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2020年1月の記事

2020/01/31

二枚目/仮バンド

Karibandnima 久しぶりの新譜ですので、先に。このアルバム、元々はメインの人たちがBABYMETALのバックバンド経験者ということでファーストも’17年に購入したということもありますが、なんたって皆超絶テクニックの持ち主だし、センスもあるしということで、今回も購入しました。まあ、内容的には6曲がそれぞれにあるという感じですけど、いかにもミニアルバム的でいいんじゃないかな、と思います。1曲目はけっこうロック色は強いですけど、曲によってはフュージョン/ファンク色が強いです。個人的な好みは桑原あいがピアノで参加している5曲目。そのピアノ・ソロがスゲー、と個人的には思っております。アルバム全体がスゴ腕の集まりですけど。

 

二枚目/仮バンド(Bellwood Records) - Released 2020. BOH(B), Yuya Maeda(Ds), Guest: Satoshi Oka(G on 1, 3-5), Yusuke Hiraga(G on 1), ISAO(G on 2), Saori(Vln on 2), Tatsuya Nishiwaki(Key on 3-4, 6, Harmonica on 6) , Yoshihiro Tsujimoto(Sax on 4, 6), Yosuke Kobayashi(Tp on 4, 6), Ai Kuwabara(P on5), Yuya Takase(Tb on 6) - 1. 侍Groove 2. Bewitching 3. Dancing Baloney 4. U-year !!! 5. Cloud Funding 5. I See You

仮バンド2枚目のミニ・アルバムで収録時間は31分ほど。フュージョン/ファンクよりもロック色がやや強めだけど、なかなかに興味深い内容。超絶テクニックのせいか引き込まれてしまう。核となるのは2人で、曲によってゲストが登場。1曲目はギター・トリオの演奏だけど、その音で埋め尽くす空間が絶妙に出ています。出だしは速いスラップメインでISAOのギターと、ヴァイオリンが絡む重量級かつメロディアスな雰囲気もあるドラマチックな2曲目、静かな出だしから重量級ロックになって、かつメロディアスな3曲目、変拍子ファンクに乗っかって、これまた乗りまくるホーンセクションがカッコいい4曲目、ピアノが静かな場面から盛り上がっていくのが印象に残る5曲目、フレットレス・ベースが聴かせどころのバラードの6曲目。(20年1月29日発売)

2020/01/30

Music Of Bill Evans/Kronos Quartet

Kronosbill エディ・ゴメスの競演・参加作の28日目。今日は弦楽四重奏団のクロノス・クァルテットがビル・エヴァンスの曲を演奏するアルバムです。この四重奏団、現代音楽畑ではけっこう当時も有名だったらしいのですが、ジャズ方面のアルバムではロン・カーターをゲストに迎えた「モンク・スイート」とこのアルバムと、2枚なぜか持ってます。ジャズに合わせてというわけではないのでしょうが、四重奏団の難解さはなく、うまくジャズにフィットしている感じです。とは言うものの、4人だけでの演奏はクラシック側からジャズを見ている感じですけど。もともとは即興的な演奏の「ピース・ピース」もうまくアレンジできているなあ、という印象です。

 

Music Of Bill Evans/Kronos Quartet(Landmark) - Recorded Autumn 1985. David Harrington(Vln), John Sherba(Vln), Hank Duit(Viola), Joan Jeanrenaud(Cello), Eddie Gomez(B on 1-3), Jim Hall(G on 6-8) - 1. Waltz For Debby 2. Very Early 3. Nardis 4. Re: Person I Knew 5. Time Remembered 6. Walking Up 7. Turn Out The Stars 8. Five 9. Peace Piece

ビル・エヴァンスの作曲は3、7曲目以外の全曲。エディ・ゴメスは1-3曲目に、6-8曲目にはジム・ホールが参加。不思議とエヴァンスの曲は弦楽四重奏の演奏がよく似合います。ジャズのフィーリングはその分薄められますが、BGM的な聴き方をしてもいい感じ。できればゴメスがもっと他の曲にも参加していれば、と思いますが。 ここではゴメスはソロの部分では活躍しているにしても、他の部分では、少し地味めなウォーキング・ベースに徹していて、それでも存在感を示しているのはすばらしいところ。まあ、曲がおなじみの曲が多いというのも聴かせどころかも。四重奏での4人だけの演奏もなかなかいいのですが、ホールはホールで渋いギターを聴かせてくれています。9曲目に「ピース・ピース」があるあたり通好みかも。

2020/01/29

Chagall Blue/Masahiko Satoh with Eddie Gomez

Satochagall エディ・ゴメスの競演・参加作の27日目。今日から他のミュージシャンとの演奏なんですが、ビル・エヴァンス以後、今日のアルバムまでで手持ちの参加アルバム15枚がすでにコメントが直っている状態。なので、これからは少し飛び飛びでの紹介になってしまいます。時期は3年飛んで’80年。佐藤正彦とのデュオアルバムですが、今聴いてもけっこう難易度が高い演奏で、改めて聴いてびっくりしてしまいました。それを難なくこなしてしまうゴメスのベースは、もはや超人的と言わねばなりません。元はソニーからのLP発売だったようですが、ここでは’98年にヴィレッジ・レコードからのCDでの再発になっています。

 

Chagall Blue/Masahiko Satoh(P, Key Synth) with Eddie Gomez(B)(Village Records) - Recorded September and October, 1980. - 1. Empei Dance 2. Two Blocks Away 3. An Impressionistic Dusk 4. Samghati 5. Toll Road Ahead 6. Chagall Blue 7. Struttin' With Some Korean Barbeque 8. For A Lonely Hearted Pierrot

東京でのスタジオ録音。この2人のメンバーであれば、当然ながら緊密なデュオが展開されています。7曲目のみエディ・ゴメスの作曲で、他は佐藤允彦作曲。曲によってエレクトリック・ピアノやシンセサイザーも使用しているのは当時の時代性。静かで内向的な曲もあります。1曲目の出だしから強烈なユニゾンだったりベース・ソロだったりしていて、ラテン的なリズムではあるものの、キメが多くてさすがとうなってしまいます。2曲目もそうだけど、テーマが12音階的で複雑。難曲の嵐になっています。それにあっさりついていってしまうベースが見事。一聴してすんなり入ってくる曲も、テーマやコード進行を楽譜にすると難しそうな展開の曲ばかり。4曲目のある種日本的なシンセサイザーとベースのアルコ奏法が印象に残ります。

2020/01/28

You Must Believe In Spring/Bill Evans

Billyoumustb エディ・ゴメスの競演・参加作の26日目で、ビル・エヴァンスのリーダー作関連はゴメスがグループを離れることになるので、これで一段落。やってみるまでまさかエヴァンス関連が26回連続するとは思ってもみませんでした。残りは5回分だけど、そこはエヴァンスとは違ってまた新鮮な気持ちで聴けるとは思うのですが。ただ、その次には残り20枚になったエヴァンスのリーダー作を聴いていってみたいと思ってます。ああ、またアクセス数が減っていく(笑)。それでも新譜はなかなか来ないし、ホームページの完成というか完了を早めたいしと、長い目で見ていただければ、と思います。

 

You Must Believe In Spring/Bill Evans(P)(Warner Bros) - Recorded August 23-25, 1977. Eddie Gomez(B), Eliot Zigmund(Ds) - 1. B Minor Waltz (For Ellaine) 2. You Must Believe In Spring 3. Gary's Theme 4. We Will Meet Again (For Harry) 5. The Peacocks 6. Sometime Ago 7. Theme From M.A.S.H. (Aka Suicide Is Painless)

ワーナーへ移っての録音第一弾だそうですが、ビル・エヴァンスが亡くなったあとに発表されたとのこと(いわゆる追悼盤として出たらしい)。エヴァンスの作曲は1、4曲目。収録時間は34分なので、ひょっとしたらLP1枚分に足りないという判断があったのでしょうか。また、エディ・ゴメスはこのアルバムでグループを離れます。比較的静かな曲が多く、聴きやすいと思います。 亡くなった彼女(妻?)だったエレインや兄のハリーへ捧げる曲も入っていて、何となく暗いイメージが付きまといますが、それでも、やはり、エヴァンスのマイペースな演奏は、ちょっと落ち着いている曲が多いほかはいつもとそんなに変わらない印象です。再演曲もありますし。それでもそういう壮絶な背景の前にこういう美しい演奏があると、ちょっと複雑。

