Arr)(Sony) - Recorded May 1972. Eddie Gomez(B), Marty Morell(Ds), Snooky Young(Tp, Flh), Ernie Royal(Tp, Flh), Richard Williams(Tp, Flh), Stanton Davis(Tp), Howard Johnson(Flh, Tuba, Bcl), Dave Bargeon(Tb, Tuba), Dave Baker(Tb), Garnett Brown(Tb), John Clark(French Horn), Jimmy Giuffre(Ts, Fl, Cl), Sam Rivers(Ts, Fl, Oboe), Joe Henderson(Ts), Ron Carter(B on 5, 7), Stanley Clerk(B on 1-3), Herb Bushler(B on 4, 6-7), Sam Brown(G, B), Ted Saunders(P), Webster Lewis(Org, P), Tony Willams(Ds), Mark Belair(Per) -1. Living Time - Event 1 2. Event 2 3. Event 3 4. Event 4 5. Event 5 6. Event 6 7. Event 7 8. Event 8 9. Event 9
久しぶりのジョージ・ラッセルとのコンビ。大編成で、しかもメンバー(交代で出てます)がすごいです。時代が時代なので、エレキ・ピアノも出てきますが、やはり難しい音楽(ジャズと言っていいのかどうか)の部分があるという印象。ピアノ・ソロの部分も当然ありますが。今聴いても記譜や編曲が多めのフリー的で硬派な演奏という感じで、明らかに異色。でも、彼の場合こういう試みは初めてではないので、分かる気もしてます。ペースは明らかにラッセル側にあって、メンバーはスゴいのだけど、目立つのはやはりビル・エヴァンスのみという気がしないでもない。その代わり彼のピアノは、これでも堪能できる感じではあります。5曲目でクローズアップ。ベース2台、ドラムス2台ということになるのか、それにしてはまとまりのある演奏。
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