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2019/10/10

Patience/Tom Van Der Geld And Children At Play

1113 ECMの未CD化作品のストリーミング聴きが続きます。このアルバムは、やはりリーダーの知名度と演奏の内容で、CD化されなかったのかな、と思います。演奏内容も内省的な部分もあるし、盛り上がるところもあるけど、マニアックな感じもけっこうプンプンしてます。まあ、それを今になって聴けたのは幸いですけれども。「ECM Catalog」によれば、メンバーは皆アメリカンだそうですが、名前からして、ヨーロピアン主体のようなサウンドを奏でているのはECMマジックでしょうか。何となく4曲目は日本の雅楽の影響が感じられたのだけど、実際そうなのかどうかは、分かりません。でも雰囲気はけっこうでてましたねえ。こういうアルバムも聴いていくと、ECMに関して感じる欠けたピースが埋まっていきます。

 

Patience/Tom Van Der Geld(Vib, Per) And Children At Play(ECM 1113)(ストリーミング配信) - Recorded May 1977. Roger Jannotta(Ss, Bs, Fl, Oboe, Bcl), Kent Carter(B), Bill Elgart(Ds, Per) - 1. Patience 2. Golden Stars 3. Alison 4. Celia 5. And Then...

(19/09/30)5曲目が全員のインプロヴィゼーション、2、4曲目がRoger Jannotta作、1、3曲目がTom Van Der Geld作。内省的なフリーという感じで、静寂から時間をかけて穏やかな演奏に持っていく、空間を非常に活かした形でのサウンドのタイトル曲の1曲目、3連4拍子という感じの、割と元気の良くてヴァイブラフォンが熱を冷ますような演奏をしてある意味スピリチュアルとも言える、不思議なテーマをラスト近くに持つ2曲目、ヴァイブラフォンではじまり、少し端正なテーマで静かに進行していく千鳥足的バラードの3曲目、オーボエやドラムスなど、雅楽を聴いているような出だしから、穏やかなヴァイブラフォンのメロディが流れる4曲目、フリー・インプロヴィゼーションといっても静かなやり取りで、後半盛り上がっていく5曲目。

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