2020/01/27

I Will Say Goodbye/The Bill Evans Trio

Billiwillsay エディ・ゴメスの競演・参加作の25日目。ゴメスが在籍していた時代は、ビル・エヴァンスが割と数年おきにレーベルを変えていた時期で、ヴァーヴからCBS(Sony)、ファンタジー、そして脱退する時のワーナー・ブラザースと、けっこうひんぱんです。CBS(Sony)の時期はちょっと変わったことをやろうとしてましたけど、他はレーベルが変わろうとマイペースを貫いてますね。’74年に入ったファンタジーも’77年には去ってます。ただ、エヴァンスの生前というか、録音してすぐにレコードにならなかったものも多く、あとからどんどん新しい音源が出てきている状況で、最近発売のものまで追っかけ切れてなかったのは少々残念だな、と個人的に思います。

 

I Will Say Goodbye/The Bill Evans(P) Trio(Fantasy) - Recorded May 11-13, 1977. Eddie Gomez(B), Eliot Zigmund(Ds) - 1. I Will Say Goodbye 2. Dolphin Dance 3. Seascape 4. Peau Douce 5. Nobody Else But Me 6. I Will Say Goodbye 7. The Opener 8. Quiet Light 9. A House Is Not A Home 10. Orson's Theme

ファンタジーへの最後の録音。なので、ファンタジーとの別れがタイトルなのか、どうか。ビル・エヴァンス作は7曲目のみ。アルバム中ハービー・ハンコックの「ドルフィン・ダンス」(2曲目)やスティーヴ・スワロウの「ポ・ドゥース」(4曲目)を演奏しています。どう聴いてもビル・エヴァンスのサウンド。おもしろいです。繊細で美しい曲が多いアルバム。CDには6曲目に1曲目のテイク2が入っていたり、10曲目はLP未収録ですが、それでも収録時間は46分ほど。スタジオ録音なので、このアルバムならではの曲が多く入ってます。ただ、ファンタジーのジャケット写真が地味なように、何となく演奏も地味に感じるのは気のせいか。エヴァンス自身はマイペースで演奏する人なのだけど。にぎやかな曲もあるけど、割としんみりと聴けます。

2020/01/26

Crosscurrents/Bill Evans

Billcrossc エディ・ゴメスの競演・参加作の24日目。この少し前にちょっと編成は違うけど。クインテットで「クインッテセンス」というアルバムも録音していますが、これにはゴメスが参加していないので、まだ後からの紹介になると思います。エヴァンスのリーダー作でホーン入りというのは、数えるほどしかないのでけっこう貴重なんですけど、それでもピアノ・トリオのアルバムが人気がかなりあるので、それはそれでいいことかもしれないなあ、とも思います。やはりトリオとしてのエヴァンスを聴いている方が大部分じゃないかと。サイドにまわると、特に彼の生涯の前期の方はそれこそ多種多様なアルバムに参加しているんですけれどもね。

 

Crosscurrents/Bill Evans(P)(Fantasy) - Recorded Fenruary 28 and March 1-2, 1977. Lee Konitz(As), Warne Marsh(Ts), Eddie Gomez(B), Eliot Zigmund(Ds) - 1. Eidertown 2. Ev'ry Time We Say Goodbye 3. Pensativa 4. Speak Low 5. When I Fall In Love 6. Night And Day

ビル・エヴァンスの作曲はなく、スティーヴ・スワロウ作の1曲目とかクレア・フィッシャー作の3曲目とか、スタンダードとか。リー・コニッツやウォーン・マーシュとの共演盤は’59年にもアルバムが出ていますが、この時期けっこうマニアックな人選かもしれない。トータルで34分と収録も短め。けっこうガチガチのクールなホーンを想像するけど、意外にウォームな聴きやすいホーンなので、エヴァンスのファン(トリオ以外が好きな人の割合が分かりませんが)なら安心して聴けると思います。ホーンが入ることで、いつもよりもさらに力強い演奏もあったりしますし。バラードもあり、サンバもありと、短めの時間を有効に使って割と心地よい演奏を聴かせてくれるのもいい。特に6曲目の出だしはホーン2人のみでけっこう活躍してます。

2020/01/25

The Paris Concert/Bill Evans

Billtheparis エディ・ゴメスの競演・参加作の23日目。音源的には少し間隔が開いてきて、これは’76年のライヴの演奏になります。’74年頃まではけっこう発掘音源が多かったような気がしますが、まだ私が耳にしていない音源があるかもしれないですね。LPのみのものとか、CD化されても最近はあまり追っかけしてないですし。それにしても、ゴメスの参加期間はけっこう濃密な時間だったのかもしれません。比較的長くビル・エヴァンスと行動を共にしていましたからね。ファンタジー・レーベルもある種独特な雰囲気で、地味かもしれないけど、ホーンを入れたアルバムも作っていたりと、ゴメス側からはもう少しで終わりに近づきますが、楽しみでもあります。

 

The Paris Concert/Bill Evans(P)(Fantasy) - Recorded November 5, 1976. Eddie Gomez(B), Eliot Zigmund(Ds) - 1. Sugar Plum 2. Time Remembered 3. 34 Skidoo 4. T.T.T.T. 5. Turn Out The Stars 6. Someday My Prince Will Come 7. Minha 8. All Of You 9. Waltz For Debby

パリでのライヴでフランス国営放送の音源とのこと。これもあとから1枚のアルバムにまとまった演奏です。ビル・エヴァンスの作曲ないし共作が2-5、9曲目と、再演曲を含めて多いのも特徴。エリオット・ジグムンドがこのCDで初参加。ドラムスがちょっと引っ込んでいるような気もするけどグループとしてはいい。ますますピアノもエディ・ゴメスのベースも凄みを増してさえています。 1曲目ではソロ・ピアノで入って、その後にベース・ソロが続くという、なかなかドラマチックな曲。ファンタジー時代はジャケットも地味ですけど、エヴァンスをあまり派手に宣伝しようとはせずに、そのままを出していくという売り方をしていたのでは。ただし、その代わりに後からけっこう多くの未発表作を出しているのですが。じっくりと聴きたい演奏です。

2020/01/24

Montoreux III/Bill Evans

Billmontreuxiii エディ・ゴメスの競演・参加作の22日目。ビル・エヴァンスとのアルバムは26日目まで続くのですが、アクセスのことはともかく、手直しの残りが2人ダブっているため、今日の時点で残り170枚にまで減りました。1月中にここまで減ってくれると今年中のホームページのアルバムコメントの手直し終わりも実現性を帯びてきました。さて、エヴァンスとのアルバムも時系列で追っていくと、当初発売されたアルバムとあとに公式盤化されて発売されたものとゴッチャになってしまって混乱気味ですが、それでも音の進化とか変化はより分かるような気がします。問題は音源として今も聴けるのかどうか(CD、LP、配信に関わらず聴く手段があるか)なんですけど。

 

Montoreux III/Bill Evans(P)(Fantasy) - Recorded July 20, 1975. Eddie Gomez(B) - 1. Elsa 2. Milano 3. Venutian Rhythm Dance 4. Django 5. But Beautiful 6. Minha (All Mine) 7. Driftin' 8. I Love You 9. The Summer Knows 10. In A Sentimantal Mood

レコード会社を変えながら出ているモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴの3枚目。ここではデュオで演奏しています。ビル・エヴァンスの作曲はなく、彼おなじみの曲やスタンダードなども。ジャンゴ、ミラノなどジョン・ルイス作曲のものもあって、他ではあまり聴けない曲もあります。選曲はおなじみのもの、そうでないものも含め、エヴァンスの美学に貫かれていると思います。 ゴメスとのデュオは音源としてはあまりなく、この時期に集中しているので、あくまでもドラマー探しの間の演奏の一環だと思いますが、それだけにしておくのはもったいないぐらいにいい演奏です。ピチカート奏法だけではなくて、アルコ奏法もなかなか。ここでもエレクトリックピアノも使用している場面がありますが、それはやはり好みの問題かも。

