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2019/10/29

Faces/John Clark

1176 ECMの未CD化作ストリーミング配信聴き。今日のアルバムはリーダーがフレンチホルンと、非常に珍しいです。そしてヴァイブラフォン(マリンバ)、チェロ、ドラムスと楽器編成も変わっています。そんな中でも出てくるのはECMらしい音。演奏自体はちょっと地味かなとも思えるけど、フレンチホルンでここまでバリバリ吹ける人は他ではそういないだろうし、私も音源を聴くのを首を長くして待っていたひとりです。未CD化で一定の法則を見いだせなかった中の1枚。要するに選ぶところからこぼれていたんだろうなあ、と推測するしかないですね。できればCDで聴きたかったですが、ECMという観点からすれば、けっこうよくできたアルバムだと思います。

 

Faces/John Clark(French Horn)(ECM 1176)(ストリーミング配信) - Recorded April 1980. David Friedman(Vib, Marimba), David Daring(Cello), Jon Christensen(Ds) - 1. The Abha Kingdom 2. Lament 3. Silver Rain, Pt. III 4. Faces In The Fire 5. Faces In The Sky 6. You Did It, You Did It!

(19/10/26)1-3曲目がジョン・クラーク作曲、4-6曲目が4人のフリー・インプロヴィゼーション。ジャズでフレンチ・ホルンのリーダー作とは珍しい。楽器構成も特殊。穏やかな出だしではじまりある意味重厚な雰囲気もある前半から、中盤はマリンバとドラムスも入って割と激しい応酬に、そして終わりはまた静かで叙情的になる15分台の1曲目、ドラムスがバックで静かに叩き続ける中、フレンチホルンその他の楽器が陰影を伴い漂うように流れていく2曲目、明るいカリブ(ラテン?)的なリズムに乗って、ホルンも超絶テクニックで進む3曲目、緊張感を伴いながら、まるで作曲されたような哀愁とやや勢いのある4曲目、牧歌的な広がりを感じるゆったりとした5曲目、バロック音楽のようなメロディを持っている優雅な6曲目。

(’19年7月より順次配信)

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