Intuition/Bill Evans
エディ・ゴメスの競演・参加作の21日目。ファンタジーの、これは当時公式に出たアルバムで、エディ・ゴメスとのデュオ、エレキ・ピアノの多用、このアルバムならではの曲が多め、と他の発掘アルバムが多かっただけに新鮮に写ります。ベースとのデュオは、確か彼しかいなかったはずで、そういう意味ではけっこう評価が高かったんだなと思えるのですが、やはりエレキ・ピアノを多用しているので、好みとしてはけっこう分かれるのでは、と思います。こういう時期はそんなに長くなかったのですが、それでもこの時期この方向にトライしていて目立っています。テクノロジーの進歩と関連付けると興味深いですけど、今では受け付けない人もいることを認識しています。
Intuition/Bill Evans(P)(Fantasy) - Recorded November 7-10, 1974. Eddie Gomez(B) - 1. Invitation 2. Blue Serge 3. Show-Type Tune 4. The Nature Of Things 5. Are You All The Things 6. A Face Without A Name 7. Falling Grace 8. Hi Lili, Hi Lo 9. Gone With the Wind 10. Saudade Do Brasil
ここでは、ベースとのデュオの作品。ビル・エヴァンスの作曲が3、5曲目、スティーヴ・スワロウ作が7曲目、アントニオ・カルロス・ジョビン作が10曲目にあります。これを聴いて、ドラムがいてもいなくても、サウンド全体の印象がだいたい同じことが判明。ベースとのインタープレイの方が重要だったのかと考えさせられます。ベースとのデュオはエディ・ゴメスだけじゃなかったかな?何となくビート感も出しているゴメスのフレーズがけっこういいですね。2曲目のようにエレキ・ピアノも使用している場面もあります。アコースティックからスイッチして使って、また戻ったりと、彼流の使用方法です。それぞれで弾き方をあえて変えているところがいい感じ。この時期他の曲でもかなり多めに使っていますが、やはりこれは好みが分かれるか。
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