2020/01/23

Intuition/Bill Evans

Billintuition エディ・ゴメスの競演・参加作の21日目。ファンタジーの、これは当時公式に出たアルバムで、エディ・ゴメスとのデュオ、エレキ・ピアノの多用、このアルバムならではの曲が多め、と他の発掘アルバムが多かっただけに新鮮に写ります。ベースとのデュオは、確か彼しかいなかったはずで、そういう意味ではけっこう評価が高かったんだなと思えるのですが、やはりエレキ・ピアノを多用しているので、好みとしてはけっこう分かれるのでは、と思います。こういう時期はそんなに長くなかったのですが、それでもこの時期この方向にトライしていて目立っています。テクノロジーの進歩と関連付けると興味深いですけど、今では受け付けない人もいることを認識しています。

 

Intuition/Bill Evans(P)(Fantasy) - Recorded November 7-10, 1974. Eddie Gomez(B) - 1. Invitation 2. Blue Serge 3. Show-Type Tune 4. The Nature Of Things 5. Are You All The Things 6. A Face Without A Name 7. Falling Grace 8. Hi Lili, Hi Lo 9. Gone With the Wind 10. Saudade Do Brasil

ここでは、ベースとのデュオの作品。ビル・エヴァンスの作曲が3、5曲目、スティーヴ・スワロウ作が7曲目、アントニオ・カルロス・ジョビン作が10曲目にあります。これを聴いて、ドラムがいてもいなくても、サウンド全体の印象がだいたい同じことが判明。ベースとのインタープレイの方が重要だったのかと考えさせられます。ベースとのデュオはエディ・ゴメスだけじゃなかったかな?何となくビート感も出しているゴメスのフレーズがけっこういいですね。2曲目のようにエレキ・ピアノも使用している場面もあります。アコースティックからスイッチして使って、また戻ったりと、彼流の使用方法です。それぞれで弾き方をあえて変えているところがいい感じ。この時期他の曲でもかなり多めに使っていますが、やはりこれは好みが分かれるか。

2020/01/22

Blue In Green/Bill Evans

Billblueing エディ・ゴメスの競演・参加作の20日目。発掘盤がまた出てきます、やはり多いですね。聴きたいという需要があるのだから、音源がどんどん出てくるのは当たり前のことなんですが。今日のアルバムはビル・エヴァンスのオリジナルが多いのと、マイルス・デイヴィスゆかりの曲が2曲あるのが特徴です。ライヴ盤でも少しずつ変化していますね。それでも20回もエヴァンス関係のアルバムが、しかも時系列で短い期間の間にこんなに出てくると、実はアクセスも訪問者の方が飽きてきたのか、少し減ってしまっていますが(笑)。それでも、今聴いておかなくてはいつ聴くのだ、という姿勢で聴いています。まとめて聴くにはいいチャンスなので。手持ちの中ではマーティ・モレルが最後に参加したアルバム。

 

Blue In Green/Bill Evans(P)(Milestone) - Recorded August 1974. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. One For Helen 2. The Two Lonely People 3. What Are You Doing The Rest Of Your Life 4. So What 5. Very Early 6. If You Could See Me Now 7. 34 Skidoo 8. Blue In Green 9. T.T.T.-Twelve Tone Tune

カナダでのライヴ録音で、カナダの放送局が録音し、’91年になってはじめて発売されたもの。ビル・エヴァンスの作曲ないし共作は、1、5、7-9曲目と多め。マイルス・デイヴィスのSo Whatも4曲目にあります。これとタイトル曲の8曲目で、マイルスとの演奏を思い出すような気も。音はまあまあ良い。順番に聴いてきて、どのアルバムも素晴らしいので、だんだん優劣をつける判断がなくなってきました。それでも相変わらずのエヴァンス節を聴かせてくれます。何枚も聴いていても、あまりマンネリ感がないのは、そこが軸になっているからかも。ライヴなので、その場でのアドリブの違いにより少しずつ変化も見せているし、そこに基調となるサウンドを、一定しているクォリティで聴かせてくれているのも大きいのかと思いますね。

2020/01/21

But Beautiful/The Bill Evans Trio featuring Stan Getz

Billbutbeau エディ・ゴメスの競演・参加作の19日目。今日は、当初の公式盤ではなかったけど、トリオとスタン・ゲッツとのアルバムということで、地味ながら注目を浴びてもいいアルバムじゃないかなあ、と思います。70分近くの収録で、そのうち9-10曲目にゲッツは参加してないけど、それでも十分な時間を楽しむことができます。個性の2人がどうぶつかるか、興味あるところですが、それは2人ともお互いを尊重しつつもマイペースな演奏に終始するという感じ。まあ、こう来たか、という感じではあるけれど、いつものエヴァンスの曲もホーンが入って、なるほどね、とうまくマッチしていていい感じで聴けました。

 

But Beautiful/The Bill Evans(P) Trio featuring Stan Getz(Ts)(Milestone) - Recorded August 9 and 16, 1974. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Grandfather's Waltz 2. Stan's Blues 3. But beautiful 4. Emily 5. Lover Man 6. Funkallero 7. The Peacocks 8. You And The Night And The Music 9. See-Saw 10. The Two Lonely People

6、10曲目はビル・エヴァンスの作曲ないし共作、2曲目はスタン・ゲッツの作曲で、他はスタンダードなど。9-10曲目のみ、トリオでの録音。ヨーロッパでのライヴで、これも当初はプライヴェート録音だそうです。’96年にCD化されて発売。この時期にスタン・ゲッツとの共演盤というのも非常に珍しいので、聴いてみる価値はあると思います。時間も1時間以上収録。ゲッツの存在感はありますが、ソロを離れてトリオになると、エヴァンスの味が出てくるのも面白いところ。Milestoneはこういう音源ばかり発掘してくるけど、けっこう貴重な演奏もあって、そういう意味では目が離せません。ゲッツとの共演は他にもありますが、エヴァンスがホーンとの競演をするということ自体この時期珍しいことなので、一度耳を通してもいいかも。

2020/01/20

Symbiosis/Bill Evans

Billsymbi エディ・ゴメスの競演・参加作の18日目。今日はまたまた問題作というか、クラウス・オガーマンとの共同作業です。ジョージラッセルとのアルバムよりは聴きやすいし、トリオ、あるいはソロでのビル・エヴァンスの活躍度というか、目立ち度は大きいと思います。オーケストラ・アレンジもそんなに前衛的ではないですし。いつものトリオのエヴァンスを聴いている人も、ここまでなら聴いてもいいのかな、と、勝手な想像ですけれども。この時期、基本はファンタジー・レーベルに属していたので、このMPSは何か特別な契約でもあったのでしょうか。こういう点など興味深いのですけど、とりあえずはアルバムを聴いていただくことが先決かと。

 

Symbiosis/Bill Evans(P)(MPS) - Recorded February 11-12 and 14, 1974. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds), Phil Woods(As), Jerry Dodgion(As), Walt Levinsky(As), Harvey Estrin(As), Bill Slapin(Fl), Don Hammond(Fl), Hubert Laws(Fl), George Marge(Oboe), Phil Bodner(Oboe), Danny Bank(Cl, Bcl), Ron Janelly(Cl, Bcl), Wally Kane(Basson), Donald MacCourt(Contra Basson), Brooks Tillotson(French Horn), James Buffington(French Horn), Earl Chapin(French Horn), Ray Alonge(French Horn), Al Richmond(French Horn), Pete Gordon(French Horn), Marvin Stamm(Tp), John Frosk(Tp), Bernie Glow(Tp), Marky Markowitz(Tp), Victor Paz(Tp), Mel Davis(Tp), Urbie Green(TTb), Paul Faulise(Btb), Tommy Mitchel(Btb), Don Butterfield(Tuba), George Devens(Per), Dave Carey(Per), Doug Allen(Per), Ralph McDonald(Per), etc. - 1. 1st Movement(Moderato, Various Tempi) a) b) c) 2. 2nd Movement(Largo, Andante, Maestoro, Largo) a) b)

クラウス・オガーマンの作曲・編曲・指揮による、オーケストラとのアルバム。ビル・エバンスの単独名義で出てますが、実質共同名義でもいい感じ。全曲オリジナルであまり聴きやすくはないので、ちょっと覚悟は必要かも。ただし、エヴァンスのピアノは十分クローズアップされているし、場面によってはオーケストラの叙情性も堪能できます。MPSならではの企画です。エレピも使用していて、もう何度も導入しているので、うまい具合にフィットしてます。ジョージ・ラッセルとの「Living Time」よりは聴きやすいのかもしれないなあ、と思います。より親しみやすいアレンジで、一部ジャズ寄りになっている感じがします。特に最初の曲のトリオになる場面は、もはや彼の音楽というべきもので、それとオーケストラとの対比もまた面白いです。

