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2019/12/17

Cerberus/OM

60032JAPOレーベルでECMにて別番号で編集、CD化のアルバム。OMは4枚出ていて、1枚目がセルフ・プロデュース、2-3枚目がThomas Stwosandのプロデュース、この4枚目がマンフレート・アイヒャーのプロデュース。なのでECMで編集盤で出るときに、このアルバムからは全曲収録された意味が分かりました。6曲目では静かなフリー・インプロヴィゼーションが10分にもわたって演奏されているのは、アイヒャーの嗜好でもありますし。まあ、今回はOMを元の形で4枚聴けたのは収穫でもありました。このアルバムに関しては、JAPOではなくて、ECMの方からの抜粋聴きではありますけれど(5-10曲目)。

 

Cerberus/OM(JAPO 60032)(ECMにて別番号で編集、CD化) - Recorded January 1980. Urs Leimgruber(Ss, Ts, Wooden Fl), Christy Doran(G, G Synth), Bobby Burri(B), Fredy Studer(Ds, Gongs, Per), Erdman Birke(Accordion) - 1. Dreaming For The People 2. Cerberus' Dance 3. Asumusa 4. At My Ease 5. Earworms 6. Eigentlich Wollte Johann Aud Dem Mond Den Andern Jazz Kennenlernen

(19/12/15)2、6曲目が全員のインプロヴィゼーション、1、3-4曲目がChristy Doran作、5曲目がUrs Leimgruber作。そしてマンフレート・アイヒャーのプロデュース。心なしかECMサウンドに寄り添っているような気が。そんな雰囲気で割と静かにはじまり、すぐにアップテンポでスリリングな展開になったり静かになったりする1曲目、ECM的でもあって、ややまとまっている感じのフリーを演奏する2曲目、内省的でゆったりとした流れに身を任せるバラードの3曲目、浮遊感のあるラテンリズムでノリはいいんだけど淡彩色的なイメージがあり、中盤静かになってベース・ソロの4曲目、ややにぎやかながら、8ビートでどことなくスマートな面も持ち合わせている5曲目、静寂の中から湧き上がるような、それでも静かなフリーの6曲目。

他のアルバムのセレクトと一緒に、全曲が’06年にA Retrospective/OM(ECM 1642)として再発。

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