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2019/10/18

Four/Satoko Fujii/Joe Fonda

Fujiifour 輸入盤なんだけど国内盤扱いの藤井郷子さんのアルバムが新譜で届いてます。あと1枚は今日(18日)に届く予定なので、ちょっとこの辺アクロバットかな。ジョー・フォンダとのアルバムも4作目になると、かなり緊密度が増していて、フリー・インプロヴィゼーションなのに1曲目の美しさはまるで作曲されたもののようです。その反面7曲目のようにフリーらしいフリーの演奏もあり、変化に富んでいます。ライヴ収録だけど、曲がつながっているように聴こえていて、観客の拍手はないです。今回はこのように曲がつながった感じがなかなかいいですね。むしろ1-5曲目を1曲ととらえてみてもいいのかも。藤井さんは多作ですが、やはりアルバムごとに特色があるのがいいですねえ。

 

Four/Satoko Fujii(P)/Joe Fonda(B, Fl)(Long Song Records) - Recorded September 6 and 7, 2018. Natsuki Tamura(Tp on 6-7) - 1. Painted By Moonlight 2. Diamonds In The Rough 3. Cannot Do More 4. Gift From Billy 5. The WInd As It Bends 6. Stars In Complete Darkness 7. We Meet As 3

「Four(4)」とは4作目の意味かだろうか。1-5曲目が2人の、6-7曲目が3人のフリー・インプロヴィゼーション。完全なフリーとは思えないほどに、1曲目のタイトルが示す通り、詩的なメロディが現れてきて、耽美的な美しいサウンド。曲が先でタイトルが後なのかもしれませんが。ベースのアルコとピアノのやや激しい語り合いの続く2曲目、やはりアルコとピアノで、深淵の世界をのぞき込むような3曲目、ジョー・フォンダが出だしのみフルートに持ち替えて、ピアノも空間的な訥々としたやり取り、ベースも特殊な音を出素4曲目、そのまま嵐に突入する5曲目、目の前の暗闇からエネルギーが湧き出てくるようなドラマチックな22分台の6曲目、静かでフリーな対話から盛り上がっていく、ベテランならではの12分台の7曲目。 (19年10月12日発売)

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