2020/01/19

Re: Person I Knew/Bill Evans

Billreperson エディ・ゴメスの競演・参加作の17日目。何しろビル・エヴァンスのアルバム、当初出たものだけではなくてあとから発売されたものや私家録音の公式化盤などもあり、まだまだ続きます。同じミュージシャンの競演でここまで続くのは珍しいのですが、これもこれを後回しにしてきたツケでしょうか。あとから思うけど、マイルス・デイヴィスには手をつけていなくて正解だったと思います。ビル・エヴァンスも多くの人が取り上げているので、あえて私がやることもないんですけれどもね。それでもやらねば、という事情はありますが。今日も当初未発表だった演奏集ですけど、アウトテイク感が全くないのは見事としか言いようがありません。やはりピル・エヴァンスですね。

 

Re: Person I Knew/Bill Evans(P)(Fantasy) - Recorded January 11-12, 1974. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Re: Person I Knew 2. Sugar Plum 3. Alfie 4. T.T.T. 5. Excerpt From Dolphin Dance/Very Early 6. 34 Skidoo 7. Emily 8. Are you All The Things

ビル・エヴァンスの亡きあとに発表。アルバム「シンス・ウイ・メット」で未発表だった同日のライヴの演奏集。ここではエヴァンスの作曲が1、4-5曲目後半、6、8曲目と比率が高く、曲目も重なっていなくて、アウトテイクのような感じは全然ないです。むしろ、オリジナル度が高めということで、このアルバムを聴いてみる価値はあるかも。難曲も混ざってますが、安定のエディ・ゴメスの鑑賞もできるでしょうし。聞き流すこともできるのですが、ハマるとけっこう奥深いのがエヴァンスなので、その微妙なニュアンスを伝えるのが難しい。とりあえず音源をあちこち当たってみるのがいいのかも。8曲目はスタンダードの題名かと思ったら、それをもじったオリジナルというのが意表をついてます。Fantasyから出ているのはとりあえず聴くか。

2020/01/18

Since We Met/Bill Evans

Billsincewe エディ・ゴメスの競演・参加作の16日目。ここで正式なファンタジー移籍での初アルバムになります。ビル・エヴァンスの活動歴を考えると、やはりエディ・ゴメスの在籍期間は長かったかなあと思います。しかも時々ドラムスがいないときはデュオでも演奏していたのだから、エヴァンスが寄せる信頼は絶大だったと思います。元の公式アルバムとあとから出たアルバムの枚数もかなりですし。私、聴くのは全然苦にならないんだけど、それを文章化してブログにアップするのはそろそろきつくなってきましたが。マイルス・デイヴィスのように常に変化をしているミュージシャンの方が書きやすいのですが(細かいところでは変化していると思いますが)何とか追っかけをしてみたいと思います。

 

Since We Met/Bill Evans(P)(Fantasy) - Recorded January 11-12, 1974. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Since We Met 2. Midnight Mood 3. See-Saw 4. Elsa 5. Sareen Jurer 6. Time Remembered 7. Turn Out The Stars 8. But Beautiful

ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ。このアルバムはファンタジー移籍第一弾で発売されました。4曲目はLPは未収録。ビル・エヴァンス作曲は1、6-7曲目。おなじみの曲が多いですが、1曲目はここで初出とのこと。5曲目も当初はそうでしたが、発掘音源が後日出て、先を越されました。さらに、同じFantasyから後日、同日の録音の曲違いが出ていて、どれが当初出ていたのか、後から分かりにくくもなっています。それにしても、徐々に曲目は変わりつつあるのに、印象的にはそんなに変わらないのはエヴァンスの強い個性のためなのかどうか。演奏はそんなに変わらないけど、ジャケット写真が暗いイメージになっているのが気になります。それでもこのメンバーでの活動時期が長いのは、やはり安定していたからでしょうか。

2020/01/17

Eloquence/Bill Evans

Billeloque エディ・ゴメスの競演・参加作の15日目。ゴメスの時系列の順番で行くと、もっと後に出てくるのですが、今回はビル・エヴァンスの録音日付で順番に聴いていってます。有名すぎるゆえにFantasyレーベルからも、ある意味寄せ集めてきなアルバムが出てしまうのは、ファンにとってはうれしいけど、どうなんでしょうね。ビル・エヴァンスを集めている人は多いのでしょうけど、網羅するのがけっこうしんどいことになっているようです。彼は基本的にはピアノ・トリオでの演奏に重点を置いているので、ソロやデュオの音源はそんなに多くなく、そういう意味ではこのアルバムも貴重なのかな、と思いますけれども。

 

Eloquence/Bill Evans(P)(Fantasy) - Recorded (November 1973), July 10 and 20, 1974 (and December 16-18, 1975). Eddie Gomez(B on 1-4) - 1. Gone With The Wind 2. Saudage Do Brasil 3. In A Sentimental Mood 4. But beautiful 5. All Of You 6. Since We Met 7. Medley: But Not For Me, Isn't It Romantic, The Opener 8. When In Rome 9. It Amazes Me

邦題「ビル・エヴァンスの肖像」。エヴァンスの亡きあとの’82年にはじめて発表。彼の作曲は6曲目と7曲目メドレーの最後の部分。5曲目以降がソロ・ピアノで、1-4曲目はデュオ。録音日もバラバラだし、スタジオ録音とライヴが混ざっているしで、寄せ集めの感がないでもありませんが、聴いてみるとけっこう素晴らしいものがあります。1、2曲目などエレピも使用している曲があります。彼の特徴として、1曲の中でアコースティック・ピアノとエレクトリック・ピアノとを交互に弾いていってます。彼がそういうことをやっていたのはおおむねこの時期だけなんですが、そういう時代だったのでしょうね。 デュオでもソロでも、彼の演奏から受ける印象があまり変わらないのは、やはりインパクトは相当強いものがあったのだと思ってます。

2020/01/16

マンガ単行本(その他書籍類)の処分第3弾にて終了

マンガ単行本の断捨離は続いていて、昨日(15日)第3弾で、一応一段落。今度は諸星大二郎、星野之宣、いがらしみきおの処分、と昭和時代に買った時刻表の復刻版BOX、写真集など。目当ての古書店に電話したら、いがらしみきおはちょっとピンとこないけど、あとは買い取り問題なくOKの返事でした。これは古いのもあってBOOK OFFでは値段がつかないことを考慮して、若い時にたくさんマンガ単行本をそこそこ良い値で買い取ってくれた川崎駅近くの近代書房というところにお願いしました。瞼の調子があまり良くないので、これらは読み返すこともないだろうとの判断です。今朝、お客さんに書類を渡すついでに朝一番でエクストレイルの荷台にけっこう多くのマンガ単行本他を積んでいってきました。近代書房は30年ほど前(私が資格受験浪人をしていたころ前後)に、マンガの単行本の大量処分で車を何台分も買ってくれました。昨日行ったらまだ当時の社長さんがかんばってくれてました。お互いに老けたなあという印象。でも、変わっていませんでしたね。まあ、まんだらけでも買取価格と輸送を考えると近所の方でも同じか、手間がかからない分だけいいということで。今度は物量も多かったですが、値段もそこそこ良い値段をつけてくれました。値段のつかないものもありましたけど、マニアックなものにはちゃんと評価をしてくれるお店です。ただ、マンガ単行本はマニアックなもの以外は、最近売れなくなってきているそうですが。何はともあれ書籍は経年変化が早い、ということで見てないのは長く持たない方がいいとも思います。

あと家に残っているのは、吾妻ひでおの「失踪日記」以降のもの、「けいおん」「BECK」「坂道のアポロン」「Blue Giant」の関係。音楽ものと吾妻ひでおはまだ読み返す可能性ありです。だいぶ本棚が広くなりました。このスペースに、本棚の隙間に詰め込んだCDがやってきます(多分)。

10年以上前なら半端もの無料で差し上げます、と本やCDなんかもホームページでよくやったのですが、今の時代、ヤフオクやメルカリが発達していて、それを転売されてしまう(というか転売目的で近づいてくる)可能性が高くなったので、まずは安くても買い取りに出す方を優先します。仮に自分が万が一のことがあったにしても、家族には値段のつくものの売却先は指定してあります。そんなことを考える歳になってしまったのかと、ちょっと寂しい気もしますけれども。

