What's New/Bill Evans with Jeremy Steig
エディ・ゴメスの競演・参加作の2日目。一気に時代は’69年に飛びます。この間に有名な「お城のエヴァンス」がありますが、これに関してはジャック・ディジョネットのところでコメント済みです。ゴメス関連のビル・エヴァンスのアルバムが’77年まで続きますが、そこまでがけっこう長いだろうなあと思いますけど、今回のアルバムも、ちょっとコメントはグダグダぎみですが聴いていてやはり楽しいアルバム。改めて自分にとってジャズ・ピアニストとはと聞かれると、エヴァンスの名前が真っ先に上がってくるだろうなあ、と思います。エヴァンスのアルバムコメント、似たようなものばかりになってしまうので気が重かったですけど、やっていく気になりました。
What's New/Bill Evans(P) with Jeremy Steig(Fl)(Verve) - Recorded January 30, February 3-5 and March 11, 1969. Eddie Gomez(B), Marty Morrell(Ds) - 1. Straight No Chaser 2. Lover Man 3. What's New 4. Autumn Leaves 5. Time Out For Chris 6. Spartacus Love Theme 7. So What
ビル・エヴァンスの作曲は5曲目のみで、他はジャズメン・オリジナルかスタンダードなど。特に4曲目に「枯葉」が出てきます。フルートのジェレミー・スタイグをゲストに迎えた演奏。フルートの息の抜け方や吹き方が独特で、まるで尺八のように感じられるところもあるので、好みが分かれるところですが、私は好きです。曲もおなじみのものが多く、何度も聴きました。1曲目のセロニアス・モンク作で、この4人の非凡なインタープレイが聴けて、なかなかやるなあと思わせるところはこのメンバー。2曲目のバラードも落ち着きますが、やはり名人級の演奏ではないかと。タイトル曲の3曲目、有名な4曲目と、飽きさせずに進行していきます。そして時間の過ぎるのも忘れる頃に8曲目の少しワイルドなフルートの「So What」で幕が。
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