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2020/01/21

But Beautiful/The Bill Evans Trio featuring Stan Getz

Billbutbeau エディ・ゴメスの競演・参加作の19日目。今日は、当初の公式盤ではなかったけど、トリオとスタン・ゲッツとのアルバムということで、地味ながら注目を浴びてもいいアルバムじゃないかなあ、と思います。70分近くの収録で、そのうち9-10曲目にゲッツは参加してないけど、それでも十分な時間を楽しむことができます。個性の2人がどうぶつかるか、興味あるところですが、それは2人ともお互いを尊重しつつもマイペースな演奏に終始するという感じ。まあ、こう来たか、という感じではあるけれど、いつものエヴァンスの曲もホーンが入って、なるほどね、とうまくマッチしていていい感じで聴けました。

 

But Beautiful/The Bill Evans(P) Trio featuring Stan Getz(Ts)(Milestone) - Recorded August 9 and 16, 1974. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Grandfather's Waltz 2. Stan's Blues 3. But beautiful 4. Emily 5. Lover Man 6. Funkallero 7. The Peacocks 8. You And The Night And The Music 9. See-Saw 10. The Two Lonely People

6、10曲目はビル・エヴァンスの作曲ないし共作、2曲目はスタン・ゲッツの作曲で、他はスタンダードなど。9-10曲目のみ、トリオでの録音。ヨーロッパでのライヴで、これも当初はプライヴェート録音だそうです。’96年にCD化されて発売。この時期にスタン・ゲッツとの共演盤というのも非常に珍しいので、聴いてみる価値はあると思います。時間も1時間以上収録。ゲッツの存在感はありますが、ソロを離れてトリオになると、エヴァンスの味が出てくるのも面白いところ。Milestoneはこういう音源ばかり発掘してくるけど、けっこう貴重な演奏もあって、そういう意味では目が離せません。ゲッツとの共演は他にもありますが、エヴァンスがホーンとの競演をするということ自体この時期珍しいことなので、一度耳を通してもいいかも。

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