(追記)結局個人売買なしの買い取りで、楽器2台と、古本屋3軒(ブックオフ、まんだらけ、昔ながらの古本屋)で、ブックオフはあまりお金にならなかったけど、それぞれのお店に合わせたものを持っていき、トータルで22万超の買い取りになりました。今回の分を除き、これがCDプレイヤーに化けたというわけ。今回の分は次の買い物のために取っておきます。結局はマニアックなマンガ単行本を長年持ち続けたのが理由かな。もう売るものはCDしか残ってないですが(笑)。

2020/01/15

Half Moon Bay/Bill Evans

Billhalfmoon エディ・ゴメスの競演・参加作の14日目。けっこう濃密な時間で、なかなか時代が先に進んでいかないのですが、その分、ビル・エヴァンスの演奏のいろいろなヴァージョンを楽しめるので、気分的にはなかなかいいです。ジャズだとライヴになると1曲の演奏時間が長くなるなか、エヴァンスはスタジオ録音とそんなに収録時間が違わずにコンパクトにまとめているので、それでライヴを聴いているという実感がなく、同じような感覚で聴けるのだなあと、改めて思いました。他のミュージシャンだと似たような曲、同じようなサウンドカラーでは飽きてくるものなんですけど、エヴァンスに関してはそれよりものめり込んでしまう方が大きいということが分かってます。

 

Half Moon Bay/Bill Evans(P)(Milestone) - Recorded November 4, 1973. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Introduction 2. Waltz For Debby 3. Sareen Jurer 4. Very Early 5. Autumn Leaves 6. What Are You Doing The Rest Of Your Life 7. Quiet Now 8. Who Can I Turn To 9. Elsa 10. Someday My Prince Will Come

邦題「いつか王子様が ライヴ・アット・ハーフ・ムーン・ベイ」。カリフォルニアでのライヴ。今回(’98年)新たに発掘されたものらしい。2、4曲目はビル・エヴァンス作で、7曲目はデニー・ザイトリン作。曲目はおなじみのものが多い。3曲目は結果的にアルバムとしてはここが初演となりました。エヴァンスの演奏はどれを聴いても完成度が高いので、とりあえず発掘音源があると聴いてしまいます。ずっとエヴァンスを時系列的に追っかけしていると、少しずつ変化しつつも同じ曲を取り上げている確率は高いのですが、それでも追いかける価値のある数少ないジャズマンの一人になってます。マイルストーンの発掘シリーズはどれを聴いてもけっこう良いのではないでしょうか。まあ、最初に出たアルバム優先がいいでしょうけど。

2020/01/14

Bill Evans Live In Tokyo

Billlivetokyo エディ・ゴメスの競演・参加作の13日目。やっとビル・エヴァンス関係の折り返し点か。同じ編成でのトリオでの演奏がアルバムではこの時期ほとんどなんですけど、やっぱり聴いていて飽きないなあ、というのが感想です。スコット・ラファロのいた時期のリヴァーサイド4部作がやはり今でも人気ですけど、エヴァンスはだいたいどの時期を聴いても、かなりいいクォリティを聴かせてくれるので、それで彼を追いかけていた原因になっているのかもしれません。CBSの時代は、手元には3枚しかアルバムもなくて、けっこう実験的な(というか、異色な)ものもあったりしますが、それもやはり貴重な彼の一幕だなあ、と思います。この後彼はファンタジーに移籍します。

 

Bill Evans(P) Live In Tokyo(Sony) - Recorded January 20, 1973. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Morning Glory 2. Up With The Lark 3. Yesterday I heard The Rain 4. My Romance 5. When Autumn Comes 6. T.T.T.T.(Twelve Tone Tune Two) 7. Hullo Bolinas 8. Gloria's Step 9. Green Dolphin Street

東京の郵便貯金会館でのライヴ。59分の収録。当初発売されていたアルバムではここで初演の曲が何曲かあります。あえてそうしたのだとか。ここでは、7曲目の「ハロー・ボリナス」がソロの演奏なので珍しく、また、12音階の「T.T.T.T.」も非常に難しい曲と思われるのにライヴで演奏しています。ライナーによればこの曲がリハーサルのメインに据えられていたそうです。ベース・ソロもあって、エディ・ゴメスがベースで良かったとつくづく思います。 おなじみの曲もその中にちらほらあり、いいアクセントになっています。やはり当時の公式録音ということもあって、力が入っていることが分かるような気がしています。出だしの1曲目、ラストの8-9曲目などの配置も、おなじみの曲で見事なドラマを作っている感じで、見事なライヴ。

2020/01/13

Yesterday I Heard The Rain/Bill Evans

Billyester エディ・ゴメスの競演・参加作の12日目。今日のアルバムもプライベート録音のようです。ここまであると書くことがなくなるような感じもしますが、ここでのビル・エヴァンスは、曲目も演奏もいいうえに、曲順もなかなかなので、56分を一気に聴かせてしまいました。ただ、音をよくするために、ミックスで音をいじっているようで、ドラムスの揺れだと思うんだけれど、重低音がずっと鳴りっぱなしのような音が出ていて、ちょっと気になりました。サウンドカラーとしてはだいたい同じなんですけど、このトリオ、もちろん細かいところまで聴くとなると、そのたびにフレーズが異なっていることは、言うまでもありません。ラストも元気な「いつか王子様が」でした。

 

Yesterday I Heard The Rain/Bill Evans(P)(Bandstand) - Recorded 1972. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Up With The Lark 2. What Are You Doing The Rest Your Life? 3. My Romance 4. Emily 5. Yesterday I Heard The Rain 6. Who Can I Turn To? 7. Some Other Time 8. Autumn Leaves 9. Someday My Prince Will Come

カリフォルニアの録音だそうで、ビル・エヴァンスの作曲はなく、スタンダード中心で56分収録。これはバンドスタンドからの発売なので、元はプライベート録音ではなかったかと思います。音質も演奏もけっこう良いです。有名曲は多いのですが、ここまでビル・エヴァンスのアルバムが増えてくると、優先順位はオリジナルとして発売されたアルバムから、ということになるのでしょうか。ただ、彼のアルバムは一部を除き、表情は時々変えるにしても、エヴァンスのピアノということで安心して聴けるので、こういうアルバムでも普通に良い感じで聴けます。曲目もこう来るか、というなかなか絶妙な選曲で、特にラスト2曲の配置は涙を誘いますね。ここでも3曲目のみ9分あるけど、ライヴでも4-6分の長さが中心でうまくまとめてます。

2020/01/12

Living Time/Bill Evans/George Russell

Billlivingtime エディ・ゴメスの競演・参加作の11日目。今日のアルバム、ビル・エヴァンスの作品というよりは、ジョージ・ラッセルのアルバムにエヴァンスが出ているといった感じの曲であり、アレンジですね。ということで、初めてではないにしても、けっこう異色なアルバムになります。個人的にはこういう演奏も好きなのだけど、アルバム発売当時にこのレコードを聴いた人たちは相当面くらったのではないかと思います。それにしても時代が時代のせいか、参加メンバーを見ると有名な人が多く入っていますね。ジャズのビッグバンドと違って、それぞれのソロが大きくフィーチャーされるということはないのですけど。マニアックな人向けか。

 

Living Time/Bill Evans(P)/George Russell(Comp, Arr)(Sony) - Recorded May 1972. Eddie Gomez(B), Marty Morell(Ds), Snooky Young(Tp, Flh), Ernie Royal(Tp, Flh), Richard Williams(Tp, Flh), Stanton Davis(Tp), Howard Johnson(Flh, Tuba, Bcl), Dave Bargeon(Tb, Tuba), Dave Baker(Tb), Garnett Brown(Tb), John Clark(French Horn), Jimmy Giuffre(Ts, Fl, Cl), Sam Rivers(Ts, Fl, Oboe), Joe Henderson(Ts), Ron Carter(B on 5, 7), Stanley Clerk(B on 1-3), Herb Bushler(B on 4, 6-7), Sam Brown(G, B), Ted Saunders(P), Webster Lewis(Org, P), Tony Willams(Ds), Mark Belair(Per) -1. Living Time - Event 1 2. Event 2 3. Event 3 4. Event 4 5. Event 5 6. Event 6 7. Event 7 8. Event 8 9. Event 9

