New Marks/Contact Trio
JAPOレーベルの未CD化作ストリーミング配信聴き。このアルバムなんかはECMで出てもいいような内容のアルバムですね。ただしハードな場面もあるにはあるのですが。このアルバムもThomas Stwosandのプロデュース作なので、JAPOになったのかなあ、と思います。ミニマル的な要素もあったり、曲の中でどんどん変わっていくことも多かったりとなかなか面白い内容になっています。ベースもアコースティックなのだけど、エフェクターがかかっている場面がありますし、これもこの時代のサウンドなのかなと思います。録音がもう’78年ですがJAPOレーベルの最後の録音は’85年のものがあるので、知られているようであまり知られていないレーベルかもしれませんね。
New Marks/Contact Trio(JAPO 60024)(ストリーミング配信) - Recorded January 1978. Evert Brettschneider(G), Aloys Kott(B), Michael Jullich(Per, Marimba, Vib) - 1. Happy 2. Circle 3. The Quick Brown Fox Jumps Over The Lazy Dog 4.Stoned Tunes 5. New Marks
(19/12/14)1曲目がEvert Brettschneider作、2曲目がAloys Kott作、3-4曲目が2人の共作。ある意味ギタートリオということで繊細な感じもあり、なかなか面白い。ある程度静かなサウンドを基調にしつつも、内容がドラマチックに目まぐるしく変化していくような1曲目。この曲ではPer、と書いてあるけれど、ドラムスですね。ベースソロがからはじまり、ユニゾンの速いパッセージの後にゆったりとした場面が訪れる、これも場面変化が多い、ミニマル的要素もある13分台の2曲目、テーマが印象的な、渋いフリー的なアップテンポの4ビートでスリリングに展開する3曲目、静かな曲だけどパッセージが速く、ベースのエフェクターの効き具合も効果的な4曲目、メカニカルでゆっくりなテーマから幽玄な雰囲気もある世界の5曲目。
(’19年7月より順次配信)
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