Criss Crossレーベルの新譜は終了か
もうだいぶ前の話になるけど、10月31日にCriss Crossレーベルのオーナーであり、プロデューサーのGerry Teekens氏が亡くなりました。以前、ちょっとだけこのことには触れているのですが。10月発売予定の「From Here To Here/David Gilmore」(おそらくCriss Cross 1405になるはず)は現在に至るまで公式サイトの発売にも書かれてなくて、通販の方でも何の音沙汰もないとなると、販売できる状態までに持って行けなかったのかな、と思います。これでレーベルが終わってしまうのかどうか。
https://www.crisscrossjazz.com/
オランダのレーベルでありながら、アメリカのミュージシャンを多く起用して、本格的なジャズのアルバムを’81年から出し続けていました。私が最初に出会ったのは今世紀になってからなんですが、その後気に入ったミュージシャンを集めるようになって、その数年後には未CD化の3枚を除いて全部CDで集めてしまっていました。もう14-15年ほど前のことになります。当時はこのレーベルは勢いがあって、年に3回、5枚ずつ新譜を発売していました。その後徐々に1回あたりの枚数が少なくなってきて、このところは年に5枚程度だったのが気になってました。今あるアルバムの在庫は販売は継続するとは思いますが、おそらく新譜が出なくなると思われ、残念です。
今まではホームページをはじめてから、追っかけしていたミュージシャンが亡くなるということは増えてはきましたが、レーベルでは初めてのことです。あとはECMの追っかけもしていますけど、あちらには後継者となる人材がいる模様(成功するかどうかは分かりませんが)。現代ジャズも含め、Criss Crossは正統派ジャズが多かったでした。こちらも集めていた時点で入手困難になってしまったCDがいくらかあって、中古で見つけたりということもあったので、何とか集めきったのはラッキーだったかもしれません。これから手を広げない限りは、こうやって徐々に追っかけるレーベルやミュージシャンが減っていってしまうんだな、と思いました、遅ればせながらGerry Teekens氏のご冥福をお祈りいたします。
(20年3月10日追記)本来なら昨年10月発売予定だった「From Here To Here/David Gilmore」は出荷見込みが立たず、大手通販よりキャンセル通知が来ました。やはりこれで終わりということなのでしょうね。
(20年6月7日追記)本家ホームページに「From Here To Here/David Gilmore」(Criss Cross 1405)が6月リリース情報として掲載されていました。おそらく出ると思うのですが、まだ大手通販サイトでは予約できなくて、コロナの影響もあり日本での販売は少し遅れるのでは、と予想されてます。ただし、ストリーミングではすでに聴くことができます(私はAmazon Music HD)。
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