久しぶりのジョージ・ラッセルとのコンビ。大編成で、しかもメンバー(交代で出てます)がすごいです。時代が時代なので、エレキ・ピアノも出てきますが、やはり難しい音楽(ジャズと言っていいのかどうか)の部分があるという印象。ピアノ・ソロの部分も当然ありますが。今聴いても記譜や編曲が多めのフリー的で硬派な演奏という感じで、明らかに異色。でも、彼の場合こういう試みは初めてではないので、分かる気もしてます。ペースは明らかにラッセル側にあって、メンバーはスゴいのだけど、目立つのはやはりビル・エヴァンスのみという気がしないでもない。その代わり彼のピアノは、これでも堪能できる感じではあります。5曲目でクローズアップ。ベース2台、ドラムス2台ということになるのか、それにしてはまとまりのある演奏。

2020/01/11

Serenity/Bill Evans

Billserenity エディ・ゴメスの競演・参加作の10日目。この時期、ヨーロッパでのライヴ録音が多いです。音的にもある程度以上ではあるのと演奏もいいので、続々と当初の公式盤以外のアルバムが出てきてました。まあ、大物(マイルス・デイヴィスをはじめとして、ジョン・コルトレーン、エリック・ドルフィーなど)はこういうことが多いのですが、同じ曲の演奏でもその時その時で表情を変えて行くので、やっぱり’80年代から’00年代にかけては海賊盤まではいかないにしろ、彼の名義のものは追っかけしていました。最近も輸入盤で出てくるのですが、さすがに目についたものだけを買う、という感じにはなってきてますが。

 

Serenity/Bill Evans(P)(Jimco) - Recorded February 6, 1972. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Re: Person I Knew 2. Turn Out the Stars 3. Gloria's Step 4. Two Lonely People 5. Waltz For Debby 6. What Are You Doing The Rest Of Your Life

ビル・エヴァンス作が1-2、4-5曲目、スコット・ラファロ作が3曲目、ミシェル・ルグラン作が6曲目。もとはフランス国営放送のライヴ音源らしいです。音もまあまあ良いし、いつもの良い曲が並んでいますし。ここでは、1曲あたり5分台が2曲、8分台が4曲と、少し前のライヴよりは1曲あたりの演奏時間がやや長め。1曲目の雰囲気から、やや内向的で自分に対峙して弾いているかのようなピアノですけど、やはりある程度はマイペースを保っているような弾き方でもあります。同じ曲を繰り返し弾いていても、基本的にはマイペースですが、その情景がいつもと少し異なって聴こえるのは気のせいでしょうか。おなじみの曲が多く、そんなに変化がなくても、少しずつ移ろいゆくその演奏は、ここまで追っかけする価値があります。

2020/01/10

The Bill Evans Album

Billevansalbum エディ・ゴメスの競演・参加作の9日目。まだまだビル・エヴァンスのアルバムが続きます。生前に発売された公式盤の方が少ないですけど。国内盤のCD化という点では、このアルバムも’97年発売と遅かったです。この辺りソニー(CBS)の特殊性というのがあるのかどうか。ちなみに私のは神ジャケになっています。ソニーの時代はあまり長くはなかったですが、特徴的なアルバムが多いですよね。このアルバムでもエレキ・ピアノを多用していて(その前にMGMから From Left To Right という、エレピや多重録音も使った実験的アルバムがありますが)、今だと純ジャズでこれはどうなのよ、という感じもしないでもないアルバムになってます。それでもマイペースですけれどもね。

 

The Bill Evans(P) Album(Sony) - Recorded May 11, 20 and June 9, 1971. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Funkallero 2. The Two Lonely People 3. Sugar Plum 4. Waltz For Debby 5. T.T.T.(Twelve Tone Tune) 6. Re: Person I Knew 7. Comrade Conrad 8. Waltz For Debby(Alternate Take) 9. Re: Person I Knew(Alternate Take) 10. Funkallero (Alternate Take)

CBS移籍後はじめてのアルバム。エレキ・ピアノも使用しているからか(1曲目の頭でエレピも併用して演奏しています)、何となくアルバムから受ける印象がほんの少し違います。ただ、全曲オリジナルで、こう聴いてみるといい曲を作っています。もちろん、おなじみの曲もあちこちにありますし。未発表で別テイクの曲も最後に3曲ついてますが、収録時間70分はちょっと長いかな、とも。1、4曲目はエレピではじまってアコースティック・ピアノに演奏が移りますが、曲はいいのだけど、今にしてみると少し面喰らうかなあ、という印象も。5曲目はその逆のパターンだったり、エレピに慣れるかどうか。全曲オリジナルでも、そこにはエヴァンスのマイペース差があって、実験作を除くだいたいのアルバムに感じるサウンドはここにもあり。

2020/01/09

27番街 ロサンゼルス・トリオ/神保彰 featuring エイブラハム・ラボリエル、ラッセル・フェランテ&パトリース・ラッシェン

Jimbo27 神保彰の今年の新譜2枚目。「月」と「太陽」と、分かりやすいイメージで2つのアルバムの対比をしています。ちょっと気になるのが録音の音圧が昨日の「26th」の方がいく分大きいことで、これはアメリカの東西でそれぞれ別の人がミキシングやマスタリングをやっているからかなあ、と思います。まあ、アンプのヴォリュームで調整すればいいだけのことなんですけど。どっちも同じぐらいに力を入れて制作しているのでしょうが、個人的な好みは今日の方のアルバムかな。まあ、1枚ずつかしこまって聴くよりは、音楽をかけながら聴きつつ他の作業をやる、という感じで聴けるようなサウンドではありますが、これもベテランのフュージョンだからこそでしょうね。

 

27番街 ロサンゼルス・トリオ/神保彰(Ds、Prog) featuring エイブラハム・ラボリエル(B)、ラッセル・フェランテ(P)&パトリース・ラッシェン(P)(Electric Bird)
27th Avenue LA Trio/Akira Jimbo(Ds, Prog) featuring Abraham Laboriel(B), Russell Ferrante(P on 1, 3-5, 9) & Patrice Rushen(P on 2, 6-8), Guest: Bob Mintzer(Ts, Ss on 2, 5)(Electric Bird) - Released 2020. - 1. Amber Sky 2. Purple Heat 3. Red Dress 4. Mint Green 5. Cool And Smooth 6. Precious 7. Blue Beads 8. Suuny Yellow 9. Light And The Wind

全曲神保彰の作曲で、プロデュース、アレンジ等も含む。こちらはトリオだけど、曲に応じてラッセル・フェランテとパトリース・ラッシェンが後退するという豪華布陣。そしてボブ・ミンツァーが2曲目にソプラノ・サックスで、5曲目にテナー・サックスで参加しています。3曲目は日本人によく似合う和製のメロディですが、そこがまたなかなかいい感じ。だいたいの曲はやはり和製フュージョンというのか、メロディ的に分かりやすいので、こちらの方がスムース・ジャズ度は高めかな。毎年2枚のアルバムを出すようになって久しいけど、アメリカの東西を意識しているのはここ数年。このアルバムは「太陽」をイメージしているのだそうで、日射しがサンサンと降りそそぐ雰囲気が出ています。何年も似たようなメンバーですが、今年も面白い。(20年1月1日発売)

2020/01/08

26丁目 ニューヨーク・デュオ/神保彰 featuring ウィル・リー&オズ・ノイ

Jimbo26 久しぶりの新譜です。11月にCDがドドッと届いてから、スケジュールの都合で12月は何と1枚も新譜がなかった月でした。今月も注文する新譜があったとしても、2月に届くものばかりになってしまいそうです。まあ、12月はSACD/CDプレイヤーを買ったしやむを得ないか。その分、ホームページのアルバムコメントの手直しが進みますしね。今日のアルバムは、なんと2人のゲストとデュオで1曲ごとに交代していくアルバムです。どうせならトリオのこの編成で聴いてみたかったな、というのはありますが、プログラミングも入っていて、なかなか面白い感じではありますね。ちなみにジャケ写にある通り「月」のイメージだそうです。昨年のアルバムはストリーミングにありますが、今年のアルバムはまだのようでした。必然的にCDを購入。

 

