Crosscurrents/Bill Evans
エディ・ゴメスの競演・参加作の24日目。この少し前にちょっと編成は違うけど。クインテットで「クインッテセンス」というアルバムも録音していますが、これにはゴメスが参加していないので、まだ後からの紹介になると思います。エヴァンスのリーダー作でホーン入りというのは、数えるほどしかないのでけっこう貴重なんですけど、それでもピアノ・トリオのアルバムが人気がかなりあるので、それはそれでいいことかもしれないなあ、とも思います。やはりトリオとしてのエヴァンスを聴いている方が大部分じゃないかと。サイドにまわると、特に彼の生涯の前期の方はそれこそ多種多様なアルバムに参加しているんですけれどもね。
Crosscurrents/Bill Evans(P)(Fantasy) - Recorded Fenruary 28 and March 1-2, 1977. Lee Konitz(As), Warne Marsh(Ts), Eddie Gomez(B), Eliot Zigmund(Ds) - 1. Eidertown 2. Ev'ry Time We Say Goodbye 3. Pensativa 4. Speak Low 5. When I Fall In Love 6. Night And Day
ビル・エヴァンスの作曲はなく、スティーヴ・スワロウ作の1曲目とかクレア・フィッシャー作の3曲目とか、スタンダードとか。リー・コニッツやウォーン・マーシュとの共演盤は’59年にもアルバムが出ていますが、この時期けっこうマニアックな人選かもしれない。トータルで34分と収録も短め。けっこうガチガチのクールなホーンを想像するけど、意外にウォームな聴きやすいホーンなので、エヴァンスのファン(トリオ以外が好きな人の割合が分かりませんが)なら安心して聴けると思います。ホーンが入ることで、いつもよりもさらに力強い演奏もあったりしますし。バラードもあり、サンバもありと、短めの時間を有効に使って割と心地よい演奏を聴かせてくれるのもいい。特に6曲目の出だしはホーン2人のみでけっこう活躍してます。
« The Paris Concert/Bill Evans | トップページ | I Will Say Goodbye/The Bill Evans Trio »
「音楽」カテゴリの記事
- Celebration Vol.1/Wayne Shorter(2024.09.08)
- Twentyfour/Al Di Meola(2024.09.05)
- Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri(2024.09.04)
- Keel Road/Danish String Quartet(2024.09.03)
- Moondial/Pat Metheny(2024.09.02)
「ジャズ」カテゴリの記事
- Celebration Vol.1/Wayne Shorter(2024.09.08)
- Twentyfour/Al Di Meola(2024.09.05)
- Transylvanian Dance/Lucian Ban, Mat Maneri(2024.09.04)
- Moondial/Pat Metheny(2024.09.02)
- パープル/ミロスラフ・ヴィトウス(2024.08.18)
« The Paris Concert/Bill Evans | トップページ | I Will Say Goodbye/The Bill Evans Trio »
コメント