Three Crowns/Maciej Obara Quartet
ECMレーベル新譜聴き3日目。今日はMaciej ObaraのECMのセカンドアルバム。ファーストの時はマンフレート・アイヒャーがプロデュースだったのが、今回はスティーヴ・レイクです。レイクというと、けっこう過激なフリーとか、そういうイメージもあったのですが、そろそろ誰を後継者にするかを検討している段階かもしれないですね。このアルバム、特にアイヒャーのプロデュースと比べて、そんなに変わったところはない気がしています。Criss Crossレーベルのオーナーが10月31日に亡くなりましたが、後継者がいるかどうか分からないところを見ると、ECMでもそういう対策をしているのでは、と思わせる部分があります。
Three Crowns/Maciej Obara(As) Quartet(ECM 2662)(輸入盤) - Recorded March 2019. Dominik Wania(P), Ole Morten Vagan(B), Gard Nilssen(Ds) - 1. Three Pieces In Old Style (1) 2. Blue Skies For Andy 3. Smoggy People 4. Little Requiem For A Polish Girl (Tranquillo) 5. Vang Church 6. Three Crowns 7. Glow 8. Mr. S
(19/11/21)Maciej Obara作が2-3、5-8曲目、Henryk Mikolaj Grecki作が1、4曲目。スティーヴ・レイクのプロデュース。ポーランドとノルウェーの混成グループ。1曲目からゆったりとそして繊細なバラードを奏でています。それでも2曲目は哀愁のある、盛り上がりもある雰囲気で、勢いがある部分も。バラードながらサックスがしっかりとしている3曲目、しっとりとした、それでいて不安感のあるメロディが続くバラードの4曲目、空間的なピアノから、サックス・ソロではじまり、8ビート的なフレーズが飛ぶような感覚が気持ち良いジャズしてる5曲目、ドラム・ソロではじまり、フリーがちで穏やかに飛翔する6曲目、メカニカルなメロディの動きをするフリーに近い盛り上がりの7曲目、しっとり系メロディのバラードで幕を閉じる8曲目。
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