26丁目 ニューヨーク・デュオ/神保彰(Ds、Prog) featuring ウィル・リー(B)&オズ・ノイ(G)(Electric Bird)
26th Street NY Duo/Akira Jimbo(Ds, Prog) featuring Will Lee(B on 2, 4, 6, 8, 10) & Oz Noy(G on 1, 3, 5, 7, 9)(Electric Bird) - Released 2020. - 1. Joker 2. Sly 3. Outer Limit 4. Cold Stone 5. The Corner 6. Day Crawler 7. Lady Bee 8. 24th Street Boogie 9. Nuff 10. Cross Your Fingers

全曲神保彰の作曲で、プロデュース、アレンジ等も含む。オズ・ノイとウィル・リーが1曲ずつ交代で出てきて、それぞれの個性に合った曲とデュオの演奏でなかなかいいのですが、どうせならこのトリオでの演奏を聴きたかったかな、とも。例えばオズ・ノイとの演奏にはベース・パートはプログラミングになっていて、それはそれで雰囲気的には合っているかな、とも思うし、1曲目の突き抜け度はなかなか面白い個性だと思います。ウィル・リーとの演奏は、加えてある音もあるのだろうけど、ベースとドラムスで成り立ってしまうようなところがなかなかスゴいところ。ただ、あまりタイトなアレンジではなく、それぞれの個性に合わせたセッション的雰囲気と、ある程度スムース・ジャズと硬派なファンクの中間を意識しているのでしょうか。(20年1月1日発売)

2020/01/07

ホームページのアルバムコメント手直し残り200枚

200107excel 4日から調子悪かったうちのカミさんが昨日(6日)病院に行ったらインフルエンザA型との診断。休み明けの会社をまた休みました。実は私も一昨日から風邪をひきそうだという前兆があるので、大事をとって寝たり起きたりです。私もインフルエンザだったら、このブログの更新も止まるので、そう思ってください。ところでホームページのアルバムコメント手直しの残り枚数が1月4日現在で残り200枚にまで減ってきました。残り枚数はある時期からしかカウント取ってませんが、こんな感じです。

’11年12月15日 45ページ 1,163枚
’16年1月1日 31ページ 806枚
’18年1月1日 24ページ 662枚
’19年1月1日 16ページ 471枚
’20年1月1日  6ページ 208枚

重複が30枚以上はあるので(今まさにビル・エヴァンスとエディ・ゴメスが重なってその最中でもある)、年内にゴールに行ける確率が高くなりました。それにしても’99年にはじめてからだから、途中の中断も含め、20年以上かかっている計算になります。当初はECMなどのレーベル物を中心に直していきましたけど、そうするとホームページを始めた’97年9月から、コメント手直しを始めた’99年5月ごろまでに一体何枚のアルバムをアップしたのか、ということにもなります。コメントが非常に短かったので、1度はCDを聴くにしても、かなりの枚数をアップできました。その頃は独立したばかりで仕事もそんなになかったこともありますが。

手直しのペースが上がってきたのはやはりここ4-5年のことで、それまでは直しきるということをあまり考えてはいなかったのと、新譜も多かったし、他にも忙しかったりで、何年もそのまま放っておいたこともありました。ただ、20年間コメントのスタイルを変えないというのは、形式にはめると楽な反面、実際にはある意味評論的なステップアップの意味も含めて、何回もそれを変えるチャンスはあったんですね。私が形式を揃えることを重点的にやってきたことが、正しかったのかどうか。それは皆さんが決めることだし、私もこのコメント手直しの作業が一段落したら次を考える時期かなあ、と思っています。20年前にはこれでも良かったけど、陳腐化してきたのか、どうか。名盤ばかりの紹介の方がアクセスとしては稼げますけど、それではあまり面白くないこともあるし、独自のものができないですしね。まあ、どうなるかは、ブログとホームページとセットにして考えていただければ、と思います。

2020/01/06

Piano Player/Bill Evans

Billpianoplayエディ・ゴメスの競演・参加作の8日目。このアルバムで、アルバムコメントの手直し作業、あと200枚(重複あり)にまで減りました。今日のアルバム、未発表演奏集で年代もメンバーもかなりこちゃまぜ状態です。それでもアルバムにして売ってしまうところがやはりビル・エヴァンスのアルバムだなあ、と思います。特にソニーは所有音源が限られているため、こういうことになってしまったのでしょうね。今は入手可能なのかどうか分かりませんけれども。CDの表記に従っているため、会社名もCBS、Sony、SMEとこれまたごちゃまぜですが、まあ、やむを得ないかなあと思います。ここまでは相当追っかけしていないと聴かないアルバムではないかと。

 

Piano Player/Bill Evans(P)(SME) - Recorded (June 10, 1957, September 9, 1958, February 6 and 8, 1962), November 23, 1970 and May 17, 1971. Art Farmer(Tp on 1), Louis Mucci(Tp on 1), Jimmy Knepper(Tb on 1), Jim Buffington(French Horn on 1), Robert Di Domenica(Fl on 1), John LaPorta(As on 1), Hal McKusick(Ts on 1), Manuel Zegler(Bassoon on 1), Teddy Charles(Vib on 1), Margaret Rose(Harp on 1), Barry Galbraith(G on 1), Joe Benjamin(B on 1), Teddy Summer(Ds on 1), Miles Davis(Tp on 2), Paul Chambers(B on 2), Jimmy Cobb(Ds on 2), Dave Pike(Vib on 3-4), Herbie Lewis(B on 3-4), Walter Perkins(Ds on 3-4), Eddie Gomez(B on 5-11), Marty Morrell(Ds on 11) - 1. All About Rosie (3rd Session) 2. My Funny Valentine 3. Vierd Blues 4. Besame Mucho 5. Morning Glory 6. Django 7. Waltz For Debby 8. T.T.T.(Twelve Tone Tune) 9. Comrade Conrad 10. Gone With The Wind 11. Fun Ride

’98年に初CD化。’57年から’71年までの演奏を集めたもので、11曲中8曲が未発表演奏(1、5-11曲目)。ちょっと時代がバラバラになるのが気になりますが、デジタル・リマスターということでまあまあ音も良いし、ここで大量の未発表を聴けるのは悪いことではないですし。1曲目はジョージ・ラッセルの曲で、2曲目はマイルス・デイヴィスのクァルテットの演奏、3-4曲目はデイヴ・パイクのクァルテットの演奏。ビル・エヴァンス作は7-9、11曲目。5曲目以降はエディ・ゴメスとのデュオ、あるいはマーティ・モレルを加えたトリオの演奏で、統一性があっていいと思います。デュオの時代になるにはまだ早いかと思いますが、当時から臨機応変に演奏していたのでしょうね。エレキ・ピアノを使用している曲も何曲かあります。

2020/01/05

Montreux II/Bill Evans

Billmontreuxii エディ・ゴメスの競演・参加作の7日目。やっとここで録音年月が’70年代に入りますが、録音がいくつ重なろうとも、ビル・エヴァンスは変わらないでマイペースというのがいいですねえ。これは唯一CTIからの発売なんですが、あの独特な方針を持っているCTIも、結局はエヴァンスのいつもの姿を描き出しています。ライナーによれば、ライヴの曲順を入れ替えてあったり、実は19日ではなくて20日の録音だったりするような解説が書いてありますが、ここでは内容を楽しむのがメインということで、あえて録音月日を修正しない方向で聴いていきます。時期的にはVerveからCBSに移籍する隙間での発売ですね。

 

Montreux II/Bill Evans(P)(CTI) - Recorded June 19, 1970. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Introduction/Very Early 2. Alfie 3. 34 Skidoo 4. How My Heart Sings 5. Israel 6. I Hear A Rhapsody 7. Peri's Scope

モントゥルー・ジャズ・フェスティヴァルのライヴ。今回はヴァーヴではなくて、珍しくCTIからこのアルバムは出ています。とはいうもののCTIだからといって特にこのレーベル特有の売れセンを意識しているというような感じはなく、いつもと同じようなスタンスで演奏しています。出だしのアナウンスも入っていますし。ビル・エヴァンス作は1、3、7曲目で、他はスタンダードなど。結局は’75年にまたレコード会社を変えて3まで出てきます。 それにしてもここまでマイペースで演奏と録音ができるのは、すでにビッグ・ネームだったからなのか、どうか。おなじみの曲であっても、良いものは良い、という感じで聴けるのは、やはりエヴァンスが素晴らしいからにほかならないと思います。そしてここにはエディ・ゴメスのベースが必要だなあと。

2020/01/04

Quiet Now/Bill Evans Trio

Billquiet エディ・ゴメスの競演・参加作の6日目。2日目から’69年になっているのですが、なかなか先に進みません。この時期、録音機材の小型化などもあって、ライヴの演奏がバンバン発表されているからだとは思いますけど。当時から公式なアルバムは別にして、いろいろなレコード会社から出ていて、結局CD化されたのは元のレコード会社とは違っていたりと、ディスコグラファー泣かせではありますね。24日の演奏に比べてちょっと荒っぽいような気もしますけど、これはこれでまたエヴァンスらしくていい味出している、ということで、30分間一気に聴いてしまいました。彼に関しては何度も同じ曲を演奏していても、許せてしまいます。

 

Quiet Now/Bill Evans(P) Trio(Jimco) - Recorded November 28, 1969. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Very Early 2. A Sleepin' Bee 3. Quiet Now 4. Turn Out Of The Satrs 5. Autumn Leaves 6. Nardis

オランダでのライヴ。発売会社からすると、元はプライベート録音だったかもしれませんが、音質はけっこう良好。曲目もおなじみのものばかりなので、ある意味安心して聴けます。常に演奏は一定水準だったので、この時期あたりはこういう録音のアルバム、けっこう出ました。収録時間は30分と短めで、全6曲収録。ビル・エヴァンス作が1、3-4曲目、マイルス・デイヴィス作が6曲目と、収録曲の中ではオリジナルが多めなのも特徴。それにしてもエディ・ゴメスのベースもなかなかスゴいのに、あくまでも力強く、そしてスマートに演奏するエヴァンスがあくまでも主役になっているところが、これまたいい。2曲目ではベース・ソロで4ビートを弾いているところがあって、ちょっと意外なアドリブ。タイトル曲の3曲目もしっとりしてます。

2020/01/03

You're Gonna Hear From Me/Bill Evans

Billyouregonna エディ・ゴメスの競演・参加作の5日目。今日のアルバムは昨日のアルバムと同じ場所で同じ日の録音です。まだ数曲未発表曲が残されているようですが(23曲演奏されたらしい)、とりあえず発表されたものだけを聴いても満足いけるものだと思います。有名なジャズ・ミュージシャンだと、彼の亡くなった後、次から次へと未発表アルバムがCD化されてましたけど、よく自分でも追いかけていたと思います。エヴァンスに関しては’80年代から’00年代まで追っかけしていたような記憶が。最近は全部購入はしていないですけど、どれを聴いてもいいのは個人的にはピアニストではエヴァンスだけだというのは今も変わってないように思います。

 

You're Gonna Hear From Me/Bill Evans(P)(Milestone) - Recorded November 24, 1969. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. You're Gonna Hear From Me 2. 'Round Midnight 3. Waltz For Debby 4. Nardis 5. Time Remembered 6. Who Can I Turn To 7. Emily 8. Our Love Is Here To Stay 9. Someday My Prince Will Come

邦題「”ワルツ・フォー・デビイ”ライヴ」。ビル・エヴァンス作ないし共作は3、5曲目で、マイルス・デイヴィス作は4曲目で、他はスタンダードなど。これもちょっと邦題のつけ方を何とかしてくれと言いたいのですが、内容はやはり素晴らしい。これもアルバム「枯葉」と同日の演奏。曲もおなじみのものばかり。2枚出てもまだ未発表の演奏が何曲かあるとのことらしいのですが。エヴァンスを聴いていると、いつも同じようなサウンドカラーになっているので、同じ演奏を繰り返しているように聴こえますけど、細かく聴いていくとアドリブなので、当然違ってきます。それはエディ・ゴメスにも言えることで、それがあるから当時から続々出ていた発掘音源がこれだけもてはやされるのでしょう。演奏のクォリティも安定していますし。なかなか。

2020/01/02

Jazzhouse/Bill Evans

Billjazzhouseエディ・ゴメスの競演・参加作の4日目。ひたすらビル・エヴァンスのリーダー作が続きます(26回続く予定)。生前出ていた公式盤だけでも結構な枚数になるのですけど、海賊盤とまではいかないけど、元々私家録音のものまでけっこう集めていましたね。このアルバムはまだ消費税がなかった時代に買ったCDですが、Victorから出ていました。この当時のCDの特性として、音圧がかなり低いのです。なので、いつもの音量になるまでヴォリュームをかなり上げなければなりません。まあ、音圧高めでゆがんだ感じがするものよりはいいのですけれどもね。また、ジャケット写真が、あとから作った感があって、センスはいいのですが、泣けますね(笑)。

 

Jazzhouse/Bill Evans(P)(Milestone) - Recorded November 24, 1969. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. How Deep Is The Ocean 2. How My Heart Sings 3. Goodby 4. Autumn Leaves 5. California, Here I Come 6. Sleepin' Bee 7. Polka Dots And Moonbeams 8. Stella By Starlight 9. Five (Theme)

邦題「枯葉」。ビル・エヴァンス作はラスト9曲目。ちょっと邦題のつけ方を何とかしてくれと言いたいのですが、内容は素晴らしい。’88年にはじめて出た、デンマークのカフェ・モンマルトルでのライヴ。もともとプライヴェート録音とのことですが、ちょっと音圧は低めだけれど、まあまあの音質です。スタンダード中心です。 おおむね、どのアルバムの演奏も似たような感じではありますが、やはりジャスなので、ここだけのフレーズもあります。それを追いかけてこういう私家音源がもとになったものも追いかけている価値はあると思います。やはりエディ・ゴメスの演奏は超絶的ですね。ジャケットとかはあとから公式盤になったということで、それらしさは出ていますけど。エヴァンスにのめり込むと、こういうアルバムにたどり着きます。

2020/01/01

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

ホームページやブログに関して、今までは変化があるようであまり変化がなく過ごしてきましたが、今年は大きく変化が出てくるんじゃないかと思います。それは、(1)昨年秋に導入したストリーミング配信の影響で、CDの購入基準が今までと変わってくるんじゃないか、あるいはストリーミング配信のものをブログアップする可能性(CDのアイデンティティが崩れる可能性)、(2)ホームページのアルバムコメントの手直し作業が、今年中には終わる可能性が高い、という2つのことです。今日現在で残り208枚(重複あり)。

特に(2)のコメント手直しが終了したら、次は何をやろうかと考えています。購入する新譜も以前より減ってきてますしね。まあ、根っからの音楽好きなので、そんなに真剣に心配することもないかとも思うのですけど。いざとなったらホームページだけに掲載されているアルバムをブログに移していくのもいいかなあと。

昨年、消費税が10%に上がったがために、CDの購入意欲がだんだん下がってきた、というのもあります。CDベースだと小さい金額の値上がりですけど、昨年秋に家の外壁塗装をやった時は10%に上がっていたので、その時に支払った消費税分で、家の1年分の固定資産税をまかなえたほどでしたからたまりません。10%だから暗算できるから便利なんて意見を時々見ますが、100万、200万単位での出費があったとき、さすがに重税感はぬぐえません。そういったものに押されて、CDに使える金額は減ってきているような、今のところは気分的な感じの範囲ではありますが。

下の子供も今春から社会人になるので、その分楽にはなるとは思いますけど、世の中の景気動向が心配です。そこで結局(1)のストリーミング配信(月額定額制1,980円)に今後頼ってしまうんではないかという方向性がクローズアップされていくのかなあと。本当ならCDがあるうちはCDで行きたい、とは思ってはいるのですけれども。

演奏の方ですけど、ライヴ活動は少し間隔が開いてくると思います。なんと少し前までは考えもしなかった年齢という敵が忍び寄ってきて、若い頃にはフレットレスとの重いベース2台持ちであちこち行けていたのが、今では軽いベース1本でないとつらくなりました。7-8年前から、いろいろベースを売ったり買ったりしていたのも、あの頃はいろいろやってみたかったことがあったのですが、結局は年齢でメインの1本に落ち着いたという感じになってしまいました。ならば回り道しなければ良かったのですが、それはそれで後悔はしていません。こちらの方は細く長くやっていければと思います。

音楽的には今年もいい年にしたいなあ、と思います。微力ながら情報発信は続けていきますのでよろしくお願いします。

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